エピソード9 ブラックウォーターの戦い
スタニスの軍が王都に近づく中、ティリオンは怯えるジョフリー王を前線に立たせる。何十隻もの敵の戦艦に対し、ティリオンはある作戦によりたった一隻で迎撃する。敵軍の大破に成功したものの、スタニス率いる軍の一部は王都に上陸。ティリオンは怖気づいて退散したジョフリーに代わり兵隊を鼓舞して戦う。玉座の間に避難していたサーセイが運命を受け入れようとした瞬間、扉が破られ…。
エピソード10 勝者
スタニスに勝利したジョフリー王は、祖父タイウィンを“王の手”に任命。ラニスター軍と同盟を組み参戦したロラス・タイレルには、サンサとの婚約を破棄して彼の妹マージェリーを王妃にすると約束する。北の家々がシオンに対し反撃の狼煙を上げたウィンターフェルでは、孤立無援となったシオンの部下までも謀反を起こす。デナーリスが“不死者の館”でドラゴンを見つけた頃、“壁”には真の脅威が迫っていた…。
スタニス軍との戦いを中心に描かれる今回は、キングズランディングでのシーンが殆ど。
ティリオンは付き人のポドリック・ペインに着替えを手伝わせながらヴァリスの持ってきた地下道の地図を見ながら作戦を練っている様子。二人ともスタニスを簡単に撃破できるとは思ってないことが読み取れます。ジョフリーは自らの恐怖をサンサの前で強がることで隠しているかのように見えます。この瞬間、彼はサンサに依存状態にあったのかも
スタニスの船団の規模に圧されてびびったジョフリーですが、ワイルドファイヤーが敵を一掃する阿鼻叫喚の地獄絵図は舌舐めずりせんばかりに身を乗り出して眺めています。その様子はまさに冷酷な悪鬼のよう。ティリオンのおぞましいものを見るような目つきが印象的でした。
スタニスは諦めません。今度は正面突破とばかり、一番弱い「泥の門」へ総攻撃をかけてきます。
さて、今回はブロンとハウンドの関係にもスポットが当てられています。
戦闘の前、彼らはリトルフィンガーの売春宿でいざこざになりかけ険悪な雰囲気。
戦闘が始まると、二人とも最前線で活躍しますが、実はハウンドは過去のトラウマから火が恐いの。火だるまになった敵を前に立ちすくむハウンドをブロンが救い、二人の間にほんの少しだけ戦士という意味の友情が生まれたような・・・そうでないような・・
だってハウンドはこの後戦線離脱し逃亡するのですから。
その際、サンサの部屋で彼女を待ち、今ならウィンターフェルに連れて行ってやっても良いなんぞと言います。いや、無理っしょ
サーセイだって超不安。息子は戦場の経験もなく、弟はあんな体で守りには向かないし、頼りの父さん(タイウィン公)は不在だし・・で、もしもの時の自殺用に、メイスター・パイセルに命じて毒薬を持って来させたりもしています。
戦いが始まると女子供は一部屋に集められ、そこには死刑執行人のサー・イリン・ペインの姿も。
怯えるサンサにサーセイは彼は自分たちを守るためにいると話します。でも守るの意味は命ではなく誇りなのよね
サーセイはサンサを話し相手に不安をワインで紛らわせています。シェイの物腰から彼女が高貴な家の出ではないと見抜くあたりはさすが切れ者
形勢不利とみたサーセイがジョフリーを呼び戻すと、味方の士気は下がります。そりゃ王がさっさと逃げたらやる気失くすよね~そこで、ティリオンは王や国のためではなく、自分たちの家と女達のために戦えと鼓舞し軍の士気を高めるの秘密の通路からスタニス軍の背後に回ったティリオンたちは懸命に戦います。ところがその戦いの最中、ティリオンはジョフリーのキングズガードから突然斬りつけられます。彼を救ったのはポドリックでした。薄れゆく意識の中で、彼は父タイウィンの軍がやってくるのを見ます。
負けを覚悟したサーセイが鉄の玉座に座りトメンに毒を飲ませようとしたその刹那、扉が開き父タイウィンとロラスが入ってきます。なかなか劇的な瞬間です
そして次の幕が開き・・
ティリオンが目覚めると、以前自分の手で失脚させたメイスター・パイセルの姿が。焦るよね~~彼からタイウィン軍がスタニスを倒して父が王の手に復活したことを聞かされます。立場が再び逆転したというわけね。
ジョフリーは諸侯に褒賞を与え、ピーター・ベイリッシュにはハレンホールを与えます。
また、ロラス・タイレルの要請で、マージェリーを妻に迎えることを決めます。サンサは内心喜びますが、リトルフィンガーは彼女にジョフリーは彼女への乱暴を止めないだろうと話します。彼はサンサにキャトリンの面影を見ていて、そのため、サンサを救いだそうとするのですね。
そんなリトルフィンガーの弱みをヴァリスはお見通し。彼の売春宿で何やら悪企みを始めます。
