2013年10月4日公開 フランス 111分
1915年、コートダジュールで人生の黄昏期を迎えていた印象派の巨匠ルノワール(ミシェル・ブーケ)は、病気のため満足に絵筆が握れなくなっていた。さらに最愛の妻を亡くし、息子ジャン(ヴァンサン・ロティエ)が戦地で負傷したという知らせも届き、失意のどん底にいた。しかしある日、彼の前に美しい娘アンドレ(クリスタ・テレ)が現れる。光を纏ったような彼女は溢れんばかりの生命力と輝くような美しさをたたえ、ルノワールに画家としての活力を吹き込む。ルノワールはアンドレを最後のモデルに、『浴女たち』の創作を始める。それは後に、彼自身により生涯最高傑作と位置づけられるのだった……。(Movie Walkerより)
ルノワールのひ孫で、写真家のジャック・ルノワールが書いた祖父ルノワールの伝記小説が原作です。
暖かな色合いのルノワールの絵は見ていて癒されます。
その印象派の巨匠と呼ばれる彼の晩年を描いた作品ということと、舞台となる南仏コート・ダジュールの景色見たさにレンタルしました
病に侵され不自由な手でキャンバスに向かうルノワールの姿からは強い使命感のようなものが漂ってきました。私の絵に暗い色は必要じゃない!というルノワールの言葉の中に、世界が戦争に向かう中で、せめて絵の中に平和をという彼の意志が伝わってきました。
足の不自由なルノワールを世話するのは女性ばかり。(おそらく男性は出征しているのでしょう。)
泉に出かける時もアトリエと寝室を行き来するのも椅子に座って彼女たちに担がれて行くの。
画家として成功していたこともあり、生活は豊かで満ち足りていたようです。
彼の遺作となった「浴女たち」の創作場面も作中に登場します。
戦争の暗い影の落ちる世間とかけ離れた、穏やかで煌めく風景に心奪われます。
彼の最後のミューズとなったモデルのアンドレは後に息子のジャン・ルノワールと結婚したんだそうな。
ジャンは有名な映画監督になったんだそうな・・・調べてみたら『女優ナナ』『どん底』『ピクニック』などなんとなく聞いたことがあるような作品名が。でもどれも未見ですが
それにしてもルノアールが魅せられたアンドレの光を吸い込むような肌、美しかったです
1915年、コートダジュールで人生の黄昏期を迎えていた印象派の巨匠ルノワール(ミシェル・ブーケ)は、病気のため満足に絵筆が握れなくなっていた。さらに最愛の妻を亡くし、息子ジャン(ヴァンサン・ロティエ)が戦地で負傷したという知らせも届き、失意のどん底にいた。しかしある日、彼の前に美しい娘アンドレ(クリスタ・テレ)が現れる。光を纏ったような彼女は溢れんばかりの生命力と輝くような美しさをたたえ、ルノワールに画家としての活力を吹き込む。ルノワールはアンドレを最後のモデルに、『浴女たち』の創作を始める。それは後に、彼自身により生涯最高傑作と位置づけられるのだった……。(Movie Walkerより)
ルノワールのひ孫で、写真家のジャック・ルノワールが書いた祖父ルノワールの伝記小説が原作です。
暖かな色合いのルノワールの絵は見ていて癒されます。
その印象派の巨匠と呼ばれる彼の晩年を描いた作品ということと、舞台となる南仏コート・ダジュールの景色見たさにレンタルしました
病に侵され不自由な手でキャンバスに向かうルノワールの姿からは強い使命感のようなものが漂ってきました。私の絵に暗い色は必要じゃない!というルノワールの言葉の中に、世界が戦争に向かう中で、せめて絵の中に平和をという彼の意志が伝わってきました。
足の不自由なルノワールを世話するのは女性ばかり。(おそらく男性は出征しているのでしょう。)
泉に出かける時もアトリエと寝室を行き来するのも椅子に座って彼女たちに担がれて行くの。
画家として成功していたこともあり、生活は豊かで満ち足りていたようです。
彼の遺作となった「浴女たち」の創作場面も作中に登場します。
戦争の暗い影の落ちる世間とかけ離れた、穏やかで煌めく風景に心奪われます。
彼の最後のミューズとなったモデルのアンドレは後に息子のジャン・ルノワールと結婚したんだそうな。
ジャンは有名な映画監督になったんだそうな・・・調べてみたら『女優ナナ』『どん底』『ピクニック』などなんとなく聞いたことがあるような作品名が。でもどれも未見ですが
それにしてもルノアールが魅せられたアンドレの光を吸い込むような肌、美しかったです