Eric Benet＠ビルボード東京2009

ビルボード東京。
今までそれほどまでして観たいライブがなかった事もあり、
予約開始日に気合を入れて電話した事などなかった。

今回、エリック・ベネイのライブにあたり、
一般予約開始より一週間早い会員優先枠で予約を入れるために
夫はにわか会員となった。
友人も何人か誘った。

予約を取ってくれた夫によれば、
Eric Benetのライブ予約開始11時からビルボードの２本の電話に
こちらも２本の電話から掛け続け、
ようやく通じたのが11：25。

どうやら夫はこの日、昼食を食べ損なったらしい・・・
周囲は二つの電話を抱えるその真剣な様子に、
仕事のトラブルか株の暴落にでも巻き込まれたかと。

その時点で2/21（土）のEricBenetの2nd show、自由席は何と残席１。
そこでやむなく１stに切り替えるが6名分の予約はできず、
確保できたのは4名分のみ。
残りは一般予約日に追加して欲しいとの事だった。

夜になると既にインターネット予約画面ではエリックベネイのライブ、
21日の自由席、１st、2nd、共に×印。
これでは無理かなぁと判断し、
お誘いした方に遠慮して頂く事になってしまった。

ブルーノート、コットンクラブ、スウィートベイジルなどは、
友人達と大勢で良く行ったが、
ビルボードは4人以上の予約は向いていなかったようだ。
テーブルは4人掛け、カウンターも予約は4名までしか受けない。
会員の優先枠でも予約は４名まで。

そして座席は予約を入れた順になる。
したがって予約当日の席取り合戦の電話は熾烈な戦いとなる。

反面、今までブルーノートなど
3時からの整理券配布に行く事ができなかった人にとっては、
このシステムは朗報かもしれない。

ブルーノートでは一人どころか二人で行っても、
相席で隣の人との距離がないのでちょっと居心地が悪い。
ビルボード東京は二人で、
そして一人でも行きやすいライブハウスかもしれない。

ブルーノートでも改装後、予約席ができたが、
ステージからは若干距離がある。
ビルボードは音も視界も最も良い位置に指定席を配置している。

ここのところブルーノートに出演していたアーティストのほとんどが、
ビルボード東京に出演するようになってしまった。
ブルーノートの雰囲気とその予約のおおらかさ
ライブにグループで行って盛り上がるも好きなので、
ちょっと残念な気がする。

Eric Benet のLive Show @Billboard Tokyoの４日間、
初日と2日目は夫と二人、３日目、４日目は友人も交えて行く事になった。
２月末、最も寒くインフルエンザも蔓延する時期。
エリック・ベネイ共々、私達もライブで真冬を乗り切りたい！

エリック・ベネイNo.1ファン

うちの夫はもしかすると私よりもEric Benet Fanかもしれない。

昨年の来日、月火水とブルーノート、土曜には東京国際フォーラム、
楽しかったけれどさすがに疲れた。
でもエリックベネイはもっともっと疲れているんだろうなぁと思った。
その一端でも知る事ができたのは意義深い体験だった。
今回の全米ツアーで最後の3日間を追っかけたファン達も同じ事を感じたようだ。
アーティストはほんとうにタフだと思う。

また昨年はEric Benetのアメリカの公演がほとんどなかった。
したがってアメリカのファン達は私からのライブリポートを、
毎晩（あちらは午前）楽しみに待ってくれていたので、
慌てて帰って長い英作文を書かなければならないように追い込まれた。
それも、もちろん皆に励まされ喜んでもらえて嬉しかった。

今年はビルボード東京が4日続く。
夫に、「通しではきついから、一日空ける？」と尋ねると、
あきれたような表情で私を見た。
夫いわく「通して観てこそ、見えてくる物がある。」

今までEricBenetに会った時は、いつも夫が一緒だ。
エリック・ベネイは主人にすご～く感じがいい。
私にはちょっとそっけない。

一度、ファンクラブの会長のTroylynnにその事を話した。
すると「当たり前じゃない！ご主人と一緒の奥さんに親しげにするなんて、
とっても失礼な事だと思うわよ。」
そうか、そういう事なのか・・・

