今日の考え事〈applemint1104〉

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「小さな巨人」5話の感想

2017-05-16 12:51:36 | ドラマ
うーむ、じっくり見るとなかなかです。段々意味が解ってきました。今週は芝署の完結編です。
投身自殺かと思われた風見京子でしたが、実は殺したのは(過失致死のようにも見えました)中田隆一でした。
しかし元捜査一課長、今は署長の三笠が、ななんと大企業中田の親と親密でした。
息子の事件をないものにしようと、わいろを貰って事件の証拠を隠していました。特許の入ったUSBを三笠の机の引き出しに隠していたのです。その証拠を探し出そうと、行動を始める香坂。
所轄の皆で三笠所長の部屋を勝手に捜査します。
もう、凄いルール違反。
所が探してる間に、急に三笠が帰ってくるわ、で間一髪でした。まずいと思った三笠は、引き出しに隠していたUSBを証拠品保管室の中に隠したのです。
所轄は隆一が海外逃亡するまでの時間に、5千点もの証拠品の中からこのUSBを探し出さねばなりません。
なかなかはかどらず、絶望しかけていた時でした。わーっと捜査一課の連中が入って来たのです。
ななんと、捜査一課長の小野田が鶴の一声をかけたのでした。協力体制で探し続けましたが、見つからない。
ほぼアウトという時に、岡田君が見つけました!
はー良かった‥。
しかし見てると、大きな証拠品も照らし合わせてるんですね。USBだけを調べりゃいいのに。頭悪いのかしら…
そして、見事隆一を逮捕します。
彼を追い詰め、罪を認めさせる香坂。
取り調べ室で見ている三笠署長にも、香坂は王手をかけます。お見事!
 
今回は構図と悪役がはっきり分かって面白かったです。
にしても、警察の中でこんな対立があるなんて…。
元捜査一課長が大企業の経営者と手を組んで事件をもみ消すなんて、あっていいことなんでしょうか。
「こういうこともあり得る」のか、「時々ある事」なのか。にしても大問題ですよね。
それを暴くために、所轄刑事が掟破りをして、しかも処分まで覚悟してやっている。
凄いと言っちゃそうだけど、もう香坂みたいな人は組織人としては失格です。
将来はスタンドプレーで生きてくしかないんでしょうね。探偵とか…
でもそんな彼を周りは見事にフォローしています。最大の理解者は小野田です。
 
でも、話はこれで終わりじゃないのです。香坂は処分され、芝署から豊洲へ移動することになりました。
そして、何という事でしょう!黒幕の三笠は‥単なる横滑りにされただけでした。
彼はずっと天下りをあっせんしてて、処分されれば困る人が多数出てくるんだと。
元捜査一課長というのは警察の顔。だから不祥事があったとなれば警察組織そのものを疑われかねない。
組織の意地と誇りで、表ざたに出来ないと言うのです。何なんでしょうね~
更に勝ち誇ったように三笠は「もっと大きな敵は他にいる」とふざけた笑顔で言います。
…小野田しかいないではないか…。
警視庁には闇がある、と最後は締めくくりますが‥、香坂は「それでも戦うぞ!」と声高らかに誓うのです。
 
はー疲れました‥。
色々な刑事ものや探偵ものを見ますが、どれも「ルール違反をしないと真実は掴めない」と堂々と言ってますね。
私たち一般市民も、まんまと様々な罠に引っかからないように心がけて生きて行かねばならないのかもしれません。上手く言えませんが‥。


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