キャスリン ラスキー (著) 食野 雅子 (翻訳) メディアファクトリー(出版)
ガフールの神木の王となったコーリンは、ソーレンとともにいにしえの書を読みはじめる。エジルリブに託されたその古い本には、王「フール」の誕生と火の石にまつわる伝説が記されていた。それは、黒フクロウと呼ばれるおそろしい怪物たちとの戦いの物語だった。そして、コーリンは母ナイラの衝撃的な秘密を知ってしまう―。 (「BOOK」データベースより)
これより数巻はソーレンやコーリンたちよりずっと以前の伝説の世界の物語となっています。
ソーレンとコーリンはエジルリブの遺言により、いにしえの書『ファイアキャッチャーの誕生』を読み始めるという形ですが、内容は彼らを離れて、そもそもの英雄伝説を紐解くこととなります。
今回の主人公はグランク(後にフール王を教え導いたフクロウ)です。黒魔術が横行する世界で、炎視力のあったグランクは、一度は<最果ての地>で<炎の石>を手にしますが、石は彼の能力で使いこなせないことを悟り、やがて生まれてくるフクロウ世界の救世主となるべきフールを守り導くことを決意するまでが語られています。
グランクにはダイアウルフのフェンゴが、フールの母である王妃シブにはシロクマのスベンカが友となり、彼らの窮地を助けてくれます。
そしてこの物語を読んだコーリンは、母のナイラが恐ろしい黒フクロウの血を引いているのではないかと疑いを持つのでした。 続く。
ガフールの神木の王となったコーリンは、ソーレンとともにいにしえの書を読みはじめる。エジルリブに託されたその古い本には、王「フール」の誕生と火の石にまつわる伝説が記されていた。それは、黒フクロウと呼ばれるおそろしい怪物たちとの戦いの物語だった。そして、コーリンは母ナイラの衝撃的な秘密を知ってしまう―。 (「BOOK」データベースより)
これより数巻はソーレンやコーリンたちよりずっと以前の伝説の世界の物語となっています。
ソーレンとコーリンはエジルリブの遺言により、いにしえの書『ファイアキャッチャーの誕生』を読み始めるという形ですが、内容は彼らを離れて、そもそもの英雄伝説を紐解くこととなります。
今回の主人公はグランク(後にフール王を教え導いたフクロウ)です。黒魔術が横行する世界で、炎視力のあったグランクは、一度は<最果ての地>で<炎の石>を手にしますが、石は彼の能力で使いこなせないことを悟り、やがて生まれてくるフクロウ世界の救世主となるべきフールを守り導くことを決意するまでが語られています。
グランクにはダイアウルフのフェンゴが、フールの母である王妃シブにはシロクマのスベンカが友となり、彼らの窮地を助けてくれます。
そしてこの物語を読んだコーリンは、母のナイラが恐ろしい黒フクロウの血を引いているのではないかと疑いを持つのでした。 続く。