Eric BenetインタビューWCU Chicago

シカゴのテレビ局のエリック・ベネイのインタビュー映像。

「新しいアルバム"Love & Life"は、
今、自分はLoveとLife、両方を満喫しているので、
それがそのまま、CDになった。
だからこれを聴く人も皆きっと楽しい気持ちになれるよ。

Love、愛にはいろいろな形があると思う。
自分の中での最も大きな愛は１６才になる娘に対しての愛。
そして今、付き合っている人もいるよ。
愛は自分を成長させてくれる。
賢くて強い人間になりたいと思うからね。

数年かかって映画の脚本を書き上げた。
来年はその映画製作に取り掛かりたいと思っている。
自分の中の想像力を高める努力は大切だからね。

もちろん音楽もがんばってるよ。
9/9に新しいアルバムを出してから、
デュエレイと１０月中旬までツアー。

みんな、エリックベネイは新しいR&Bアルバムと共に、
戻ってきたからね！」

Eric Benet、デュエレイとのツアーは盛況に終了、
そして東カリブ海のデイブ・コズとのジャズクルーズツアーも終え、
今は自宅に戻っている。

エリック・ベネイ、クルーズツアーがとても気に入ったらしく、
また出演したいと言っている。
しかし次回はジャズではなくてR&Bクルーズにしたいそうだ。
モーニングショウをやっているトム・ジョイナーのR&Bクルーズツアー
(５月にLAから出航）と言うのがあるらしい。

これからは西海岸のツアー、そして年末はアトランタとDC。

来年には日本のツアーが控えている。
2/18～21　ビルボード東京
2/23～24　ビルボード大阪

１日２回のショウ。
一般予約開始は11/18。

Eric Benet

Love, Patience&Timeライブin Milwaukee

エリック・ベネイの故郷、Milwaukee。
今もエリックの母や姉、兄が住んでいる。
今年の初夏、この辺りは大きな洪水の被害が出た。
アメリカでミルウォーキーっていったいどういう存在だろう？
「何にもない所」という表現がよく使われる。

サンドラ・ブロックの映画「あなたの寝ている間に」の中で、
お父さんとどんな所かと楽しみにして遠くからミルウォーキーへ、
行ってみたら何もなかったとか、
イギリス映画の「ラブ・アクチュアリー」の中で、
イギリスに失望して、アメリカに憧れて旅立った青年、
着いた先はミルウォーキーだったとか、
何かとそんな例えに使われる。

Eric Benet、96年に1stアルバム"True To Myself"を発売した後、
初来日をし、インタビューで「ミルウォーキーってどんな所？」
と聞かれて、いとこのGeorge Nash Jr.と二人で、
「何にもない所なんだ。」
実際は、地ビールの産地、野球チームとかもあるらしい。

そんなミルウォーキーの街角。
7/2に特設ステージが設けられ、Eric Benetは
newアルバム"Love & Life"「愛すること、生きること。」
から、"You're The Only One""The Hunger""Love Patience & Time"を披露した。
かつてBenetで、ペアを組んでいた姉のLisaがバックボーカルで参加している。
リサはライブの前に練習する時間が取れずにとても心配だと話していたそうだ。
別の映像で、久々に歌う姉を気遣うエリックの様子がみられた。
お姉さんも昔一緒に歌っていた弟がどんなに心強く感じられた事だろう。

町の中で遊ぶ少年の映像に、子供時代のエリックを重ねた。
警察官をしていた亡くなった父や
暖かい家族に囲まれて過ごした少年エリックベネイ。
初めてのドライブ、彼女と歩いた町並み、
初めてクラブで歌った時お客は10人程の酔っ払いだったそうだ。

ミルウォーキーは、エリック・ベネイにとっては何にもない所ではない。
溢れるほどの想いがつまったホームタウンだ。

エリック・ベネイのお母さんは、この日のために駆けつけたファンを心から労った。
「遠い所から息子のためにこんな所まで来てくれて本当にありがとう。
気をつけて帰ってね。あなた達の為に祈っているわ。」

