杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

お終活 再春!人生ラプソディ

2024年06月03日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2024年5月31日公開 118分 G

結婚50年の金婚式を迎えた大原千賀子(高畑淳子)と真一(橋爪功)。ひとり娘の亜矢(剛力彩芽)はキッチンカー運営から高級介護施設の栄養士に転職し、恋人の菅野涼太(水野勝)との結婚も目前に控えている。順風満帆な大原家だったが、ある日、真一に認知症の疑惑が持ち上がる。その一方で、千賀子は若い頃に習っていたシャンソンの恩師の娘・丸山英恵(凰稀かなめ)との出会いをきっかけに、再びレッスンに通い始める。音楽ライブプロデューサーでもある英恵からコンサート出演を勧められて張り切る千賀子だったが、コンサート目前に開催が危うくなり……。(映画.comより)


「終活」をテーマに熟年夫婦の悲喜こもごもを綴った「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」に続く第2弾で、前作に続いて香月秀之が監督・脚本を手がけています。高畑淳子、橋爪功、剛力彩芽、松下由樹、水野勝、西村まさ彦、石橋蓮司、藤吉久美子、増子倭文江ら『お終活』ファミリーに加え、今作では長塚京三、凰稀かなめ、藤原紀香、大村崑、LiLiCo、窪塚俊介、勝俣州和、橋本マナミが加わって頼賑やかになりました。

人生“ラプソディ=狂詩曲”と銘打っているだけあって、前作から更にパワーアップした家族の姿が映し出されます。😁 

葬儀社に勤める娘の婚約者に勧められ、終活フェアに参加した千賀子。相続や葬儀についてのあれこれなど「お役立ち情報」が満載でためになります。😁 

専業主婦として家族を支えてきた千賀子が青春時代に夢見ていたのはシャンソン歌手。
ココ・シャネルの「実際にどう生きたいかということは大した問題ではないのです。大切なのは、どんな人生を夢見たかということだけ。」という名言に触発された彼女は、これからの人生を楽しく豊かに過ごすために夢に再チャレンジすることを決意します。

昔習っていた恩師を訪ねると既に亡くなっていましたが、恩師の娘の英恵に背中を押され、コンサートに向けて練習を始めます。

その一方で、真一の認知症疑惑が持ち上がります。
介護認定を受けることになった真一に役所の人間が調査に来ますが、このやりとりも「あるある」事情満載で笑えました。(あんなんで申請通るんだ~😥
ディサービスに通うようになった真一は体操をしたり将棋をしたり、これはこれで楽しそうです。

コンサートの出資者が手を引いたため、開催が危ぶまれますが、葬儀社がスポンサーとなり無事に発表にこぎつけます。
千賀子は“愛の讃歌”を自分で書いた日本語の歌詞で歌いあげます。夫婦の愛を謳った内容です。当日遅れて会場にやってきた真一は会場の隅で妻の歌を聴きます。終了後に届けられた薔薇の花束の送り主は真一でした。(デイサービスでネットの使い方も学んでポチできたわけね。😀 )
冒頭で映し出されたカップルは二人の若い日の姿で、その時の「約束」を真一は覚えていたんですね。💛心温まるエピソードです。

エンディングで、出演者やスタッフが体操している姿が登場するのもアットホームな感じでほっこりします。

終活とは物の生前整理だけではなく、これからの人生を楽しむことも含まれていると再認識させられました。

入場特典としてエンディングノートを頂きました。
協賛のイオン他の終活関連会社の協力によるもののようで中身もなかなか充実しています。既に一冊持っていますが、合わせて活用しようかな。
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