2016年11月11日公開 アメリカ 118分
ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)は、ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)がかつて所属していた陸軍内部調査部の軍人。彼女は、身に覚えのない国家への反逆行為の罪で逮捕される。リーチャーは、ターナーを脱獄させ、巨大な政府の陰謀の裏に隠された真実を暴き、彼女の身の潔白を証明しなければならない。彼らは逃亡犯として捜査網をすり抜け、重大な秘密を知ることになる。(公式HPより)
リー・チャイルド原作の「ジャック・リーチャー」シリーズを実写映画化したサスペンスアクション「アウトロー」の続編です。
ジャック・リーチャーは元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ですが、今は独り放浪の旅を続けています。どうして?というのは前作あるいは原作を読まないとわからないけどそれは置いといて
喧嘩騒ぎに巻き込まれたリーチャーは、この騒動が仕組まれたものだと気付いて、元同僚のターナー少佐に会いに軍を訪れるのですが、彼女はスパイ容疑で逮捕・拘束されていました。裏を探るべく調査を始めたリーチャーにも殺人の嫌疑がかかります。ターナーを救い出したリーチャーは、軍内部の不審な動きを察知して真相を掴もうと動きます。
アフガニスタンで殺害されたターナーの二人の部下が調査していたある事実が発端となり「ハンター」から命を狙われるターナーとリーチャーですが、他方でリーチャーはキャンディスという女性から親権訴訟を起こされていることが判明します。娘とされるサマンサもハンターの標的となります。この娘がリーチャーと父娘と言っても違和感ない聡明さと大胆さを持った少女でした
ハンターの追撃をかわしながら真相に近づいていく二人ですが、サマンサの軽率な行動が危機を招いたり、逆に彼女に助けられたりの展開はけっこうスリルがありドキドキします。
将軍の汚職を暴いて事件は解決しますが、ハンターはリーチャー個人に執着しているのでそんなことはお構いなしでサマンサを狙います。クライマックスのバトルは観てるだけでも痛そうでした。
結末としては実の親子じゃなかったんですけど、それはDNAとかの科学的証拠ではなく、サマンサらしい機転の利いた確認方法だったのもです。でも血縁の有無はもう二人の間では重要なことではなくなっています。一緒に危地を乗り越えた連帯感?が強い絆を生んだようです。それにしてもトムクルも遂に10代の子を持つ親役が似合うようになったのかとちょっと感慨深いものがありますね。