2013年1月25日公開 アメリカ 127分
インドのボンディシェリで動物園を経営していたパテル一家は、カナダ・モントリオールに移り住むことになる。16歳の少年パイ(スラージ・シャルマ)と両親、そして多くの動物たちは貨物船に乗り込むが、太平洋上を航行中、嵐に見舞われて船は沈没してしまう。ただ一人パイは救命ボートに逃れて一命を取り留めるものの、そのボートにはリチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラが身を潜めていた。わずかな非常食で飢えをしのぎ、家族を亡くした悲しみと孤独にも耐えるパイ。そんなパイと一頭のトラとの227日間にも及ぶ太平洋上の漂流生活が始まった……。
ヤン・マーテルの小説『パイの物語』が原作。
映画に出てくるトラがほぼCGだなんて信じられないくらい
きらめく夜光虫の海から飛び上がるクジラのシーンを予告で観た時に「これはスクリーンで観ないと」と思ってしまったんだもんね 有名な俳優が出ているわけではないのと上映時間が合わなかったので字幕は諦めて吹替版にしましたが、その代わり2Dではなく3Dを奮発しましたが大正解。
神秘的な海とそこに生きるものたちの躍動感の息をのむ美しさに圧倒されます。夜の海に光るクラゲや空中を飛行するトビウオの群れ、ミーアキャットで埋め尽くされた島の描写は、過酷なサバイバルの現実をしばし忘れさせ、ファンタジーの世界へいざなってくれました。
でも・・・よ~く考えたらなんだかちょっと変。
船の難破時に船の底にいた動物たちがボートに乗り込むなんてそもそもありえないし、何カ月も漂流しているボートなのに奇麗過ぎるし、人食い島が出てくるに至っては・・・。
まぁ、ファンタジーなのだからと思って観ていたのですが、ラストで「あぁ、そういうことなのか」と納得。パイが経験した過酷な体験が、シマウマ・オランウータン・ハイエナ、そしてトラに置き換えられていたのですね
トラはもう一人のパイであり、孤独な漂流の日々にあって彼と敵対しまた支えでもあり・・う~~ん、深いなぁ
インドのボンディシェリで動物園を経営していたパテル一家は、カナダ・モントリオールに移り住むことになる。16歳の少年パイ(スラージ・シャルマ)と両親、そして多くの動物たちは貨物船に乗り込むが、太平洋上を航行中、嵐に見舞われて船は沈没してしまう。ただ一人パイは救命ボートに逃れて一命を取り留めるものの、そのボートにはリチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラが身を潜めていた。わずかな非常食で飢えをしのぎ、家族を亡くした悲しみと孤独にも耐えるパイ。そんなパイと一頭のトラとの227日間にも及ぶ太平洋上の漂流生活が始まった……。
ヤン・マーテルの小説『パイの物語』が原作。
映画に出てくるトラがほぼCGだなんて信じられないくらい
きらめく夜光虫の海から飛び上がるクジラのシーンを予告で観た時に「これはスクリーンで観ないと」と思ってしまったんだもんね 有名な俳優が出ているわけではないのと上映時間が合わなかったので字幕は諦めて吹替版にしましたが、その代わり2Dではなく3Dを奮発しましたが大正解。
神秘的な海とそこに生きるものたちの躍動感の息をのむ美しさに圧倒されます。夜の海に光るクラゲや空中を飛行するトビウオの群れ、ミーアキャットで埋め尽くされた島の描写は、過酷なサバイバルの現実をしばし忘れさせ、ファンタジーの世界へいざなってくれました。
でも・・・よ~く考えたらなんだかちょっと変。
船の難破時に船の底にいた動物たちがボートに乗り込むなんてそもそもありえないし、何カ月も漂流しているボートなのに奇麗過ぎるし、人食い島が出てくるに至っては・・・。
まぁ、ファンタジーなのだからと思って観ていたのですが、ラストで「あぁ、そういうことなのか」と納得。パイが経験した過酷な体験が、シマウマ・オランウータン・ハイエナ、そしてトラに置き換えられていたのですね
トラはもう一人のパイであり、孤独な漂流の日々にあって彼と敵対しまた支えでもあり・・う~~ん、深いなぁ