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2007年07月05日、会社帰りおひとり、
横浜ニューテアトルさんにて、18時30分の回を鑑賞しました。
感想を一言で言うと、
不安定な物語が安定したとき、物語のひとつが終わり、
波紋のように柔らかく、しっとりと心に染み渡る、
誰もが懐かしく感じられてしまうであろう、雰囲気を持った作品です。
いい意味で、21世紀に撮られたとは思えない時代を超越した手触りで、
唯一現代的な携帯電話の存在だけがとっても残念に思えるくらい。
まさしく映画、という現実的でなさ過ぎな不安定で不自然な描写から始まり、
どうなることかと思いましたが、映画、としてしっかり描き切ってくれました。
とはいえ、映画、にしてはメッセージ性が強く、
どこか著者の言い分が濃い小説を読んでいるかのような。。。
まず自分、という考えの現代に対して少し批判的に、
そしてやがて消え行く幾多の作品に対して、愛情をもって。
リメイク元の『転校生』を観ていないので比較は出来ませんが、
大林監督らしい、と呼べそうなくらい映像作家の色が認識できます。
ともあれ尾道三部作を少年少女時代にリアルタイム観賞した世代が、
とっても羨ましくも感じられるくらい、邦画らしい邦画でした。
横浜ニューテアトルさんにて、18時30分の回を鑑賞しました。
感想を一言で言うと、
不安定な物語が安定したとき、物語のひとつが終わり、
波紋のように柔らかく、しっとりと心に染み渡る、
誰もが懐かしく感じられてしまうであろう、雰囲気を持った作品です。
いい意味で、21世紀に撮られたとは思えない時代を超越した手触りで、
唯一現代的な携帯電話の存在だけがとっても残念に思えるくらい。
まさしく映画、という現実的でなさ過ぎな不安定で不自然な描写から始まり、
どうなることかと思いましたが、映画、としてしっかり描き切ってくれました。
とはいえ、映画、にしてはメッセージ性が強く、
どこか著者の言い分が濃い小説を読んでいるかのような。。。
まず自分、という考えの現代に対して少し批判的に、
そしてやがて消え行く幾多の作品に対して、愛情をもって。
リメイク元の『転校生』を観ていないので比較は出来ませんが、
大林監督らしい、と呼べそうなくらい映像作家の色が認識できます。
ともあれ尾道三部作を少年少女時代にリアルタイム観賞した世代が、
とっても羨ましくも感じられるくらい、邦画らしい邦画でした。
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