Love Patience And Time
イラク戦争で片足を失った若者がいた
彼は座り込んで酒を飲み、
自分ができなくなってしまった事を考えていた

彼に笑顔がもどって元気になるまで
しばらく時間がかかったと聞いている
マラソンに出たら2年続けて優勝したそうだ

人生で避ける事のできない嵐がある
暗闇で迷った時は灯火に救われるから
あきらめないで、きっと乗り越えられる

愛すること、受け入れること、時がたつこと、
そんなに時間はかからない、きっと良くなるから
心の中には強い力があるから

国の指導者達は銃を取れと言う
自分達と違う立場の人を殺さなければ世界は変わらないと
血と恐怖が世界をひとつにすると
でも僕は、こう思っている
愛すること、受け入れること、時がたつこと

"Love Patience and Time"
エリックベネイ、7/2ミルウォーキーのライブで歌い終わった後、
天を指し、「見守っていてくれるよ。」と言った。
EricBenet"Love, Patience & Time"

EricBenetハリケーンの中に・・・

ハリケーンPalomaがカリブ海に来ていたそうだ。
カリブ海の船上にいるエリック・ベネイは、
どうなっているのかとファンは皆心配していた。

ハリケーンの速度は落ち、
トロピカルストームというレベルになった。
キューバの北東を通過しマイアミに帰港する予定の船は、
航路を変えキューバの北西からフロリダへ。

船の寄港地
Half Moon Cay
Samana
St. Thomas
St. Baths

そしてその後ハリケーンに接近した船は航路を変えた。
土地の名前を読んでいるだけでもトロピカルな原色の世界が広がる。
いったいどんな素敵な所かと思っていたら、
Eric BenetがKyte phone videoをSt.bathsから送信してきた。
http://www.kyte.tv/ch/113570-eric-benet

あれ？？？
ビーチはとても混雑していて、
これでは真夏の湘南海岸・・・
無人島ののどかな景色の中、エリックベネイが佇んでいるかと思ったのに。

EricBenet「オバマがホワイトハウスに入る事になる、
マケインのオバマを支持した最後の演説は良かった。」

ライブで歌うと消耗するし、
エリック・ベネイは人と接する時もとても気を使う人なので、
ライブ以外の時間は自室に篭っているのかと心配していた。
ツアーも終わりに近づいた日に、
こうやって他の乗客と共にSt.Bathsに上陸し、
ビーチでくつろいでいる姿に安心する。

この船に乗っていたファンクラブの仲間　Cindy によると、
船では先にショウを観て、後に食事、そして先に食事で後がショウ、
この二班に分けられ、1st ショウと2nd ショウでは、
違うアーティストになるそうだ。

したがっていつも自分の好きなアーティストのライブに
当たるとは限らない。
Cindy の観た中では、Dave Kozのサックスをバックに
エリックの歌ったSpanish Fly、圧巻だったそう。
羨ましい～

バラクオバマの当選が決まった日、
船上でみんなでテレビを見ながらのパーティーを期待したそうだが、
特にお祝いの会はなく、個々に部屋のテレビで見る事になったそうだ。
マケインを支持していた人もいるだろうし、それは当然かと思う。

バックボーカルは昨年、
エリックベネイとマイケルパウロバンドにいたベル・ジョンソン。
ハリケーンが接近していると聞いて、「セットリスト変更して、
"Hurricane"を入れようか？」とエリック。

Cindyのご主人はミルウォーキー時代にEric Benetと一緒に
Gerardというバンドをやっていた。
今回、一緒に演奏できればと思っていたらしいが、
それはかなわなかったらしい。

最後の日のライブ、
「自分が20代初めに故郷でやっていたバンドのメンバーが今日ここにいる。」
とシンディーのご主人を壇上に上げて観客に紹介した。
エリックベネイはやはり心配りのある人だ。

