ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

地震

2008-05-08 11:19:40 | Weblog
ACLのガンバ戦を夜中の録画放送で見ていたら、家が揺れた。ユックリと静かに長く。

静かな夜中に一人で起きていて、大きくはないが地震で家が揺れるのは怖い。ジッと周りを見渡した。電気や背の高い観葉植物の葉や飾ってあるFC東京の旗が揺れるのを確認するように。

これ以上大きくなったらどうしょうか、どこが震源なんだろうとドキドキする。学生の頃、新潟地震の怖かった事が今でも忘れられない。

地震はキライだ。大阪で7年間生活した時は、関西では地震は無いから安心と思っていたし、回りの関西人もそう言っていた。事実、一度も地面は揺れなかった。

東京に戻って来て、小さな地震を何回か経験して、やっぱり東京は地震があるし、将来大きな地震が来ると言われているし、心のどこかでいつも大地震が来たらどうしょうと思っていた。

そして、関西には地震が来ないと言っていたのに、あの神戸の大地震!大阪での友人達に電話した時「生まれて初めて地震を経験して、死ぬ程怖かった」と言っていた。

そして、そして新潟の2回の大地震。去年は私の故郷の柏崎が被害を受けた。去年の暮れの父親の一周忌には、自分の生家だけを確かめて帰って来た。

この連休前に実家に行って来た時は、妹と従姉の家に行った。

妹の家は、ブロック塀が壊れ、今は下の二段しかない。「もう、このままにしておく」と言っていたが、前の道路を走る車の音がうるさいらしい。まだ、壁のクロスが何箇所も亀裂に沿って破れていた。お店をやっているので、家まで手が回らないと言っていた。「本当に怖かった!」と。

従姉の家は、見た目は異常が無い。いつも、目を見張る程の美しい庭は、今年も美しく花々が咲き乱れていた。彼女の家は平屋なのが良かったのだと言っている。隣の家は見事に潰れて家の人は下敷きになり大怪我をしたそうだ。今は更地になっていた。

センスのいい従姉は、茶の間を高価そうなツボや花瓶等で壁を飾っていたが、今は、空間が目立つ。全てが落っこちてほとんど壊れたそうだ。

従姉は寝たきりの姑さんを30年近く面倒を見ている。その頃に、平屋に建て直しているが、もし、古い二階建ての家だったら連れ出せなくてどうなっていたか分からないと。彼女の住んでいるあたりが一番揺れが激しかったのだ。

近い将来、東京から名古屋にかけて、巨大地震が来るだろうと言われている。誰もが、そう思っているが、誰もが、自分の生きているうちは来ないだろうと、自分だけは災難は来ないだろうと思って生活している。

そうでなかったら、電車にも乗れないし、地下街にも行けないし、車で首都高も走れない。未来が見えないから私達は暮らしていける。政府は地震予知の為に莫大な資金を注ぎこんだが、もし、確実な予知が出来たらどうなのだろう。東京という都市は、今のような繁栄を築けたのだろうか。

しかし、地面が、大地が揺れるという事が納得いかない。太平洋プレートがどうのこうのと頭では分かっているが、やっぱり、大地はどっしりと構えて動かないで欲しい。地球の寿命に比べれば、その上で生活している私達の生活は、あまりにも瞬間的過ぎるのだから。せめて、大地だけは安心感を与えて欲しい。



コメント
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