アントニオのサッカー食べ放題

鹿島サポのダンナのつぶやきを浦和サポの妻がつづるブログです。

【アントニオ】ドイツ×アルゼンチン

2014年07月14日 | サッカー観戦
ブラジルワールドカップが、終わりました。
4年に一度の大会ですから、開催中はそわそわしてしまいますが、終わってしまうと寂しいですね。
今大会は、ラウンド16以降の組み合わせが面白かったので、日本が負けてしまったことが遠い過去のようです。

スタジアムに来ていた両国の本気のサポーターは、最後の最後は祈るような気持ちだったでしょう。
気持ちは分かります。
ワールドカップの決勝ですから、勝ちと負けでは違いが大き過ぎます。

MVPは、メッシだったんですか!?
準決勝、決勝と全く何もしていませんでしたけれど…。
そうはいかないのでしょうが、該当者なしでも良かったかもしれません。
でなければ、地味(ではないですが)にドイツを支えたノイアーでしょうか。

さて、ゲームについてです。
アルゼンチンの守備は、相変わらず堅かったです。
きれいな4-4の2ラインで、ブロックを作って守っていました。

ドイツは、そのラインの間に選手が入って、そこにくさびのパスを入れてギャップを作ろうとしていました。
ただ、アルゼンチンのボランチとCBの4人が集中していて、バランスを失わないので、崩せませんでした。

その後、レーヴがラームに直接指示を与えてから、右サイドを高く上げて、そこから崩せるようになりました。
これは、クラマーが下がって中盤の構成が変わったからという可能性もありますけれど。

アルゼンチンは、ここをハーフタイムで修正しないといけないだろうと思っていたら、後半は、ドイツが左サイドから攻撃をしかけるようになりました。
監督同士の駆け引きが、面白かったです。
ドイツの左SBは本職ではありませんから、さすがにあれだけ上下動すると、最後は上がれなくなってしまっていました。
まあ、メッシと対峙していましたし、疲れるのも当たり前ですね。

基本的に、アルゼンチンは後ろに重心を置いて、8人は守って、前の2人のイグアインとメッシに決めてもらう作戦でした。
その2人が決められなかったんですから、勝敗は妥当な結果でしょう。

メッシが何も出来ないのは、やはり、ディマリアがいなかったからかもしれません。
立ち上がりにダッシュを見せて、今日は違うのかなと思いましたけれど…。
あの運動量では厳しいです。

結果的に、オフサイドポジションでバックパスを拾ったイグアインが決められなかったのが敗因でしょうか。
ドイツも、前半終了間際のCKからのフリーのヘディングがポストに当たりましたから、チャンスの数では互角だったかもしれません。

決勝ゴールを決めたゲッツェの胸トラップからのシュートは、見事でした。
あの時間帯に落ち着いてあれを決めるんですから、大したものです。

今大会のゲッツェは、クローゼの1トップの形を始めるまでは、先発でしたよね。
ゲッツェを控えにおいたままにして、決勝の直前にケディラを欠いて、ゲーム中にその替わりに出たクラマーまで欠いても、それでも戦力が落ちないんですから、ドイツの選手層は厚いです。
ポドルスキーも、ベンチに置いたままですからね。

今大会のドイツは、選手層の厚さと監督の戦術の浸透、この2つで群を抜いていたと思います。
そして、それを支えていたのは、キャプテンのラームだったかもしれません。
ラームは、延長に入った2ゲームを含めて、フル出場したのではないでしょうか。
そう考えると、ドイツの優勝の立役者は、ラームなのかもしれません。
将来のドイツ代表の監督候補ですね!?

最後に、解説をしていた岡ちゃんについて。
大舞台を経験している監督がお気楽に解説をすると、こんな風になるんだと思って楽しみながら見ることが出来ました。
岡ちゃんには、監督に必要な決断力があるんでしょう。
スカパーの中継がなかった今大会の解説者の中では、一番だったと思います。
スカパーだったら、もっと面白い解説が聞けたはずですけどね…。
その点では、残念な大会でした。

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