期日前投票でエリックベネイと遭遇？

俳優と名乗る怪しい二人組みが、10／28の早朝、
LAにある期日前投票所に現れる。

「今日は、大切な日なのでコンサバな服装で念のためパスポート、
血液検査の証明書（？）その他諸々を用意してきた。

ほんとうに間違いなくObamaに投票できたか、
すごく神経質に何度も確認した。
今日は自分にとっても最高の日だ。」

「ところで、誰に遭遇したと思う？
彼は靴を履いていた。」
とYoutubeの3：25の部分から、エリック・ベネイが登場。
Eric Benet以前、素足で歌っていた時代があるので、
その印象が強いのだろうか？

「最高のバラーディアのEricBenet,
投票所はLAでここだけだからビバリーヒルズから来たんだね？
ヘリで？」

エリックベネイ「自分で車を運転してきたよ。
亡くなった親父に今日の日を見せたかったよ。

この病んでいる国を立て直してくれるのはバラクオバマだ。
彼がアフリカ系だから投票するんじゃない。
彼が日本人でもアポロジニーでも投票する。

そうだ、このビデオ、インターネットで流して
みんなに11／4の投票を呼び掛けよう！」

これはやらせでもお膳立てされた物でもなく、
本当に偶然、自分達の投票の様子と感動を
録画していた二人が捉えたEric Benetの映像。

投票所の内部の一般撮影は禁止されているそうで、
建物の外で撮っている。
サングラスに帽子までかぶっているのに、
回りの人がエリック・ベネイだと気付いてしまう

Surprise Barack

韓流スターとEricBenet

最近、韓国のスター達のエリック・ベネイの曲を歌った映像をよく見かける。
EricBenet"Hurricane"から"Hurricane"だけではなく、
"My Prayer", "Crucks Of My Broken Heart", "Still With You"
"India", "Last Time"
といろいろな曲をいろいろな歌手が歌っている。

それぞれ感情が込められていて、自分の歌にしている。
歌詞の内容も把握した上で、歌っているという事がわかる。
みんな、すごく上手！

しかしそれにしても、なぜ"Hurricane"ばかりに集中しているんだろう？
韓流スターがエリック・ベネイの他のアルバムを歌っている映像、
まだ見た事がない。

"Hurricane"のアルバムに込められた深く繊細な気持ちは、
感情豊かな韓流スターの心に響く物があったのかも知れない。
Eric Benetにはきっと韓国の人達に受け入れられるスピリットがあるのだ。

日本の歌手にも、もっとエリックベネイの歌に挑戦して欲しいなぁ。

Park Hyo Shin - Hurricane

Spiritual Thang by Eric Benet

エリック・ベネイ、9月中旬から10月中旬までの全米ツアー、
オープニングの曲は"Spiritual Thang"だった。

この曲の軽快なテンポ、聴く側も歌うEricBenetもhappyになる。
今の自分の明るく楽しい気持ちをそのままアルバムにしたという
エリックベネイ"Love&Life"キャンペーンツアーに相応しい曲。
そしてEric Benetのファーストアルバム、"True To Myself"から、
ヒットしたこの曲はエリックの原点とも言える曲。

対照的なのが"Hurricane"
曲の中に入り込んで一気に集中して感情移入すると、
その後、すぐに平常心に戻れない感じがする。

それだけにもう一度ライブで聴いてみたい。
私の周りの日本の人はけっこう皆"Hurricane"が好きだ。
来年のライブに入れてくれると嬉しいのだけど。

"thang"という単語、「ランダムハウス英和大辞典」
で調べてもその頃は出ていなかった。
その後、"Do your thang！”（やるべき事をする）
等と使われるのを聞き、"thing"と解釈して良いのかなと思った。
最近の辞書には出ているのかな？

「君と僕の間にスピリチュアルな閃きを感じたよ。
今までこんな深い絆を感じたことはない。
天にいる神さまが僕達が会えるようにしてくれたんだね。
君の与えてくれる本物の愛、純粋な愛は決して色褪せる事はない、
僕達はひとつになる、心も魂もそして心臓の鼓動さえ・・・」

