Depeche Modeさん「Delta Machine」を聴く。(アルバム)
流れをつくるも行き過ず、留まり続ける、重みを持った音づくりが徹底され、アルバム全体の世界観がしっかり構築されている。デジタル技術を活かして、音を鳴らす空間的な位置までこだわって、質の高いメロディと歌声を彩っている。
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サカナクションさん「sakanaction」を聴く。(アルバム)
アルバム名通り、世界の流れの中にある、自分達の音、をしっかりと打ち出しており。バンドとしてノらせるPOPさはもちろん、日本語と電子音が有機的に融け合った、表現としての音楽、と言えるような繊細さも持っており、聴き込みたくなる1枚。
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The Strokesさん「Comedown Machine」を聴く。(アルバム)
変わり続ける、より、広がり続ける、と呼べるような、確かな成長と才能を感じさせる5作目。過去の音楽を、自分達の音の中で昇華しており。一音にまでこだわりを感じる彩りが、POPな楽曲たちを、より魅力的に輝かせている。
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坂本真綾さん「シンガーソングライター」を聴く。(アルバム)
初の全曲作詞作曲プロデュース作。これまでたくさんの彩りの中で、音と詞の表現力が育まれていたことがわかる、したいこと、らしさが、しっかりと表現された心地よい1枚。歌声まで含めて世界観がつくられている楽曲から、素に近い感性が伝わってくる。
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竹達彩奈さん「apple symphony」を聴く。(アルバム)
これぞPOPだ、という楽曲を、これでもか、と畳み掛けてきて、幸せ過ぎてお腹いっぱい。かわいい歌声を楽器に代え、POPの遺伝子を組み込んで。制作陣がThe Monkeesを目指し、天性のPOPアイコンと共に作り上げた、奇跡の1枚。
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ももいろクローバーZさん「5TH DIMENSION」を聴く。(アルバム)
2ndにしてここまで行くのかと思いつつも、シングルの変遷を辿ると納得とも言える、新たなPOPの壁に挑む1作。繰り返し聴く中で、入学したてのブカブカの制服が徐々に体に合っていくような、聴く側も成長を味わえる面白さがある。
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James Blakeさん「Overgrown」を聴く。(アルバム)
触れると崩れてしまいそうなほど繊細に組み上げられた、けれど確かに深く突き刺さってくる、神々しさをも感じさせる透明な音の輝き。その美しく静かな衝動は、心を奪われるほどの心地よさ。前作よりも凛とした、開かれた世界が広がっていく。
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高垣彩陽さん「relation」を聴く。(アルバム)
『縁』を大切にする人となりが感じられる、優しく温かな1枚。ジャンルを横断した、彩り豊かな楽曲たち。確かな歌唱力と表現力を輝かせ、真心で寄り添うように、美しく歌い上げていく。この作品に、高垣彩陽さんに出会えたことを、きっと誰もが幸せに思える。
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The Band Perryさん「Pioneer」を聴く。(アルバム)
これだよこれ、という感覚がとっても強く押し寄せて、心が開放されていくよう。カントリーの良さとアメリカンロックの良さが、気持ちよく合わさったPOPな楽曲に、ちょうどいいかすれ具合の歌声が重なり。胸に響く、懐かしさと今らしさ。
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Paramoreさん「Paramore」を聴く。(アルバム)
ジャンルを超えた様々な音を、自信を持って全力で自由に楽しみ切っており。バンド名をそのままアルバム名にしたことが大いに納得出来る、大興奮の1枚。どの楽曲も初めて聴いてノれるほどPOPで質が高いので、誰もが自分の好きな1曲と出会えそう。
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The Flaming Lipsさん「The Terror」を聴く。(アルバム)
今の音色で奏でるプログレのような、これまで生み出した様々な音の、影の部分を突き詰め、具現化した挑戦作。全編に渡って陰惨とした音が鳴っており、心の内からじんわりと滲み出てくる種類の、恐怖、を確かに感じさせてくれる。
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Phoenixさん「Bankrupt!」を聴く。(アルバム)
自分たちが鳴らしたい、今の、80年代の音がキラキラと輝く。次の曲への期待を次々と超えていく質の高さで、とってもPOPで心地よい。表面的な軽快さをなぞっただけではない、陰陽のある構成で、音の先にある空気、世界観を感じられるのはさすが。
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Peaceさん「In Love」を聴く。(アルバム)
陰も陽も今の音が濃縮されたような面白さがたまらない。1stらしい粗削りな部分もあるものの、その勢いや音への貪欲さも含め、輝くものがあちらこちらに散らばっており、聴く度に発見がある。バンドへの期待を抱かせ、そしてその音を生で体感したくなった。
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Michael Bubleさん「To Be Loved」を聴く。(アルバム)
良い楽曲を、良い歌声で彩り、良い音楽を奏でていく。そんな前作までの流れは引き続きながら、より今らしく、よりPOPに。楽曲に弾力性が加わり、心に染みる美しさと心が弾む楽しさが、1枚で味わえる、とってもステキなアルバム。
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Fall Out Boyさん「Save Rock And Roll」を聴く。(アルバム)
全力でロックに走る楽曲もありつつもそれだけではない、ひとつの音に留まらない面白さがとってもいい。POPで聴きやすい自分たちのリズムを刻みながら、様々なジャンルや音色を取り込んで、心から自由を楽しんでいる。
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※つぶやいてないCD多数。基本、新譜の生感想。