Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

それは偶然ではなく努力だった!?

2008-11-17 09:18:14 | 私の日々
画像はエリック・ベネイ、昨年のイタリア旅行で、
ある教会に入った途端、差し込んできた陽の光を浴びた所。
Eric BenetのパートナーのManuelaが撮影。
エリックの娘のインディアも一緒にこれを見ていた。

11/12の毎日新聞に
「偶然をとらえる努力」という作家の小川洋子さんのエッセイがあった。

その中で作家で伊語翻訳家の須賀敦子に触れられ、
「須賀さんが初めてパリを訪れた時、
迎えを頼んでいた女性がイタリア人マリアで、
彼女との出会いがきっかけとなり須賀さんはイタリア語を習得すべく、
イタリアへ留学、そしてそこでご主人との出会いも生まれる。

須賀さんにとってのマリアとの偶然の出会いが、
語学習得へと導いてくれた、
自分の身にもこのような偶然が起きていれば、
語学習得は可能だったかもしれない、
いや、これは偶然ではなく、その偶然をつかみ取って、
逃がさないように須賀さんが努力したからだ。」
と小川洋子さんは結ばれている。

母校の大先輩の須賀敦子先生に自分を準えるのはおこがましいが、
自分の身に起きたエリック・ベネイとの出会いを振り返ってみる。

いくつかの語学はかじった物の、
外国語で書かれた本、まともに一冊読み通した事もない。
ところがErc Benetに関しては、
入手可能な限りのすべての記事に目を通す。
映像や音声も意味不明な所は繰り返してチェックしたり、
ファンクラブのメンバーに説明して貰ったりする。

エリックベネイを通じていろいろな人との出会いもあった。
アメリカのファンクラブの仲間達、
ライブで知り合った方、
ライブに一緒に行った事で親交を深めた人達。
その方達を通じて知り合った方。
会い得なかった人達のさまざまな「愛すること、生きること。」
まさしく"Love & Life"を垣間見る。

またMyspaceやこのブログだって、
EricBenetと出会わなければ始めなかった。
機械音痴の私が日本で放映されたエリックベネイライブを
アメリカのファン達にも見せてあげたい一心で、
画像安定装置を求めてアキバデビューする羽目になる。

プライベートで辛かった時期、
どういうわけかエリック・ベネイを通して嬉しい事が重なった。
それをファンクラブの会長に話したら、
「あなたにとってのlitte sunshineね。」
リトル サンシャイン!
夏空に輝く太陽ではなくて
仄かにに差し込み、心に明かりを燈してくれる陽光。
何て可愛い言葉だろう。

「須賀敦子とイタリア」、「私とエリック・ベネイ」では、
あまりにスケールの違う次元のお話だが、
エリックベネイと私の出会いも偶然だけではなく、
それは自らの努力と言える程の物ではないにせよ、
なにか必然が働いたのかと思う。

これからもエリックを通して様々な出来事と遭遇し、
新たな出会いがある事だろう。

須賀敦子著「ミラノ 霧の中の風景」
アントニオ・タブッキ著 須賀敦子訳「インド夜想曲」
読み返してみたくなり本棚から取り出した。