「これから始まるライブ、観に来てくれた君たちと僕
心を一つにして楽しく過ごそうね。」
そんな気持ちを込めてエリック・ベネイはオープニングに
"Spititul Thang"を歌っている。


Eric Benet "Spiritual Thang"ライブ

その時エリックベネイは泣いていた

デイブ・コズのクルーズ船でのライブのため、
東カリブ海の船上にいるEric Benetから
Kyte Video Phoneの送信があった。

エリック・ベネイは泣いていた。
バラク・オバマの勝利に感極まって。
これは皆で成し遂げた事だ、
ほんとうに良かった、
今日は、素晴らしい日だ、と繰り返した。

「今はカリブ海にいるけれど、
できれば地元のLAや生まれ故郷のミルウォーキーの人々と、
共にこの日を祝いたかった。」

まるで少年のような表情で、
喜びが溢れてそして涙になった。
「今日ほど、アメリカの事を誇りに思った事はない。」

ここのところ、伸ばしていた髭もそり、
晴れやかな気持ちが外見にも滲み出ている。
http://www.kyte.tv/channels/place.html?uri=channels/113570/264263#advanced

ファンのサイトでもみんな昨夜は興奮で眠れなかったとか、
号泣してしまったとか、書き込みされている。

何度も書いてしまっているが、これだけ当選させたい、
と思える政治家が自分の国にいて、その時に立ち会えるってすごいなぁ。

R&B、そしてエリックベネイのファンをやってきて、
EricBenetのアメリカのファンの人達とも交流してきて、
日本で生まれ育った私には計り知れない
アメリカにおけるアフリカ系の人達の
積み上げてきた歴史や苦労の重みを感じる出来事でもあった。

エリック・ベネイ、LPがあったの？

恵比寿のソウルバー、ブラウンシュガーで掛けてくれた
Eric Benet"Spiritual Thang"は、何とLP、レコードだった。
Amazonで見ると、その他に"Why You Follow Me"
"Georgy Porgy""Love Don't Love Me"など
シングルカットされた曲は中古でLPが売られている。
値段は￥1500～8500位。

エリックベネイの曲はCDしか聴いた事がなくて、
LPが存在する事も知らなかったので、欲しくなってしまった
CD時代に入った時、レコードを処分してしまった人も多いが、
家には大切に取ってある。

レコードとCDの違いは多くの方が語られている事と思うが、
ジェームズ・イングラムのライブに行った後、
昔のレコードとCDを聴き比べて、唖然とした。
低音の厚みのあるジェームズの声がCDだと生かされてこない。
LPとして録音された物をＣＤ化したせいかもしれないけれど、
味わいのある低い声の人は、ＣＤが不利なのかもしれない。

エリック・ベネイはＣＤ時代になってからのシンガーソングライター。
ＣＤの特質をつかんだ音作りをしているのだろう。
それでもやはりファンとして、中古でもＬＰを手に入れてみたいなぁ

エリックベネイinDavidFoster&Friends

グラミー受賞回数が15回、プロデューサーでソングライターのデビッド・フォスターが、
親しいアーティストを集めて2008年5月、ラスベガスで初めて行ったライブ、
David Foster & FriendsのDVD&CDがアメリカで11/11に発売される事になった。
今、プレオーダーを受け付けている。
1500枚のリミティッドエディション、どこがリミティッドかと言うと、
その中の150枚がDavid Fosterのサイン入りだそうだ。
＄34.98也。
www. DavidFoster. com


デビッド・フォスターは若かりし頃、
すごくハンサムなアーティストというイメージだった。
その後、ソングライターとして活躍するようになり、
最近ではアメリカンアイドルの中でプロデューサーとして、
トップ10まで残った候補者の歌唱指導の様子が印象深かった。

Andrea Bocelliと共に出演者の歌の才能を引き出していく。
この番組で有名な歌手やプロデューサーがゲスト出演した中で、
最も卓越した指導振りだった。
この時、「一番カリスマがあるのはテーラーだ。」と彼は言ったが、
優勝はやはりテーラーに決まった。

