週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#168 -’18. 京劇 項羽と劉邦 「覇王別姫」(6月13日の日記)

2018年06月13日 23時13分38秒 | 日常の出来事(日記)
私が京劇を観るのは初めてです。
なんとなく分かったつもりでいても正確なことは何も知らない白紙の状態での鑑賞です。

くしくも、前回の台湾旅行では三月大歌舞伎の演目の一番目の国性爺合戦は近松門左衛門の獅子ヶ城の所です。
国性爺合戦は台湾の英雄の鄭成功です。
今回の台湾旅行で拝見して来て帰国して直ぐに見た歌舞伎で演じられたのが国姓爺合戦(漢字)ですから、特に記憶に残りました。
歌舞伎で拝見したのは国性爺合戦の中の獅子ヶ城のくだりです。

因みに、今回の京劇鑑賞は西安にお邪魔して、秦の始皇帝に関連する兵馬俑などを見学してきた直ぐ後でした。
京劇の演目である項羽と劉邦ですから、秦の始皇帝との因縁も浅からぬものがあります。
京劇も西安旅行を意識して手に入れたチケットではありませんが、観劇していても特別な感情が沸き起こりました。

同一料金で全席指定席ですから、本来は良い席にて観たいですが致し方ありません。


因みに今回の観劇も夜の部になってしましました。
池袋の東武デパートの11階のレストランで夕食を食べてから芸術劇場に向かう予定で計画して自宅を出ました。
家内がネットで調べていたレストランは私が和食が良いと注文したので選んだお店がつくみでした。
初めての東武デパートでは無いのに入り口が違った為か歩いている場所が勘違いしていたようで11階のレストラン街にたどりつかない。
高層階の棟ではないところをウロウロしてしまい十分時間をもって来たのに20分以上も時間をむだにしてしまった。
エレベーター表示が11階までないところを探し回ってしまった。
生半可に良く知っていると思った事と現在位置を記憶違いで歩いていた。
ゆったり食事するつもりが厳しくなってきた。
エレベーター前で若い方に教えてもらい、高層階のある棟にたどり着きつくみの前に到着です。
つくみの前のショーケースを見ると、和食と言っても家庭料理的な感じでこの日に食べたい雰囲気ではなかった。
レストランの表示を見て時間も無いのに13階のとんかつ和幸に変更した。
いつも食べる和幸とは少し雰囲気もメニューも異なっていた店を出てから違うチェーン店の和幸であることに気が付いた。
それでも、開演30分前には食べ終えることが出来た。
今回は生ビールは頂いておりません。
観劇中にいびきをかいて寝るわけにはいきませんので。


池袋西口を出て芸術劇場に到着です。


直ぐに左の道を曲がると芸術劇場が見えません。
早く曲がる所でした。




5



過去に一度だけこちらの長いエスカレーターに乗って大劇場に入ってクラシックコンサートを聴いたことがありました。
6


7



今回の京劇は「項羽と劉邦 覇王別姫」です。
京劇の基礎知識・楽しみ方約束事も知らないでみてきましたが、なんとなく歌舞伎と相通じるところがあり分かるところもありました。

京劇 湖北省京劇院日本公演 項羽と劉邦 のリーフレットからあらすじを引用させて頂きます。
『―― ものがたり ―― 
始皇帝が没し再び世は乱れた。
楚の将軍の家柄で武力を誇る項羽は秦を滅亡させ主導権を握る。田舎町のごろつきだった劉邦は余人にかえかえがたい人望で稀代の人材が集まり漢王になるも、鬼神のごとき武勇の項羽に百敗を喫した。そんな時、項羽に仕えて不満を募らす韓信に、劉邦が最も信頼する張良が出会い、その才能に惚れこんで推薦状を書いた。韓信は劉邦の陣営を訪れるがその推薦状はあえて隠した。それでも丞相の蕭何は韓信の才能を見抜いたが、劉邦は張良の推薦状を持った将軍を待ち望んで韓信を重用しなかった。韓信はここにも大人物はいないと見限り、推薦状を残して去ってしまう。蕭何は老体に鞭打ち韓信を追った。劉邦は残された推薦状を読み、張良が推す者は韓信であったと詫びる。韓信大将軍の誕生で劉邦軍は戦果を重ね、項羽を垓下に追い詰める。韓信の四面楚歌の計らいにより項羽は楚の兵らが漢に寝返ったと思い込む。項羽の愛してやまぬ虞姫は悲壮の項羽を美酒でもてなし、軽やかな舞で優しくなぐさめた。劉邦軍は〇〇らが襲いかかり、虞姫の弟・虞子期がしんがりをつとめ押し返し、項羽は江南をめざしひた走る。
激しくも悲しい戦の勝敗やいかに。』

8



二階のロビーから一階と地階を望み。
池袋駅には地上に出なくても地下通路で繋がっているようでした。
9
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カウンター