Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

テレビ生感想:「夏色キセキ」まとめ

2012年07月01日 00時00分00秒 | テレビつぶやき

1話。

素直になれない優しさ、言葉だけで感じあってしまう素直さ、そんな本当の中2らしさに溢れていて。少し不思議なジュブナイルものとして、どんなキセキが起き、どんな歌が流れるか期待しつつ、4人のやりとりを楽しみたい。

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2話。

言葉で表せない感情の共有が、少し不思議なキセキを通して微笑ましく描かれている。振り回される4人のアタフタぶりが純粋に面白い。実写とアニメのいいところを上手く取り入れた見せ方、ほど良い娯楽性が素敵。作品に関わる全てを好きになりそうな空気がある。

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3話。

今回も物語的にし過ぎず、中学生と小学生で考えられる展開に留めた、瑞々しさがよかった。大人びた紗季から素直な感情がこぼれた、別れ行く夏の軌跡に残る思い出。あらすじで語るのではなく、画と音、そして演技の調和による輝きを楽しむ作品だな、としみじみ。

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4話。

お話として、純粋に面白い。恋している感情を上手く描いてドキドキさせつつ、切なさや友情の部分も感じさせ。キャラの性格がはっきりした上での、丁寧な画作りと、お互いを近くで見てる4人の関係が活きた細やかな演技で、真実味が増し、微妙な仕草も楽しめた。

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5話。

見えないことで、見えるもの。凛子と優香のほんわか友情話を軸に、1人いないことでわかる、4人が出会い過ごした幸せのキセキが、純粋な中2視点で描かれる。思い出、軌跡の傍で、もうすぐ去る紗希の表情も入れる細やかな演出が、今後の話に深みを与えている。

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6話。

奇跡からのドタバタはもちろん、2人だから見えること、2人だから出来ること、そして1人になる決意の芽生え、を二重の意味で描いた心の軌跡がとても面白かった。毎回お話の中心でないキャラが、4人の夏の終わりを匂わせ、今の楽しさに切なさがあるのもいい。

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7話。

中2らしいぎくしゃくさと気遣い、幼い頃からの想いと共に、4人の思い出づくりを楽しませつつ、物語の謎を深める場面もあり、とても面白かった。別れを前にすると、共に歩んだ軌跡が奇跡に感じられるのかな、とも。下田が魅力的で、また行きたくなるのもいい。

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8話。

言葉では語れない4人だからこそな空気。友達同士で行く旅の特別なわくわく感と楽しさの中に、中2らしい落ち着きのない心の動きが個性を持って上手く描かれていて、とても面白かった。高垣彩陽さんの歌の表現力を活かした、表情が伝わる紗希のカバー曲も良い。

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9話。

いい旅だった、と振り返れる、見えないから見えたものが大きな、いいお話。出てくるキャラたちが、それぞれ中2らしいひねくれと単純さを持っているのがいい。これからを含めて確かめ合ったこの旅が、4人の軌跡に深みを与えており、本当の別れが今から切ない。

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10話。

少しのひねりで、なるほど、と思わせる展開が続き、とっても面白い。1話として楽しめる上で、4人の思い出、想いを重ね、綺麗に次回に繋げて、期待を膨らませてくれるのがステキ過ぎ。アニメだからこそ出来る、そして4人の演技力を活かしたキセキもいい。

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11話。

追い込まれての走馬灯、普段言葉にしない言葉が、4人が出会い歩んだキセキを色濃く彩る。過度な緊張、楽しむことを楽しめる、中2らしさがステキ。別れを目前にして、崩れてしまうだけでなく、崩せないもどかしさが切なさを増す。最終回4人の選択が楽しみ。

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12話。

4人最後の夏休みを、与えられた奇跡から、辿った軌跡に戻して、大切な思い出に。ドラマ的な感動よりも、4人の想い合いを一番に描いたことで、作品全体がいい思い出として心に残った、素敵な最終回。御石様周辺も回収されてすっきり。全話通して面白かった。

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※観賞直後、なるべくネタバレないよう意識した、よかった探しな感想つぶやき。



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