そしてティリオンには彼を襲わせたのはサーセイの指図だと話し、ブランもシティウォッチの指揮官から外されたことを告げます。最早ティリオンが心を許せるのはシェイだけという状況です。
この展開、彼の最初の結婚の時の悲劇を連想させますね
後半はキングズランディング以外の場所でそれぞれのキャラたちの様子が描かれます。
ブライエニーは、スターク家の兵士たちにジェイミーの面が割れて、彼らを殺します。ジェイミーは彼女がスターク家の騎士だと思っていたので驚きますが、ブライエニーは自分はスターク家ではなくキャトリン個人に仕えているのだと言うの。このエピソードがジェイミーの彼女に対する気持ちのターニングポイントかも
ロブは母の反対を押しきりタリサとこっそり結婚しちゃいます。若さゆえの暴走
スタニスは負けた怒りをメリサンドラにぶちまけますが、結局はいいくるめられちゃうのね
城を包囲され苦境に立たされたシオンにルーウィンは壁に逃げることを勧めるのですが、ナイツウォッチにはジョンがいるんだもの、シオンにとっては逃げ場にはならないのよね自分を偉大に見せようと虚勢を張ったあげく、部下にも裏切られる末路は哀れの一言。その際ルーウィンも負傷します。瀕死の状態でルーウィンはブランたちに壁にいるジョンのところへ行くよう助言し、オシャが彼の願いを受けて安らかな最期に手を貸すのでした。
アリアたちはハレンホールから逃げ出すことに成功します。フガーは彼女にあるコインを渡し使い方を教えて去っていくの。
ジャケン・フガーは美男の類だから、一瞬で別の顔に変わった時はけっこうがっかりしました。だってジャケンとしてはもう出て来ないということですもの。
デナーリスは不死の館でドラゴンたちと再会します。彼女を館に幽閉しようとした男はドラゴンの炎に焼かれてしまいます。亡き夫と息子と会う場面も登場しますが、彼女はそれら「過去」と決別することを選ぶのです。ドラゴンと連れて戻ったデナーリスは裏切り者であるカロを金庫に閉じ込め部族の民に略奪をさせます。
ハーフハンドはジョンを生かすために自分を犠牲にします。
その頃、ラッパの音を聞いて逃げ出したサムは仲間から遅れ岩に隠れますが、そこで大勢のホワイトウォーカーが壁に向かって行進していくのを目撃するのでした。
第三章が待ち遠しいな~~
スタニスの軍が王都に近づく中、ティリオンは怯えるジョフリー王を前線に立たせる。何十隻もの敵の戦艦に対し、ティリオンはある作戦によりたった一隻で迎撃する。敵軍の大破に成功したものの、スタニス率いる軍の一部は王都に上陸。ティリオンは怖気づいて退散したジョフリーに代わり兵隊を鼓舞して戦う。玉座の間に避難していたサーセイが運命を受け入れようとした瞬間、扉が破られ…。
エピソード10 勝者
スタニスに勝利したジョフリー王は、祖父タイウィンを“王の手”に任命。ラニスター軍と同盟を組み参戦したロラス・タイレルには、サンサとの婚約を破棄して彼の妹マージェリーを王妃にすると約束する。北の家々がシオンに対し反撃の狼煙を上げたウィンターフェルでは、孤立無援となったシオンの部下までも謀反を起こす。デナーリスが“不死者の館”でドラゴンを見つけた頃、“壁”には真の脅威が迫っていた…。
スタニス軍との戦いを中心に描かれる今回は、キングズランディングでのシーンが殆ど。
ティリオンは付き人のポドリック・ペインに着替えを手伝わせながらヴァリスの持ってきた地下道の地図を見ながら作戦を練っている様子。二人ともスタニスを簡単に撃破できるとは思ってないことが読み取れます。ジョフリーは自らの恐怖をサンサの前で強がることで隠しているかのように見えます。この瞬間、彼はサンサに依存状態にあったのかも
スタニスの船団の規模に圧されてびびったジョフリーですが、ワイルドファイヤーが敵を一掃する阿鼻叫喚の地獄絵図は舌舐めずりせんばかりに身を乗り出して眺めています。その様子はまさに冷酷な悪鬼のよう。ティリオンのおぞましいものを見るような目つきが印象的でした。
スタニスは諦めません。今度は正面突破とばかり、一番弱い「泥の門」へ総攻撃をかけてきます。
さて、今回はブロンとハウンドの関係にもスポットが当てられています。
戦闘の前、彼らはリトルフィンガーの売春宿でいざこざになりかけ険悪な雰囲気。
戦闘が始まると、二人とも最前線で活躍しますが、実はハウンドは過去のトラウマから火が恐いの。火だるまになった敵を前に立ちすくむハウンドをブロンが救い、二人の間にほんの少しだけ戦士という意味の友情が生まれたような・・・そうでないような・・
だってハウンドはこの後戦線離脱し逃亡するのですから。
