Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

ロサンジェルスのイベントで歌うエリック

2013-08-18 12:09:16 | エリック・ベネイライブ(日本以外)



昨年の映像だが先週になってアップロードされた。
LAのショッピングセンターでのイベントで歌うエリックべネイ。
グレーのぴったりしたパンツ、ストライプのシャツ、
その下は白のTシャツで茶色の靴を履いている。
"Real Love"から始まり"Sometimes I Cry"、最後は"You're the Only One"
ヒット曲、思い入れの深い曲で固めた。

バンドもバックコーラスもなく、一人歌うエリック。
自宅から車を運転して一人で行ったようだ。
通りの端まで詰めかけている観客達に曲の合間に話しかけコーラスを振る。

歌に乗せながら「僕の新しいシングル"Real Love"、
iTuneで見つけてダウンロードして買ってね。
昨年娘のインディアがUSCに入ったんだよ。USCは学費が高いんだ。」
このインディアにまつわるネタ、エリックの不遇時代のライヴで定型化していた。
2005年の来日、ブルーノートでも「インディアも14歳になった。
靴を買って上げないと。」と言っている。
ここで皆がおひねりをエリックへと渡すのがアメリカのライヴでのお約束だった。
今はもちろん充分余裕があるのも一目瞭然なので、
このセリフはライヴで言わなくなり、ここでチップという習慣もなくなったが、
地元ということで寛いだ雰囲気の中、ジョークとして飛び出したのかもしれない。

この場面で「お金が掛かる」と話す時にお札を数える仕草をする。
思わずニヤリ。
なぜなら"When You Think Of Me"の中で「君がベンジャミンを作っている時に」
という歌詞があり、対訳の日本語では「君が子供を作っている時」とあり、
どうしてもしっくりこないと思いながらライヴ映像を観ていて、
エリックがこの部分でお金を数える仕草をするのを見て
「ベンジャミン・フランクリン、100ドル札!」と閃き、
「自分が夢を追っている時に君はお金に捉われていた」の意と、
ようやくわかったことがかつてあったからだ。

Eric Benet "When You Think Of Me"についてのブログ
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20100330

エリックはこういう風にボディーランゲッジをたくさん歌に入れている。
例えば"You're the Only One"でも"I don't care what they say"の部分、
「人になんと言われようと関係ない」というところで、
目の前で追い払うように手を振る。

"Sometimes I Cry"を歌う前に「皆がNO.1にしてくれた曲だ。」
いつもファンへの感謝の気持ちを忘れないエリックべネイ。
"I Just Fake It"と歌いながら観客にその続きを"Until when?"とマイクを向ける。
観客達から"Until I Can Make It"とコーラスが返ってきて、
「みんな、ちゃんと歌えるじゃない。」と歌に乗せて答えながらご機嫌のエリック。

全身を使い歌っているエリックの姿をカメラが捉えている。
サングラスは取らないが、手や体から伝える表情が豊かだ。
しかしステージ上に意味もなく留まりおしゃべりをしたりしているスタッフ、
次のショウのためのクルーなのか。
また"Real Love"を歌うのをやめて"Sometimes I Cry"を歌おうとしている時、
それを音響のスタッフは把握できない。
エリックは何度か呼び掛けるが中々通じず、雰囲気を壊さないようにしつつ
オペレーションにそれとなく曲を変えることを促すエリックべネイ。
最前列は黒服のSPが3人強面で固めている。

それでもそんなことに振り回されることもなく、
エリックは自分の仕事、歌に観客とのコネクトに入り込む。
「もっと聴きたい?」と聞き、湧き上がるスクリーム。
「コーラスが必要だから手伝って欲しい。」と"You're the Only One"
コーラスの部分では観客へとマイクを向ける。
"You're the only one I love, you're the only one I need in my life"
客席からコーラスがしっかり返ってくる。
思いっ切りエリックべネイが懐かしく、また一緒に歌えるファン達が羨ましくなる映像。

金曜日の晩、寝る前にYoutubeを探していたらいくつもこんな映像をみつけてしまい、
子守唄になるどころか、興奮して眠れなくなる。
フェイスブックに早速いくつかアップしたら、
エリックのファンの方達から次々とリアクションが返ってくる。
私もですが、皆さんも週末は夜更かしなんですね。
皆もエリック恋しさに火が付いてしまったようで、
それぞれみつけた思い出が甦る映像をアップロードしてくれた。
観るのが楽しくてとても嬉しかったです!

愛しのエリックべネイ、早く日本にも戻ってきてほしい。