Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンアイドル シーズン12 トップ7→6

2013-04-17 21:53:01 | アメリカンアイドル
今回のテーマはロック。
オリアンティがギターの演奏ですべての候補者をサポートする。
今シーズンはロッカーがコンテスタントの中にいない。
R&Bやカントリーを専門とする候補者達にロックのハードルはこれほどまで、
高かったのかと思い知らされた。
血沸き肉躍るようなロックらしい熱演はなく、
表面的にロックをかたどるパーフォーマンスが多かった。

ところでこの番組の司会をしてきたライアン、
次回のシーズン13に続投するか危ぶまれているというニュースが入ってきた。
ライアンは候補者全員それぞれの身になって、分け隔てなく接しながら、
個性豊かな審査員達も取りまとめつつ番組を進行する。
そういう中でライアンらしさという色も出す。
体調も悪い日だってあったはずなのにそれを全く感じさせず、
毎回、毎シーズンと長い年月を重ねてきた。

バーネル、ボン・ジョヴィ"You Give Love A Bad Name"
オリアンティを始めバックバンドのギターもベースもとても良い雰囲気だ。
しかしバーネル、音を極端に外したりしているわけではないのに、
全然ロックの魂が入っていない。

アンジーとラザロがクイーンの曲をデュエットするが、
またしてもラザロが歌詞を忘れてしまい、デュエットのハモリが成立しない。

クリー、ジャニス・ジョプリン"Piece Of My Heart"
彼女は審査員の評価が高く、票も集まる。
安定したパーフォーマンスを供給し、優勝候補と言われているが、
いつも無難に終わってしまう気がする。
もっと殻を破って冒険に出て欲しい。

ジャネル、ビリー・ジョエル"You May Be Right"
オリアンティのギターが冴える。
ここまで観て来て今回はバックバンドやコーラスがプロ集団なのに対し、
コンテスタント達の未熟さが際立ってしまう。
この日の審査員のコメントが服装に関する内容が続くが、
歌を批評しようもないといった風情なのだろうか。

ラザロ、クイーン"We Are the Champion"
ロックの正しいあり方「成り切る」という意味でラザロにこの曲は合っていた。
しかし服装のことを指摘されて"Not my fault"と言葉が返ってきた。
「じゃあ、誰のせいなんだ?」とライアン。
いつも人のせいにするラザロを、
それとなくいさめたように聞こえたのは私だけだろうか。

キャンディス、ローリングストーンズ"I Can't Get No Satisfaction"
それなりに歌えているけれど何かが違う。
R&Bやロックの好きな立場として厳しい見方になってしまうかもしれないが、
リズムの取り方や曲への入り込み方が微妙に違っていて、
本人も納得して乗り切れてないところが表面に出てきてしまう。
こういう器用でないところがキャンディスの良さなのかもしれないが。

アンバー、ハート"What About Love"
この日のベストパーフォーマンス、自信に満ちた姿でトップ3への階段を駆け上った。
アンバーはただ一人歌う前から曲を知り親しんでいた。
番組を通じてどんどん綺麗になってくるアンバー、
エリックべネイの娘インディアとどことなく似ている。
アンバーの姉が客席から声援を送っている。
アーミーに所属していて制服を着ての観戦。
これもプレゼンとして効果大のはず。

アンジー、エヴァネッセンス"Bring Me To Life"
演出の送風でブラウスがめくれるのを何度か押さえている。
思いっ切りめくれても放っておいた方が集中力が欠けずに良かったのでは。

「もっと曲に入り込んで欲しい。
巧さやカッコ良さだけでなく、曲の世界に浸かり、見た目なんてどうでもよい、
そういう域に達して欲しかった。」とはキースのアンジーへのコメントだが、
それはこの日の全員に共通する指摘だ。

結果発表。
メンターのジミー、トップ4としてアンバー、アンジー、クリー、キャンディス、
ワーストとしてラザロを上げる。

審査員達それぞれの考えるトップ3も公表されるが、
キースがクリー、アンジー、アンバー、
ニッキーがアンジー、アンバー、クリー、
ランディーがアンバー、クリー、アンジー、
マライアがクリー、アンバー、キャンディス。

しかしながら投票の結果として選ばれたこの日のトップ3は、
クリー、アンジー、ラザロ(順不同)だった。

次に合格者として通過したのはキャンディス、アンバー。
ボトム2としてジェネルとバーネルが残る。
「ここまで来たのだから脱落しても自分を敗者と思ったりしないで。」とニッキー。
ワーストになってしまったのはバーネル。
ワイルドカードをかけて歌うものの以前に同じ曲を歌った時の精彩はない。
バーネルの心の苦しさ、納得できない気持ちが伝わってくる。
ワイルドカードの適用はなく、バーネルを労わるライアン。
ずっと仲が良かったキャンディスは涙が止まらない。

かつてシーズン6で歌が全く巧くなかったサンジャヤ、
少女達に人気が高く勝ち進んでしまい、とうとう温厚なポーラが、
「これは歌のコンペティションだということを忘れずに投票して欲しい。」
と呼びかけたほどだ。

グループ審査の時から問題のあったラザロ、
トップ10に入ってからも歌詞を忘れるラザロに
投票が集まり続けているのは、いったいどうしたことだろう。
審査員達やジミーの考えるトップ3を今回番組中で発表したのは、
番組側としてもラザロの通過を疑問に思っているという意思表示だろうか。


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