2011年5月7日公開 アメリカ/ドイツ 113分
植物学者のマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)は、学会出席のため、妻のリズ(ジャニュアリー・ジョーンズ)と共にドイツのベルリンへやって来た。ホテルへ着いたところでアタッシュケースを空港に忘れて来た事に気付いたマーティンは、タクシーで空港へ引き返す途中事故に遭い、車ごと川に転落してしまう。4日後に意識を取り戻したマーティンは、宿泊先のホテルに向うが、彼を待っていたはずの妻はマーティンを“知らない人”と言い放ち、彼女の傍らにはマーティンを名乗る見ず知らずの男(エイダン・クイン)がいた。妻との新婚旅行の写真まで持つこの男に対し、所持品が携帯電話と一冊の本だけで警察にも身分を証明できず混乱と焦燥を募らせるマーティン。しかし、何者かに命を狙われたことから、この一件にうごめく陰謀の存在を確信する。彼を助けたタクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)と、元秘密警察のユルゲン(ブルーノ・ガンツ)という2人の協力者を得て謎の解明に奔走するマーティンだが…。
交通事故から生還後、自分のアイデンティティを失った男が、身に迫る危険をかわしながら、謎の真相に迫るサスペンスアクションです。
そもそも、身に及ぶ危険を的確に回避するそのアクションが、およそ「博士」に似つかわしくないということに気付けば、マーティンの意外な正体が判明してもすんなり納得してしまうのよね。そして同時に、とっても優秀な「組織」にしては何とも間抜けた作戦に思えてくるのが残念だけど、そこまでの過程はけっこうスリリングなので全体としてはかな。
リズは少し複雑なキャラ設定です。マーティンを夫として愛していたのか、単なる相棒として見ていたのか、それでもそこに愛情があったのか・・・謎 もう少しその辺を深く描いてくれても良かったかなと思うけど、ヒロインはリズよりジーナだから仕方ないか
ボスニアで家族を惨殺され不法入国しているという設定のジーナは、事故の時にマーティンを救いだしたあと、警察沙汰を恐れて姿を消しますが、マーティンが彼女を探し出して協力を求めるのです。その過程で事件に巻き込まれた彼女は住む家と職を失いますが、代わりに「夫=自由」を得るという、ある意味ハッピーエンドなラストでした。何気にジーナのアクションもかなり過激です
植物学者のマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)は、学会出席のため、妻のリズ(ジャニュアリー・ジョーンズ)と共にドイツのベルリンへやって来た。ホテルへ着いたところでアタッシュケースを空港に忘れて来た事に気付いたマーティンは、タクシーで空港へ引き返す途中事故に遭い、車ごと川に転落してしまう。4日後に意識を取り戻したマーティンは、宿泊先のホテルに向うが、彼を待っていたはずの妻はマーティンを“知らない人”と言い放ち、彼女の傍らにはマーティンを名乗る見ず知らずの男(エイダン・クイン)がいた。妻との新婚旅行の写真まで持つこの男に対し、所持品が携帯電話と一冊の本だけで警察にも身分を証明できず混乱と焦燥を募らせるマーティン。しかし、何者かに命を狙われたことから、この一件にうごめく陰謀の存在を確信する。彼を助けたタクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)と、元秘密警察のユルゲン(ブルーノ・ガンツ)という2人の協力者を得て謎の解明に奔走するマーティンだが…。
交通事故から生還後、自分のアイデンティティを失った男が、身に迫る危険をかわしながら、謎の真相に迫るサスペンスアクションです。
そもそも、身に及ぶ危険を的確に回避するそのアクションが、およそ「博士」に似つかわしくないということに気付けば、マーティンの意外な正体が判明してもすんなり納得してしまうのよね。そして同時に、とっても優秀な「組織」にしては何とも間抜けた作戦に思えてくるのが残念だけど、そこまでの過程はけっこうスリリングなので全体としてはかな。
リズは少し複雑なキャラ設定です。マーティンを夫として愛していたのか、単なる相棒として見ていたのか、それでもそこに愛情があったのか・・・謎 もう少しその辺を深く描いてくれても良かったかなと思うけど、ヒロインはリズよりジーナだから仕方ないか
ボスニアで家族を惨殺され不法入国しているという設定のジーナは、事故の時にマーティンを救いだしたあと、警察沙汰を恐れて姿を消しますが、マーティンが彼女を探し出して協力を求めるのです。その過程で事件に巻き込まれた彼女は住む家と職を失いますが、代わりに「夫=自由」を得るという、ある意味ハッピーエンドなラストでした。何気にジーナのアクションもかなり過激です