Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想:2016年03月まとめ(13本)

2016年04月01日 00時00分00秒 | 映画つぶやき

『珍遊記』を観賞。

面白い。原作のムチャクチャぶりを実写にするのはそもそも無理なことなので、らしい要素をたっぷり入れつつ、演者さんたちのギャップも活かしてくだらない方向に、照れることなく全力で取り組んで、ふざけきってくれたのがとってもよかった。なにも考えずに楽しめる気楽さがステキ。

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『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を観賞。

面白い。トレーダー視点でドキュメンタリー的に、ユーモア溢れる解説と共に語られていく、リーマン・ショックに至るまでの真相。許されざる欺瞞に躍らされた当時の米国が垣間見れて、知的好奇心も満たされるも、真の勝利者のいない惨状に笑いも引きつる。

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『ザ・ブリザード』をMX4D字幕観賞。

面白い。アトラクション的な作品を期待してしまったけれどそれは要素のひとつで、ドラマ部分がしっかりと描かれており、実話ならではの重みを持った感動作に仕上がっている。救助しに行く側はもちろん、救助される側なタンカーの乗組員たちの行動もカッコイイ。

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『セーラー服と機関銃 -卒業-』を観賞。

面白い。これはもう戦うしかない、と心から思わせてくれるヒロインの輝かせ方。淡い甘さと、予想以上な苦さの調和がステキ。現代的な狂気に昭和的な任侠が挑む、そんな時代を映す対峙や、演者たちの個性を活かす構図が、いくつも散りばめられているのもいい。

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『マジカル・ガール』を観賞。

面白い。多くを語り過ぎず、想像させる余白がたっぷりあるからこそ、気持ちが沈んでしまうほどの苦い後味がもたらされる。少しの歪みで大きな狂いが生まれる、小さな望みを叶える喜びの大きさ、逃れられない使命感、そんな魔法の正体をほんのり共感できてしまうコワさも。

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『アーロと少年』を2D吹替観賞。

面白い。実写のような質感のある映像がとっても美しくて、デフォルメされたキャラクターたちが浮いて感じられてしまうくらい。家族で楽しめる成長物語の中で、喜怒哀楽と少しのやんちゃに、恐怖や喪失感の苦味までしっかりと描いており、温かさと切なさが胸に残った。

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『ちはやふる -上の句-』を観賞。

面白い。様々な要素のある原作の中で、注目するキャラをかるた部内で上手く割り振って、お話を丁寧に魅せてくれたので、心にグッとくる各々の青春、淡い恋心や仲間と戦う喜びを、しっかりと楽しむことができた。より純粋なかるたの試合が描かれそうな次作も楽しみ。

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『僕だけがいない街』を観賞。

面白い。原作未読なこともあり、素直に1本の映画として楽しめた。小学生時代が本編のような構成の中、たくさんの制約がある子供の体で事件を防ごうと奮闘する姿、子役たちの上手さもあり、作品世界に惹き込まれ続けた。どの女性キャラも守りたくなる魅力があるのもいい。

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『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』を観賞。

面白い。誰もが避けられない体と頭の老い、その中にも宿っている知性と洞察力の鋭さがしっかりと光っているのがステキ。事件の先にある感情と向き合った、人間的なホームズが見られた。当時想像されていたであろう世界観のまま、日本が描かれるのもいい。

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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を4DX字幕観賞。

素晴らしい!テンションが高止まりしたまま突っ走っていく予想できない展開に、語らずに一瞬で魅せる心の動き、映画3本分くらいの密度の濃さに大満足! 4DX版は初観賞となったけれど、暴れ続ける椅子に止まない風や雨、興奮度が段違い!

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『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』をIMAX3D字幕観賞。

素晴らしい!原案となったアニメ版は観ていたけれど、その要素を入れつつ、クライマックスが積み重なっていくド派手なアクションで盛り上げて、壮大な予告要素も盛り込んで、魅せて楽しませる!終わらないワクワク感!

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『仮面ライダー1号』を舞台挨拶付観賞。

面白い。戦い続けてきた本郷猛を真摯に描いており、45年の重みを確かに感じられるのがいい。ゴースト組が1号を敬う後輩として前に出過ぎずに引き立てているのもステキ。小さなお友達向けのお遊びと拙さが散らばっているらしさもありつつ、ライダーに浸れる。

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『リリーのすべて』を観賞。

面白い。自らを女性と認識していく過程を、所作はもちろん内面まで含めて美しく、でも聖人ではない身勝手さも持った人間として、丁寧に描かれているのがステキ。世間に精神病として扱われる中、心身共に変わっても、その存在を失いたくない妻の気持ちも切なく伝わってくる。

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『砂上の法廷』を観賞。

面白い。誰もが嘘をついている、その様を過去の描写で示唆しながら、細やかな演技で心の機微、わずかな動揺まで魅せてくれるのがステキ。審議で事件の全容が明かされながら、偽証が積み重なっていくことで、新たな疑問が生じ、真実が見極められなくなっていく感覚がたまらない。

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※映画館で観賞したもののみ。


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