Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンアイドル シーズン9 トップ24

2010-03-27 13:57:15 | アメリカンアイドル
最初は女性12人。
率直に言って、もう一度この人の歌を聴きたい、感動した、応援したい、
そう思わせてくれる人が一人もいなかった。

デビッド・アーチュレッタ、デビッド・クックが出てきたシーズン7、
そしてアダム・ランバート、クリス・アレン、アリソン、ダニー・ゴーキーなどがいたシーズン8、
ここのところ、レベルが高いシーズンが続いたせいでそう感じるのだろうか?
思えばシーズン6もメリンダ・ドリトル、ジョーダン・スパークスなどはいたけど、
シーズン5に較べると苦戦している人が多かった。

次に男性12人。

トドリック"Scince U Been Gone"
ダンサー出身の彼はトップバッターを何なりとこなした。
やはりステージでのアピアランスがきまっている。
しかし「曲をいじりすぎてオリジナルの良さが失われている。」とランディ。
「歌えるダンサーって感じだ。」とサイモン。

16才のアーロン、ハリウッドオーディションで"Angel"を歌って歌詞を忘れた。
それでもあきらめずに歌い続けようとした姿に会場の皆が心を一つにして応援した。
"Here Comes Good-bye"
こういう人が出てくるからこの番組をやめられない。
最初は不安そうな出だし、それが歌っているうちに曲に入りこみ、緊張を忘れる。
歌い終わった時には満足感が表情に出ている。
場数を重ねて成長していく姿を観てみたいと思わせるものがある。
「ここを場違いに、居心地悪く感じていないか?選ばれるべくして君はここにいるんだよ。
自信を持て。」とサイモン。
「自分の才能に気付いて、自信を持てるようになっても
今の謙虚さを忘れなければ皆が応援してくれる。」とエレン。

ジャーメイン、ハリウッドオーディションでマイケル・ジャクソンの"Man In The Miller"を歌った時、
バンドがリハーサルと違う演奏をしたために自分がそれに合わせることになったと言い訳。
かえって反感をかってしまった。
病気のお母さんの世話をしながら教会のシンガーをしている。
「故郷を代表してここに来ていると思っている。」
と書くとすごくまじめな青年に聞こえるが、違う一面もありそうだ。
"Get Here"、いくつもの声を使い分けて音域の広さを聴かせる。
ランディ、「歌が古いな。マックスウェルや二ーヨが合いそうだ。」
ランディ、そこでエリック・べネイと言って欲しかった!

この3人、見所ありでけっこう応援しています。

ティム、一度は落選を告げられて家に帰ったのが呼び戻された。
その辺の経緯はわからない。
"Apologize"、可愛くて好感度もあるけど選曲ミスと言われる。
選んだ曲が番組に合わせて縮めるアレンジが不可で寸前に曲を変えたそうだ。
「みんなに楽しんでもらえる曲をと選んだけど合ってなかったかな?」

カリフォルニアの20才、ジョー、ジェイソン・ムラ―ズ "You & I Both"
好みとは違うが巧いと思った、そしてステージで生き生きとしていた。

ペンシルバニアの大学生、タイラー、"American Woman"
ずっと70年代のロッカー風をオーディションからファッションも立ち居振る舞いも通してきている。

シカゴで塗料を売っている24才、リー。
この人も巧い、今まで存在に気付かなかった。
ライアンに「今の気持ちは?」と聞かれて、「最高の瞬間、この感じをずっと味わいたい、
一生歌い続けたいよ。」
サイモンの絶対的な支持コメントを受けて、みるみる涙ぐむ。
感極っている様子にこちらも感動。

ジョン・パーク、イリノイの21才、大学生。
"God Bless The Child"
それなりにキュートなんだけど、歌は・・・前半は緊張が解けない。
アジア系、ダンス界だけでなく歌の分野でも進出する人を応援したいのだけど。
「どうしてこの曲なの?」とライアンに聞かれ、「両親のため。」
「生きていくのにはお金が必要だから。」
それなら「お金のためにここにいるんだね?」とライアン。
視聴者はどう受け取るだろうか。
カーラから「自分に酔っていた。」

26才、フロリダのパーソナルトレーナー、マイク。
マルーン5で"This Love"、安心して聴いていられるパーフォーマンス。
しかしマイクはダントツの人気に少し油断しているようにも思える。

19才のアレックスは、"What A Wonderful World"
「居心地が悪そうに歌っていると、聴いている人にもそれを感じさせるよ。」
ライアン、「人前で今まで歌ったことは?」
「20人位の人がいるカフェで3回位・・・」
それじゃ、しょうがないなと周りも納得。

ケイシー・ジェイムス、オーディションから審査員のカーラ、
そしてゲストのビクトリア・べッカムを味方につける。
ブライアン・アダムスの"Heaven"
何だかとても嬉しそうに歌っていて観ていて微笑ましい。
自分にとって最高の瞬間であるはずのこの時、そういう時に楽しめる人っていい。
普通は緊張やいろいろな不安が先に立って、ほんとうはハッピーなはずの瞬間を逃してしまう。
素朴な持ち味もあるけど、かなり好感度高いイケメン。
サイモンから「君と僕との共通点は外見が良いためにほんとうの才能を見逃されるということだ。」
ランディからも「お互いモデル出身の歌手として・・・」などとジョークが出る。

アンドリュー・ガルシア、"Sugar We're Going Down"
とても才能のある人なのに今回の歌は、力が出し切れていない印象を受けた。
妻と幼い息子の将来が掛かっている、いつも「家族のために頑張っている。」と。

結果発表。トップ24全員で、"American Boy"のパーフォーマンス。
女性はブロンドの美しい人、ジャネル、やはりラテン系でとても綺麗なアシュレイが落選。
アシュレイは緊張からか前回は声が全然出てなかったのに、落選して歌う時は歌えている。
ジャネルは特に失敗もなかっただけになぜ落ちたのか。

男性はメキシコ系のジョー、上手に歌えていたのに。
そして70年代ロッカー、タイラー。
アレックス「君が落ちるなんて・・・」とハグ。
自分が合格して動揺している。
ケイシーもびっくりした表情がアップになる。
確かにこのままワンパターンだと飽きられるとは思ったが、この時点で落選とは思わなかった。

エレン、ランディ、カーラ、「誰が落ちると思う?」と聞かれても答えをはぐらかしたが、
サイモンだけは、アレックスとタイラーが残った時、「タイラーだ。」と答えた。
ライアンに落選のコメントを求められて、タイラーは、
「審査員が本戦、トップ24までにもっとアドバイスしてくれれば良かったのにな。」

シーズン8の優勝者、クリス・アレンのハイチ地震への番組としてのサポートの取り組み、
「アイドルギブズバック」チャリティーの紹介とパーフォーマンス。
そしてやはりシーズン8のアリソンが登場した。

いきなり予想もできない展開になったアメリカンアイドル シーズン9、
これから誰が歌に磨きをかけ、個性やカリスマが出てきて、好感度も上がってくるのか。

毎年のことだけれど、うっかり検索をかけたりして、ネットで結果を知ってしまうと、
楽しみが半減するので、なるべく見ないように用心している。