杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

あの日の指輪を待つきみへ

2009年07月12日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2008年7月19日公開 イギリス=カナダ=アメリカ  118分

1991年アメリカ。長年連れ添った夫を亡くしたばかりのエセル・アン(シャーリー・マクレーン)は、アイルランドの青年ジミー(マーティン・マッキャン)から突然の電話を受ける。エセルの名とテディという名が刻まれた指輪をベルファストの丘で発見したというのだ。50年前、永遠を誓った愛を失い、以来心を閉ざして生きてきたエセル。夫の死に涙ひとつ見せず、娘のマリーに冷たいと非難されても決して心の内を語らなかった彼女に、封印した過去と向き合う時がやって来る。

実話をもとに書かれた時代を超えたラブストーリーとのことですが、ヒロインに対して可哀想とか共感を持つことが出来なかったのは何故かなぁ(^^;
老いたエセルはシャーリー・マクレーン、若き日のエセルをミーシャ・バートンが演じているので役者に不足はないはずなんですが・・。あまりにも自分自身しか見ていないような点が鼻についたのかも。

反対に大切な人を思いやる深い愛情や、固い絆で結ばれた友情といったヒロインを取り巻く男性たちの描き方はなかなか良かったと思います。特にジャック(クリストファー・プラマー)の若き日を演じたグレゴリー・スミスがなかなかのイケメン♪注目株です。

第二次世界大戦と北アイルランド紛争を背景にすることで物語に厚みが出たとは思うのだけど、前者はともかく後者の扮装についての認識度が低いために、監督が意図したであろうその深みを十分に理解したとは言い難いのが悲しいかも。

クィンラン( ピート・ポスルスウェイト)が何故墜落した飛行機の残骸を掘り続けているのかは物語の最後の方で明かされます。約束の重さに胸を締め付けられると同時にその約束からの解放は彼らの未来を予感させてもくれました。

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