Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想『花咲ける騎士道』

2004年06月27日 23時14分23秒 | 映画
昨日訪れた劇場の雰囲気が隠れ家的でとても心地良く、
予告で観て、さらにチラシでも渡された、
ペネロペさんの勇敢な騎士姿が印象的で、どうしても観たくて、
お仕事の帰り道、自然と劇場に足を運んでいました。

感想を一言で言うと、
本当に観てよかったと心の底からから思える、
爽快感溢れ、心躍る、とてもとても楽しい作品でした。

帰り道は、もう笑顔、笑顔です。

実際のところペネロペさんは、
騎士として活躍するわけではありませんでしたが、
観てるだけで主人公と一緒に冒険をしているような気持ちになり、
頭を空っぽにして楽しめる、最高の娯楽作品でした。

主人公の動き回りっぷりも含めて、
ジャッキー・チェンさん映画を観てるような、
ハラハラドキドキ感と、爽快感が味わえます。

いやいや、ルパン三世の方が正しいかもしれません。
そういう荒唐無稽さが全編に繰り広げられます。

そこにリュック・ベッソンが脚本を書き、
さらに『TAXi』シリーズの監督が撮ったらしい、
小さな冗談が延々と細々とちりばめられています。

その冗談の面白さは別として、
その作品世界にいるキャラクタが生き生きと楽しそうなのです。

誰ひとり暗い心を持っていません。
みんなバカっぽいです。

でもバカを真剣に演じているので、
観ているこちらも楽しくなるのです。

物語については、深く考えても仕方ないです。

自由を愛し、純粋で、常に前向きな、
ファンファンという女好きな主人公が憧れのお姫様を得るため、
孤軍奮闘する、中世を舞台にした大活劇です。

1952年の作品のリメイクらしいですが、
元の映画は観たことはありません。

伏線がバカバカしいくらいに簡単過ぎだとか、
登場人物が理由付けもなく突然に恋をしあって、
わけがわからな過ぎとか言われそうですが、
小難しい理由を考えちゃいけません。

バカバカしい伏線を笑うものであり、
わけわからないのは観てないとこでなんかあったんです。
そんな解釈でいいのです。

理屈で観る映画じゃないです。
頭を空にすればするほど楽しい映画です。

それにしても、なんでこんな大衆向けの娯楽作品が、
単館公開なのでしょうか。

理屈っぽい印象のある単館映画好きな人に、
こんな娯楽まっしぐらのバカ作品見せても、
ウケがいいと思えません。

これは大衆が観てこそな作品です。

こんな作品があまり人に観られず、
埋もれちゃうなんて勿体ないです。

こういう爽快感があり心躍る良心的な物語は、
もっと多くの人に観てほしいです。

小さな子供を連れて行ったら、
きっとハリポタさんより大喜びです。

しかし、本当に観客が少なく、
私の観た回は、わずかふたりしかいなかったのですが、
もうひとりもスタッフロールが流れ出した途端帰ってしまい、
ひとりになってしまいました。

私だけのための映画館のようで、
とても気分は良かったですけど、
公開2日目にして、これは一体。。。

私はもう1回観たいくらい楽しめたので、
広く宣伝したい気分ですけどね。

どうなんでしょう、あまりにバカ娯楽過ぎて、
口コミで広がる部類の作品でもないですし。。。

なので、この書き込みで、
もちょっと多くの人に興味を持っていただけたら、
とか思います。

あまりにバカ娯楽過ぎて、
ついてけなかったらごめんなさい。。。

ちなみに、なぜペネロペさんの騎士姿に惹かれたかというと、
ペネロペさんが中高と片想いしてた相手に、
なんとなく雰囲気が似ているから、なのです。

つまりは私もファンファンのように、
恋に生きる男だったのです。いえい。

ちなみに岡田真澄さんのファンファンという愛称は、
リメイク元の作品からきているそうです。

ガッテンガッテン。

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2 コメント

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残念。。。 (aliz)
2004-06-29 23:57:59
これは多くの人に見てもらってこそ輝く、

娯楽映画ですよね。



でも小さな劇場での公開ですからね、

「ハリポタ」さんが対抗馬になくても、

よっぽど映画好きでないと行き辛いかも。。。



こんなに面白いのに残念です。



それにしても、

ペネロペさんはカワイかったですね。
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ペネロペはキュートでした。 (FLUFFY)
2004-06-29 15:00:21
はじめまして。TBさせていただきました。

私は公開前に試写会でラッキーにも観る事ができたのですが

お金を払って観てもいいかなって、思えましたよ。

お客さん、少ないんですか~。

みんな「ハリポタ」なのですかね?

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