今日の考え事〈applemint1104〉

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「営業部長・吉良奈津子」1話の感想

2016-07-24 10:24:49 | ドラマ
何か難しいところを突いて書いてきたなーという印象です。
広告代理店にいて、産休で3年休んで会社復帰した吉良奈津子(松嶋菜々子)は、元敏腕クリエーターとして名をはせていました。
が、産休明け、いきなり営業開発部長に命じられました。
 
「3年も休んで前と同じ待遇だと思うなよ、会社は女性を部長に据えて意識の高い会社として世間にアピールしているんだ」と遠慮なしにはっきり言われます。
営業の経験もないのにいきなり部長とは、これいかに…。
 
そして「開発」のつく胡散臭い部署は何やら訳ありのよう。
復職一日目で早くも上から目線でバッタバッタ社員にダメ出しする奈津子。なかなかしたたかです。
しかし、3年いない間に環境は激変し、広告はデジタルに追われて落ち目。
営業開発部の社員は努力しても営業が取れず、疲れ切って疲弊していたのです。
 
奈津子は昔関わった「北のおやじ」の回転ずしが急成長しているのを見て売り込みに行きます。
しかし6年前、社長は奈津子にCМの制作を依頼したのに、部下に回されてしまったのでした。
その恨みを決して忘れないという社長。
奈津子は6年前に自社がどんなCМを作ったのか調べ、社長に接近します。
そしてプレゼンの承諾を取り付けます。
元部下で今ディレクターの高木と協力して意外なプレゼンで競合会社に迫るも…
残念ながら結果は敗北。
 
しかし社長から次回のチャンスをあげますよという確約を取り付けたのでした。
めでたしめでたし…と思いきや、
実は会社には陰謀があったのでした。
奈津子はこの部署ごと潰されてしまうのか…
色んな話を詰め込んだ、複雑な内容でした。
 

吉良奈津子という産休明けの彼女が職場復帰して子育てしつつ仕事を頑張るというのは女性の共感を呼びそうなのですが‥
ちょっと待てよ、彼女は特別な才能を持つキャリアウーマンなのです。
今回の話も、広告界の話。
6年前のクライアントの私恨だとか、内部のクリエーターとの確執とか、
部署を変えられ理不尽さに驚くが頑張る様子とか、普通の私たちには縁遠い話です。
「ふーん」と眺めるだけの、共感の薄いものでしかないのです。
 
井上さんってこういう、社会の中で切磋琢磨して成長する話が得意ですよね。
まぁどうなのかな。描き方によると思うんだけど、この業界の話が視聴者の気持ちをつかみ引っ張ることができるのか?
今のところ、子育ての大変さは付け足しのような気がしますが‥。
このまま専門的な話に入って行くようなら、飽きられるかもしれませんね。
広告界は今まで特殊な世界でした。(私が思うだけかもしれませんが)
やっぱりその苦労話は少し古い気がしてしまいます。


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