Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

お歳暮仕分け作業体験

2007-12-09 09:56:23 | Weblog
お歳暮仕分け作業体験            2007-12-09

一昨日の仕事そのものは面白くも何ともないものでしたが、
仕事に行く、仕事をする、終わって帰る一連の状況・場面は、
自分がその場に居て、面白い点がいろいろ有りました。

まず、集合してから仕事場に集結する場面ですが、私の場合
は、前日の夜9時半に、人材派遣会社から「明日お願いできま
すか?」と言う電話が入り(と、言うことは私はその会社に登録
してあったんですね。それすら忘れていましたが)、自分の予定
を確認した上で、良いですよと言ったら、○○駅の改札を出て
○○銀行の前に何時に集合、家を出る時に、出発call、集合
地点に着いたら、到着callをすること。と指示されます。

到着callをすると、「我が社の者が居る筈ですから、見つけて
下さい」とのこと。それらしい人に声掛けると、そうでした。その
人が「はい○○サービスです」と言うと、15~6人ほど集まって
きた。2班に分けられて、歩き始める。全員が知らない同士では
無く顔なじみも居る。知ってる同士は話をしながら、知らない同
士は黙々と歩く。でも、こういう時は話しかけた方が絶対に良い。
「何度か来てるんですか?」とか「私初めてなんですよ」とか、
なんでも良いから話しかけること。相手が何度か来てる人なら、
職場に入った時に、トイレの場所、トイレへの行き方、随時で良
いのか、休憩時間以外はだめなのか。昼飯はどこでどう取るの
か、いろいろ聞ける。本来は派遣会社のリーダーが説明すべき
事項だが、ちゃんと説明してくれるかどうかは、その場になって
みないと判らない。

仕事は、お歳暮の仕分けですと聞かされていたが、何をするの
かは、何も判らない。行ってみて、やってみないことには、何も
判らない。仕分けの本業はベルトコンベアの上の箱(何万個流
れて来るのか判らないが、某デパートの綺麗な包装紙に包まれ、
お歳暮ののし紙が掛けられ、配送伝票が貼られている。送り主
と荷受け主の住所氏名、到着指定日時、配送先のコードNo,
等々のデータがある)を行き先別に仕分ける。仕分け台は8台
程で、1仕分け台が8カ所に細分化されるから、行き先は64カ所。

流通会社の宣伝ビデオでは、配送先はバーコードで自動的に
読み込まれ、行く先に従って自動的に振り分けられるのをよく見
る。あるいは、ICタグが付いていて、センサーが読み取って、自
動的に行き先別に仕分けられることになっているが、ここではそ
れを人間がやる。

仕分けられた箱は、大きな籠(1.5m x 2mで高さが1.5mほど
で、しっかりした車輪が着いている)の中に積まれる。籠ごと
フォークリフトでトラックに積まれて運送会社の拠点まで運ば
れる。だからお歳暮の箱は、荷崩れしないように大きな籠の
中に積まれる。サイズのマチマチなお歳暮が、同じ大きさの
物が積み重ねられ、その山が、他の山と上手く組み合わされ
て、籠の中に収まる。上手く収まるかどうかは、仕分けマンの
腕次第で、これは機械化・自動化は出来ない。(今のところは)。

私のような新米が仕分けをやると、荷が上手く収まらない危険
があるから、新米は誰でもできそうな仕事に廻される。さっきの
大きな籠が満タン(実際は高さで60%程)になったら、それを
動かす。行き先別に指定の場所に押して行く。だから、車輪で
他人の、または自分の足を轢いてしまうと労災の発生です。

この仕事は、この職場では、外回りと呼ばれる。外回りは3人
だったが、随時違う場所に引き抜かれる。デパートから新規に
荷物が届くと(これもさっきの大きな籠に入って届く)籠からベル
トコンベアの上に投入する役に廻される。

外回りの新米2人が引き抜かれると外回りは、ベテラン一人が
やることになるがこれが大変。次から次へ籠が満タンになるから
空の籠を持って行って、満タンの籠を移動させる。凄い力仕事に
なる。こんな無茶を、トラック会社は平気で命じる。この場所は
某デパートの集配センターだが、この作業の実際の管理は、
某運送会社が仕切っている。でもトラック会社の人も、外回りが
どうなっているかは見ていて、派遣会社の作業者が、本当に潰
れてしまわないように注意しているようだ。体力に自信がなかっ
たら、外回りは辞めましょう。(と、言っても自分ではどうにも
出来ないんですがね。)                 -続く-