視覚障害者のAndreaに向かい、出演者の一人ケリーについて、
「彼女の髪の色は？」と聞いた。
Andreaもびっくりしたのか「何だって？」と聞き返す。
Davidは自信たっぷりにもう一度同じ質問をする。
するとにっこり笑ってAndreaは「ブロンドでしょう？」と答えた。
「そうだよ。」と頷くデビッド。

その女性の持っている雰囲気からブロンド美人なのが、
君ならわかるはずだという事を前提に聞いたのだろう。
それでも盲目のAndreaにこういう質問をできるのは深い信頼関係があっての事。

今年のアメリカンアイドル、歌も巧く容姿端麗、人気もあったマイケル・ジョン、
毎回選ばれるワースト3にも一度も入った事がなかったのに、
トップ8であっけなく敗退。
アメリカンアイドルのファン達に疑問と失望、物議を醸した。

そのマイケルをデビッドは早速ラスベガスのイベントに出演させた。
アメリカンアイドルのファイナルに向けて番組が続く中、
落選してしまったマイケルはもうプロとして皆より一足先に舞台に立つ事になる。

Eric Benet、2002年に完成したアルバム"Better&Better"がお蔵入りしてしまった後、
あるパーティーでDavid Fosterと出会ったと言う。
そして音楽について語り合ったそうだ。
次のアルバムEricBent"Hurricane"ではデビッドのプロデュース、
デビッドの娘のエミリーの作詞協力で"Last Time"の曲が生まれる。

エリック・ベネイ、もちろんこのラスベガスのイベントに呼ばれている。
歌うのは"Last Time"かと思ったら、"Love&Life"から"Chocolate Legs"
観客もデビッドの指導の下、一緒にこの曲をコーラスした。

Josh GrobanやMicael Buble、最近気になる雰囲気のあるシンガー、
すべてDavid Fosterが絡んでいる。
マイケル・ブーブレはウエディングシンガーをカナダでしていて、
デビッドの目に留まったらしい。

Kenny G、Celine Dion、アメリカンアイドルのキャシー・マカフィーも出演している。
エリックベネイが参加できてファンにとっては"Love&Life"発売前、
幸先の良い嬉しいイベントだった。

エリックベネイDaveKozクルーズへ出発

デイブ・コズのクルーズは、
11/2、フロリダのFort Landerdaleを5:00pmに出航、
４日にHalf Moon Cay、５日はSt．Thomas、６日、St.Barths、
そしてドミニカ共和国のSamanaなどにも寄航し、
11/9、7:00amに帰港する。

Dave Koz, Tower of Power, George Duke,
Candy Dulfer, そしてEric Benet、
その他大勢の才能あるアーティストのショウを夜は鑑賞し、
昼間は東カリブ海の島巡りをするという夢のようなクルーズ。

日本時間の11/3、1；30am、エリックベネイはKyte Phone Videoを送信してきた。
これから乗船する船を前に風に吹かれている。
巨大なビルディングのような見上げるばかりの豪華客船。
EricBenet、"Love Boat"を口ずさんで、ご機嫌の様子。

今度はその５時間後。
いきなりライフベストを着用しながら、
エリック・ベネイ、非常階段を降りている映像。
「不測の事態が起きた。
船が氷山にぶつかってみんな避難を始めた所。
船上ではバイオリニスト達が演奏をしているのが聴こえる・・・」

そんなはずないでしょう？
カリブ海でタイタニックみたいにアイスバーグに衝突するなんて！？
心配事はどちらかと言えばカリブの海賊かな？

乗船してすぐに避難訓練。
その映像を送信してきたEric Benet,
船の旅とはこのように始まるのでしょうか？
それにしてもこれだけの船で全員が乗船、下船、避難するのは、
いったいどれだけ時間が掛かる事か。

