２００６年２月２５日公開 アメリカ ９８分
２０２４年６月５日放送 午後のロードショー
歴代の大泥棒たちが狙い続けた難攻不落の財宝”ナポレオン・ダイヤモンド“。世界に3つあるそれを2つ盗んだマックス（ピアース・ブロスナン）と恋人のローラ（サルマ・ハエック）は、それを最後に泥棒稼業から引退して、バハマのパラダイス・アイランドで休暇を取っていた。一方、7年間もかけて2人を追いながらも常に翻弄されてきたFBI捜査官のスタン（ウディ・ハレルソン）は、管轄外であるにもかかわらずバハマを訪れる。その島に一時停泊している豪華客船には、”ナポレオン・ダイヤモンド“の最後の1つが展示されていたのだ。マックスとローラをこのまま引退させるわけにいかないスタンは、地元の女刑事ソフィー（ナオミ・ハリス）も仲間に巻き込み、彼らを挑発し始める。やがてパラダイス・アイランドを牛耳るギャングのボス、ムーア（ドン・チードル）もダイヤに興味を抱き、報酬と引き換えにマックスにダイヤを盗むように要求する。だがローラは、泥棒のプライドを刺激されて揺れ始めるマックスに、もし盗んだなら永遠の別れを告げると警告。しかしマックスは結局ダイヤを盗んでしまう。ローラは約束通り彼に別れを告げるが、マックスが彼女を追い掛けてプロポーズし、2人のヨリは戻る。一方で、スタンが巧妙な罠を仕掛けてダイヤを横取りしていた。マックスは負けを認めつつ、スタンが乗った車をリモコン操作して彼をあわてさせるのだった。（映画.comより）
引退したはずの大泥棒とそれを追うFBI捜査官の駆け引きを描いたブレット・ラトナー監督のアクション・コメディです。
泥棒を引退し、結婚して幸せな生活を送りたいローラに対して、平凡な生活に飽き足らず昔が恋しいマックスは結婚に乗り気ではありません。
そんな二人の前にロイド捜査官が現れ豪華客船に展示される“ナポレオンの第3のダイヤ”を盗みに行くんだろうと挑発します。
二人が引退するきっかけとなった銃弾をロイドが盗んだとわかり、慌てて取り返し、ロイドを罠にはめて地元警察のソフィーに逮捕させるのですが、ロイドは手柄の欲しいソフィーを抱き込んで手を組みます。
ソフィーはマフィアのボスのモレーを追っていますが、地元の有力者のため手が出せずにいました。
一方そのモレーからダイヤを盗んで欲しいという依頼を受けたマックスは悩みますが、ロイドに盗みはしないと告げます。船に侵入して概略図と内部図面を写真に収めたマックスはそれをモリーに渡し、侵入方法を伝えて手を引きます。
マックスが結婚の誓いを考えてくれていないことを知りショックを受けたローラに家を追い出されたマックスは、ロイドの部屋に泊まります。ロイドから人生の最期に大金と山ほどの後悔を抱えて孤独死するお前みたいな奴は不幸だと言われ悩むマックス。
翌朝、FBI捜査官（スタッフォード捜査官・コワルスキー捜査官）とソフィーに起こされ目を覚ました二人の様子が爆笑もの。ロイドは免職中で捜査権がなく、マックスと船で日焼け止めを塗り合う姿やホテルで裸で寝てるところをみたらそりゃソフィーに誤解されるわ😁
互いの女性の気持ちを引き留めようと、ロイドはマックスを追わず、マックスも盗みをしないと約束しますが、彼女たちはダイヤを乗せた船が出港するまで信じられないと言います。そこで、マックスは海中の難破船に眠る黄金を探しに行く提案をします。その間に船は出航する時間となるので皆了承します。
船ではモリーの部下が盗みに失敗し警備員に取り押さえられます。マックスが偽の情報を教えていたのね。同時刻、船に侵入していたマックスは宝石を盗み出すことに成功し、何食わぬ顔で３人の元に戻ります。
翌朝、ダイヤが消えたと知ったロイドはマックスに嵌められたと憤り、ローラも怒って出て行こうとします。そこにモレーがやってきてマックスを殺してダイヤを奪おうとしますが、ロイドに助けられます。マックスはダイヤを盗んだのはモレーで、事情を知る自分達を殺そうとしたと警察に証言します。
マックスは、ローラに一晩考えた結婚の誓いを伝えて、初めて「自分で買った」ダイヤの指輪を渡してプロポーズします。
実はマックスが盗んだダイヤはロイドに盗まれていました。彼は初めからマックスを嵌めるためにやってきたのね。それは二度も煮え湯を飲まされたマックスへの復讐でもありました。ダイヤを眺めながらリムジンに乗り空港にやってきたロイドですがドアは開かず車が勝手に動き出します。冒頭のエピソードの繰り返しですね。😁
一番大事なものに気付いたマックスですが、最後にロイドにお返ししたわけです。
どっちもどっちのマックスとロイドですが、なんか憎めないキャラでした。