その際、サンサの部屋で彼女を待ち、今ならウィンターフェルに連れて行ってやっても良いなんぞと言います。いや、無理っしょ
サーセイだって超不安。息子は戦場の経験もなく、弟はあんな体で守りには向かないし、頼りの父さん(タイウィン公)は不在だし・・で、もしもの時の自殺用に、メイスター・パイセルに命じて毒薬を持って来させたりもしています。
戦いが始まると女子供は一部屋に集められ、そこには死刑執行人のサー・イリン・ペインの姿も。
怯えるサンサにサーセイは彼は自分たちを守るためにいると話します。でも守るの意味は命ではなく誇りなのよね
サーセイはサンサを話し相手に不安をワインで紛らわせています。シェイの物腰から彼女が高貴な家の出ではないと見抜くあたりはさすが切れ者
形勢不利とみたサーセイがジョフリーを呼び戻すと、味方の士気は下がります。そりゃ王がさっさと逃げたらやる気失くすよね~そこで、ティリオンは王や国のためではなく、自分たちの家と女達のために戦えと鼓舞し軍の士気を高めるの秘密の通路からスタニス軍の背後に回ったティリオンたちは懸命に戦います。ところがその戦いの最中、ティリオンはジョフリーのキングズガードから突然斬りつけられます。彼を救ったのはポドリックでした。薄れゆく意識の中で、彼は父タイウィンの軍がやってくるのを見ます。
負けを覚悟したサーセイが鉄の玉座に座りトメンに毒を飲ませようとしたその刹那、扉が開き父タイウィンとロラスが入ってきます。なかなか劇的な瞬間です
そして次の幕が開き・・
ティリオンが目覚めると、以前自分の手で失脚させたメイスター・パイセルの姿が。焦るよね~~彼からタイウィン軍がスタニスを倒して父が王の手に復活したことを聞かされます。立場が再び逆転したというわけね。
ジョフリーは諸侯に褒賞を与え、ピーター・ベイリッシュにはハレンホールを与えます。
また、ロラス・タイレルの要請で、マージェリーを妻に迎えることを決めます。サンサは内心喜びますが、リトルフィンガーは彼女にジョフリーは彼女への乱暴を止めないだろうと話します。彼はサンサにキャトリンの面影を見ていて、そのため、サンサを救いだそうとするのですね。
そんなリトルフィンガーの弱みをヴァリスはお見通し。彼の売春宿で何やら悪企みを始めます。
そしてティリオンには彼を襲わせたのはサーセイの指図だと話し、ブランもシティウォッチの指揮官から外されたことを告げます。最早ティリオンが心を許せるのはシェイだけという状況です。
この展開、彼の最初の結婚の時の悲劇を連想させますね
後半はキングズランディング以外の場所でそれぞれのキャラたちの様子が描かれます。
ブライエニーは、スターク家の兵士たちにジェイミーの面が割れて、彼らを殺します。ジェイミーは彼女がスターク家の騎士だと思っていたので驚きますが、ブライエニーは自分はスターク家ではなくキャトリン個人に仕えているのだと言うの。このエピソードがジェイミーの彼女に対する気持ちのターニングポイントかも
ロブは母の反対を押しきりタリサとこっそり結婚しちゃいます。若さゆえの暴走
スタニスは負けた怒りをメリサンドラにぶちまけますが、結局はいいくるめられちゃうのね
城を包囲され苦境に立たされたシオンにルーウィンは壁に逃げることを勧めるのですが、ナイツウォッチにはジョンがいるんだもの、シオンにとっては逃げ場にはならないのよね自分を偉大に見せようと虚勢を張ったあげく、部下にも裏切られる末路は哀れの一言。その際ルーウィンも負傷します。瀕死の状態でルーウィンはブランたちに壁にいるジョンのところへ行くよう助言し、オシャが彼の願いを受けて安らかな最期に手を貸すのでした。
アリアたちはハレンホールから逃げ出すことに成功します。フガーは彼女にあるコインを渡し使い方を教えて去っていくの。
ジャケン・フガーは美男の類だから、一瞬で別の顔に変わった時はけっこうがっかりしました。だってジャケンとしてはもう出て来ないということですもの。
デナーリスは不死の館でドラゴンたちと再会します。彼女を館に幽閉しようとした男はドラゴンの炎に焼かれてしまいます。亡き夫と息子と会う場面も登場しますが、彼女はそれら「過去」と決別することを選ぶのです。ドラゴンと連れて戻ったデナーリスは裏切り者であるカロを金庫に閉じ込め部族の民に略奪をさせます。
ハーフハンドはジョンを生かすために自分を犠牲にします。
その頃、ラッパの音を聞いて逃げ出したサムは仲間から遅れ岩に隠れますが、そこで大勢のホワイトウォーカーが壁に向かって行進していくのを目撃するのでした。
第三章が待ち遠しいな~~