Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Love, Patience&Timeライブin Milwaukee

2008-11-12 09:19:46 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
エリック・ベネイの故郷、Milwaukee。
今もエリックの母や姉、兄が住んでいる。
今年の初夏、この辺りは大きな洪水の被害が出た。
アメリカでミルウォーキーっていったいどういう存在だろう?
「何にもない所」という表現がよく使われる。

サンドラ・ブロックの映画「あなたの寝ている間に」の中で、
お父さんとどんな所かと楽しみにして遠くからミルウォーキーへ、
行ってみたら何もなかったとか、
イギリス映画の「ラブ・アクチュアリー」の中で、
イギリスに失望して、アメリカに憧れて旅立った青年、
着いた先はミルウォーキーだったとか、
何かとそんな例えに使われる。

Eric Benet、96年に1stアルバム"True To Myself"を発売した後、
初来日をし、インタビューで「ミルウォーキーってどんな所?」
と聞かれて、いとこのGeorge Nash Jr.と二人で、
「何にもない所なんだ。」
実際は、地ビールの産地、野球チームとかもあるらしい。

そんなミルウォーキーの街角。
7/2に特設ステージが設けられ、Eric Benetは
newアルバム"Love & Life"「愛すること、生きること。」
から、"You're The Only One""The Hunger""Love Patience & Time"を披露した。
かつてBenetで、ペアを組んでいた姉のLisaがバックボーカルで参加している。
リサはライブの前に練習する時間が取れずにとても心配だと話していたそうだ。
別の映像で、久々に歌う姉を気遣うエリックの様子がみられた。
お姉さんも昔一緒に歌っていた弟がどんなに心強く感じられた事だろう。

町の中で遊ぶ少年の映像に、子供時代のエリックを重ねた。
警察官をしていた亡くなった父や
暖かい家族に囲まれて過ごした少年エリックベネイ。
初めてのドライブ、彼女と歩いた町並み、
初めてクラブで歌った時お客は10人程の酔っ払いだったそうだ。

ミルウォーキーは、エリック・ベネイにとっては何にもない所ではない。
溢れるほどの想いがつまったホームタウンだ。

エリック・ベネイのお母さんは、この日のために駆けつけたファンを心から労った。
「遠い所から息子のためにこんな所まで来てくれて本当にありがとう。
気をつけて帰ってね。あなた達の為に祈っているわ。」

Love Patience And Time
イラク戦争で片足を失った若者がいた
彼は座り込んで酒を飲み、
自分ができなくなってしまった事を考えていた

彼に笑顔がもどって元気になるまで
しばらく時間がかかったと聞いている
マラソンに出たら2年続けて優勝したそうだ

人生で避ける事のできない嵐がある
暗闇で迷った時は灯火に救われるから
あきらめないで、きっと乗り越えられる

愛すること、受け入れること、時がたつこと、
そんなに時間はかからない、きっと良くなるから
心の中には強い力があるから

国の指導者達は銃を取れと言う
自分達と違う立場の人を殺さなければ世界は変わらないと
血と恐怖が世界をひとつにすると
でも僕は、こう思っている
愛すること、受け入れること、時がたつこと

"Love Patience and Time"
エリックベネイ、7/2ミルウォーキーのライブで歌い終わった後、
天を指し、「見守っていてくれるよ。」と言った。
EricBenet"Love, Patience & Time"