エリックベネイ＆バラクオバマ

エリック・ベネイはシンガーであるだけではなく、
ソングライターなので、彼の思想的な背景が曲にも反映されてくる。
Eric Benet"Love & Life"の１曲目、"Love Patience & Time"
エリックのアルバムの１曲目は、いつもメッセージソングで、
この歌はエリックのアメリカの国情に対しての気持ち、
ブッシュ批判、オバマ支持が込められていると、
エリックのファンの一人、ダニエルは言っている。

11/4はアメリカにおいて大切な投票の日。
EricBenetファンのサイトで、
今年に入ってから皆、真剣にバラク・オバマの事について語り合ってきている。
音楽ファンのページなのにオバマの演説をどう思ったか、
公聴会、討論会などに行き、ライブで体験した感想が綴られる。

ここまで期待できるカリスマのある指導者が国内にいるのは羨ましい限りだ。
アメリカ初のアフリカ系の大統領誕生の瞬間に立ち会える事を、
皆待ち望んでいる。

エリックベネイもメディアで投票を呼び掛けた。
東カリブ海の船上でのライブをするためにフロリダにいるEric Benet、
10月中に期日前投票を済ませて出発した。

第一線で活躍するアーティストは直感が鋭い。
アメリカ人、そしてアフリカ系だという理由だけでなく、
エリック・ベネイは彼なりにオバマの中に真摯な本質を感じ取ったのだと思う。

Eric Benetの歌うJeff Lorberの"Say Love"
バラクとミシェルオバマの折々に見つめあう姿と優しい眼差しが、
この曲の雰囲気に合っている。
Barack & Michelle Obama

エリックのオバマ上院議員についてのコメント
「自分はそれなりの年なので、今まで、いくつかの政府や選挙運動を見てきた。
バラク・オバマに実際に会う機会があり、彼は政治家というよりも、
自分の理想を実現するための計画を持った夢のある人という印象を受けた。
そして理想を語るのみでなく、アメリカにとって良い事を現実的にとらえ、
反対意見を唱えるだけではなくて、
国としてお互い助け合って一つにまとまる事を考えている。

ビジネスマンやロビイスト達は自分達にとって都合の良い事を優先した
調子の良い言葉を並べ、アメリカの人々にとってほんとうに何が良いかなどは考えていない。
この国を信じる事を失ってしまうのは容易いけれど、自分は未だに信じている。

バラク・オバマについて明確な事、、
それは彼はこの国を決してあきらめてはいない事だ。
今、8年間、ホワイトハウスにいるある人間がめちゃくちゃにしてしまったこの国を
立て直すための具体的な計画を、オバマは持っている。

自分は世界中を旅してきたので、ミシェル・オバマの言った
『今まで私はこの国を誇りに思った事はなかった。』という言葉がわかる。
他の国の人は、いったいアメリカはどうしてしまったのかと思っている。
アメリカのリーダーになる事は、世界をリードする事にも繋がる。
自分はオバマと彼の持つリーダーシップに大きな期待を寄せている。」
-Eric Benet, As told to Nile Ivey (LowKey)　

エリックベネイ「チョコレッグ」プロモビデオ

Eric Bentのファンの一人、Salinaが、"Chocolate Legs"の
プロモーションビデオの撮影について質問した。
「そこには『チョコレートレッグ』の女性が登場するの？」
エリックベネイ、「どうかなぁ？　どうだった？」とデモンテに振る。

内容はブルーカラーで仕事に疲れた男性が家に帰ってくると、
待っていた女性が彼を暖かく元気付けるというストーリーだそう。
公開は新年早々になるらしい。
楽しみ～

Q&A w/ EB pt. 1

エリックベネイ、デイブコズのクルーズに参加

Dave Kozの初来日の際、彼のHPを開くと、
そこにはデイブコズがここ数年行っている11月のカリブ海クルーズ
そのページに飛ぶようになっていた。

名だたるジャズ、フュージョン、R&B系のアーティスト達のショウを、
連夜鑑賞する事ができる
そして東カリブ海の島々を巡る。
参加した人のインタビューもあり、楽しいので毎年乗船しているという人もいた。

