天津150 5609
中国最新情報↓の発行するメルマガ6月7日号に、以下の2つの記事が出て
http://trainning.atmarkchina.com/ いました。
●a:中国人の海外旅行ショッピング支出は世界トップ
ACニールセンと世界免税協会(TFWA)が共同で行った最新調査によると、中国
人の観光客が海外旅行で費やすショッピング費用は987米ドルに上り、世界最大
だという。
この共同調査は、北京、上海、広州各都市の計1500名、ここ半年以内に香港、
マカオ、アジア、EUへ、ビジネスまたはレジャー旅行を行った中国人にインタビューを行い、
彼等の海外旅行及びショッピングにおける態度、考え方、行動について調べたものである。
世界免税協会研究副主任のトム・ランキン氏によると、「2004年、中国人
の海外旅行者数は1900万に上り、2003年同期比43%増となった」。
「中国人の1回当たりの旅行総消費は日本よりも低く世界第2位であるが、ショ
ッピング支出においては世界第1位である。ショッピング支出は平均で旅行総予
算の3分の1を占めている」
●b:深セン 7月1日から最低賃金を調整 全国最高額に
深セン市の最低賃金基準が7月1日から大幅に調整される。 調整後の深セン特区
内及び外の最低賃金はそれぞれ月額690元(現行レートで8,970円)、月額580元
(現行レートで7,540円)になり、現行基準よりそれぞれ80元、100元高くなる。調整
後の深セン特区内最低賃金レベルは中国各省市トップになる。
aの記事を読むと、中国人の観光客が海外旅行で使うショッピングの額が、10万円を
超え、世界最大であり、日本がその次らしい。bの記事では、月額最低賃金が、
経済特区の外の人は7,500円程で、この額でaの額を割ると14か月分の賃金に
相当する。最低賃金を貰ってるような労働者が、海外旅行をする訳は無いのだろうが、
両方の記事が事実であろうから、現実の中国はこうなんだと理解するしかない。多くの
人が低い賃金で働いており、同時にお金のある人は海外旅行も楽しんで、買い物も
じゃんじゃんすると言う事か。ここで言う外国には香港も含まれており、そのうち台湾も
対象に入ってくる。台湾が中国人の旅行可能地域になる問題は、中国政府の方が
積極的で、台湾政府の方が慎重であるとのことだ。日本も含まれて、TDLは人気
スポットの一つだそうだが、中国人にとっては、日本よりもヨーロッパ、近距離で人気
なのが、香港以外では、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイだそうである。
そのうちに、海外旅行に出かける人の数でも、中国に抜かれるんでしょうね。