Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

あ、ベッドが空いてません。

2008-04-06 10:30:18 | Weblog
あ、ベッドが空いてません。      2008-04-06

こう言われて、救急医療の現場で、病院を幾つも、たら
い回しされたとか、何時間も救急車で探し続けたという
ニュースを聞きます。心が痛みます。自分がそうならな
いことを祈るばかりです。救急隊は地方自治団体の運営、
病院は厚生労働省の管轄で、なんかしっくり行って無い
ような気がする。国は指導力を発揮して、上手く行って
る地域の仕組みを、問題の多い地域に移植したり、良い
モデルを標準化するなり、基本的には医療体制を充実さ
せるようにして欲しい。こういうことこそ、国しか出来
ないのだから。

昨日、医療通訳の勉強会で、最近の出産事情を教わりま
した。産科の医師不足は横浜にも影響を与えていて、出
産に関する状況は日に日に悪くなっているとのことです。
例えば、いわゆる大手病院の中にも産科を閉じるところ
が出て来て、妊産婦にとって不便な場所の病院に行かざ
るを得なくなったり、ここは良いと思った病院のベッド
を予約出来ない状況が深刻化してきているそうです。

最近は、医師に会えないで、つまり病院の窓口で、
『その日はベッドが空いてません、他所へ行ってくださ
い』と言われるケースが多くなってきてると言うのです。

その日とは出産予定日です。つまり、私妊娠したような
ので、お願いしますと病院へ行く。すると窓口で、最終
の生理は何時でしたか?と聞く。仮に2月1日ですと答え
たとする。すると、2月に9足して11月、1日に7足して8
日。出産予定日は目安として、11月8日になるそうです。
そしてベッドの予約表を見て、このセリフになると言う
のです。(これって医師法違反じゃないのかな?)

これから出産を予定乃至は期待しているご夫婦に、是非
注意して欲しいことは、いわゆる良い病院、費用が安く
て設備が整っていて、良い医師が居て、異常分娩にも適
切に対処してくれて、なおかつアクセスの良い病院での
受け入れ体制が、早くしないと締め切られてしまう傾向
にあると言うことです。

早くとは、医師が妊娠したと認定した日から、なるべく
間を置かないでの意味です。その日から5週くらいで、
良い病院にかかり、出産時のベッドを確保することが肝
心です。5週と言うのは、妊娠したかな?と思ったら、
すぐ市販の妊娠判定薬で調べ(勿論これを病院でやるこ
とは出来るが、高い)陽性だったら、良い病院へすぐ行
く。すぐ行かないと、4週や5週にすぐなってしまう。

そしてすぐ母子手帳を貰い、妊娠に関係するいろいろな
検査を母子手帳の別冊の無料券で、やれるものはやって
貰う。2万円から3万円分の検査が、母子手帳の無料券で
出来るようになっているそうです。基本的に、産科の医
師不足は、国の指導力で対策を施し、増やす努力をしな
ければ解決出来ない問題ですが、今から良い対策を取っ
たとしても、実際に医師が増えて来るのには、10年掛か
りますよ。厚生労働省、やることいっぱい有りますね。