Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

久しぶりの食事会

2006-04-02 08:13:30 | Weblog
久しぶりの食事会
先日昨年11月まで勤めていた会社に、今回の仕事の就任の挨拶に
行きました。その時に、一度食事会をと誘われていたこともあり、
昨日、懐かしのTEDA開発区に行きました。晴れた金曜日の夕方は、
何が無くてもわくわくするものですが、夕方、懐かしい人達と食事
をともにすることが決まっていると、特に楽しいものです。

会社が終わって、いつもなら職員用のバスで市内に戻るか、幹部
職員用の車で戻るかですが、昨夜は、会社の前を通りかかったtaxi
を捕まえて電車の駅「東麗開発区」へ、そこから電車に乗って20
分程で「TEDA」駅に着きます。そこからtaxiで10分でTEDA第三
大街のレストランの集積する一角へ、その中の香河肉餅の店へ
入ります。香河は土地の名前だそうでそこでは肉餅が名物とか。
肉餅はクレープのような皮(小麦粉を水で練って薄く焼いて、軽く
焦げ目がついてる)で肉あるいは野菜の炒めたものを挟んであります。

これが熱々で出てきます。良い香りで美味しいんです。(日本では
見たことがありません)大きなフライパンで焼いた円形を、ピザの
ように8等分されて出てきます。私が店に到着すると、副社長と
製造部長が既に来て居てニコニコ迎えてくれました。程なく、
女性のリュウさん(職場長)と製造課長のショウさんが着ました。
リュウさんと握手をしようとすると、その手を払いのけてリュウ
さんはがっちりとハグしてきました。「大爺(ダーユエ)元気ですか、
また会えて嬉しいです」と言ってくれました。ショウさんともハグ、
続いてやってきた製造副部長とも品質課長ともハグです。

料理を注文するのは製造部長、私の好みを知っているので、肉餅の
野菜と肉の両方を頼み、魚料理は私の希望で平目の煮付け、肉が
一切食べられないショウさんのために野菜料理を2種類頼み、スープ
は茸、セロリと海老の炒め、と次々に注文。酒は、ビールと白酒。
白酒(パイジュウ)は、大爺が選んで下さいとのことで私が帳場へ。
中国のレストランでは入り口に帳場があって、そこに奥さんか主人が
座って、会計をガッチリ握っていますが、その後ろに酒が展示して
あって、その中から選んで注文します。白酒は雑穀から造る蒸留酒、
中国各地に、無数のメーカーが在り、中でも貴州の茅台酒(マオタイ)
が日本でも有名です。度数は38度が普通で、値段が高いものでは50
数度にもなります。

私が選んだのは湖南省の38度のもの500mlです。箱の説明を読もうと
すると店の主人が自分のメガネを外して、私に差し出しました。
すると酒選びに付いてきてくれたリュウさんが、不要了(プーヨンラ)
と断りました。主人は身体好(シェンテイーハオ)お元気ですねと
言って笑ってました。これで、部屋に戻って、皆で乾杯です。料理は
次々に出てきます。新しい料理は必ず私の前に出されて、私が小皿に
取ると卓が廻って行きます。一段落すると、一人一人の乾杯が始まり
ます。先方が私を名指しして乾杯となり、それが一巡すると、私が
相手を指名して乾杯になります。

白酒の飲み方は、昔は小さな杯に注いで、乾杯してました。相手が
乾杯して杯の底をこちらに見せた場合は、こちらもそうしないと
いけません。それは大変に厳しい儀式でしたが、今は普通のビール
グラスに注いで、隋意(スイイ)と言って、ちょびっと飲むのが
普通になりました。(大助かりです)但し、こちらのグラスの底に
少ししか残っていないような時は、先方が乾杯と言うと、乾杯に
なります。忘年会のような大人数の宴会では、大変なことになります。
今回は、楽しく、ほどほどに飲みながら歓談しました。有難い、嬉しい
宴会でした。みんな、皆、有難う。貴方達の友情を私は忘れない。