今年のこのクルーズにEric Benetが参加する事を知ったのは初春だった。
行きたい
でも絶対に無理・・・

せめて行く事を仮想してのシュミレーションだけでもしてみよう

11/2から出航してしまうので乗り遅れないために、
その前日には港の近くの町に着き、一泊するようにと書かれている。
最短で行く事を考え11/1に出発してフロリダまで飛び、そこから港町まで
車で移動と考えてみた。

ところがアメリカ国内に住むエリック・ベネイでさえ10/31に出発するという。
交通機関や乗り継ぎのトラブルもある事だろう。
出演者が船に乗り遅れるわけにはいかない。
余裕を持っての出発なのだと思う。

出演者でなくても日本からわざわざこのために行くのなら
11/1に出発なんてとんでもない事だった。
また夜の移動は危険な地域もあるだろうから控えるのに越した事はない。

このクルーズの予約の締め切りは7/15。
それまでに内金も収めなければならない。
ずいぶん早い締め切りだと思ったが、クルーズというのはそういう決まりらしい。

お部屋は窓なし、ベッドにシャワーが付いただけの物から、
小さな窓付き、大きな窓とバスタブ付き、窓＋バルコニーあり、
リビングルームもついたスイート、などがある。

社交中心、お部屋の外で楽しむ事が多いのなら、
初心者は小さな部屋で充分と書かれていた。
しかし窓のない部屋というのも辛そう。

身近な人でクルーズ経験者達にいろいろ聞いてみた。

その日によって夜の食事のドレスコードがある。
海外のドレスコードはややこしい
アメリカとヨーロッパでも違う。
それゆえ着物で通したという女性がいた。
着物ならドレスコードを超越した民族衣装だ（私は着物、自分で着られません）

船酔いになってしまいずっと寝込んでいたという人がいた
船酔いをきっかけに車にも酔うようになってしまったとか、
3日目までは楽しかったけれどそれ以降は閉塞感を感じたとか。

アルコール代以外はすべて費用が含まれているので気楽
かつ船内は限られた乗船者のみなので安心感があったとも聞いた。
クルーズ参加者の平均年齢は高いらしい。

各船会社がそれぞれプライベートな島を確保していて、
その船の乗船者だけが上陸できる。
毎日、違う島を巡る旅だが、日本人には自然のままの東カリブ海より、
遺跡がある西カリブ海クルーズの方が人気があるらしい。

それぞれの島が違う国の領土になっている。
という事は上陸の際にビザが必要になる島もある。
アメリカ国籍、またはグリーンカードを持っている人はしかじか、
それ以外の国からクルーズに参加する人は
各国の外務省に問い合わせるようにと書いてある。
なかなかややこしい。

私の周りのクルーズ経験者はみんな日本からツアーで行っている。
ツアーでは女性一人の参加も多いそうだ。
これをツアーでなくて単独で行くとなるとどうなるのだろう。

船の予約、フライトの予約、港までの交通手段の確保、
港のホテルの予約、上陸する島と日本との国交状態、
行きはともかく「あ～楽しかった。」と船が港に着き
その後、一人で港近くの町で一泊空港乗り継ぎ都市東京
これでは寛ぎ、癒しの旅ではなくて修行、冒険の旅になってしまう。

アーティストは自分の出番だけ乗船してくるのかと思ったら、
カリブ海の孤島ではそんな事できるわけもなく、
最初から最後まで一緒の船で過ごす。

このDave Kozのクルーズ、同じ所を周るクルーズの2倍近い値段らしい。
７晩分のミュージックフィーが含まれているのだろう。

捜してみるとクルーズの旅を代行する専門の旅行社がある。
こういう所に手配を頼むのも一つかもしれない。
いつかは行ってみたいデイブコズのクルーズ、
でもエリックベネイが参加するのは、今年が最初で最後だろうなぁ。

EricBenetファンクラブの仲間のCindyが、４０才のお誕生日の記念に、
夫とこの船に乗る。
ご主人はミルウォーキー時代にエリックとバンドを組んでいた仲間だ。
彼女の船上からのライブリポート、
そしてエリック・ベネイ本人からのKyte videoのアップに期待している。