波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
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波屋山人

ヤクザの劣化

2007-07-05 22:40:21 | Weblog
超社会的というか非社会的というか、アンダーグランドな世界で切磋琢磨されている人たちの質が低下している。
ヤクザといえば、間の抜けたチンピラには勤まらないきちっとした世界。
本当はしょぼいことや卑怯臭いことはご法度だ。

ところが、薬物売買で儲けるのになんの後ろめたさもない、という人が増えて久しい。
さらに、せこい振り込め詐欺に手を伸ばす人が増えた。
これはチンピラのやることだ。

悲しいなあ。
社会保険庁の年金問題が注目されると、社会保険庁を名乗って新たな振り込め詐欺を働く。
まあ、これは余技みたいなもので、これからが本番。
年金の振り込んでいたかいなかったかが照合されて1億人に告知されると、ヤクザが大挙して社会保険庁に出陣。
派遣社員がかわいそう。今までだらだら腑抜けみたいな仕事をしていた社会保険庁の職員は奥にいて、給料も低い派遣社員が怒鳴られる。

ヤクザな方も、そんな派遣の人に怒鳴らないでほしい。
社会保険庁も、そうなることはみえみえなんだから、今のうちから対処方法を考えておいてほしい。


社会というのは、社会的組織の内部の存在と、組織的なものにとらわれない存在の2つから成っている。混沌があってこそ秩序が生まれるみたいに。
混沌もなく秩序だけで組織が成立することはない。
どんなビジネス街にも飲み屋がないとすたれる。
どんな強力な組織も、成り立ちを見てみると社会や業界の混沌と無関係ではない。
だから私はヤクザ廃止論者ではない。
だけどしょぼいチンピラが人に迷惑をかけるのは黙視できない。


チンピラばかりじゃないということを見せてほしい。
戦後すぐの混乱期にヤクザが秩序をもたらしたように。
年金問題の混乱期にも、秩序を守ってヤクザの利益になることはあるはずだ。


コメント (3)
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