Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Eric Benetと愛娘India

2008-10-17 15:59:40 | Weblog
10月15日、Eric Benetはツアー先のテキサス州ヒューストンで誕生日を迎えた。
"Love & Life"もヒットし、ツアーも大盛況の内に18日をもって一区切りとなる。
清々しい42歳のバースディとなった事と思うが、
一つ残念なのはインディアと共にこの日を過ごせなかった事。
インディアもパパの留守の間、学業に新しい曲作りにと頑張っている。

エリック・ベネイ「Love & Life, 愛すること、生きること」の中に、
エリックの娘、Indiaの事を歌った曲が二つある。
アコースティックギターの調べにのせて
「君の存在そのものが僕にとっての歌。」と
エリックベネイ、率直にインディアへの思いを語る”Sing To Me”と、
インディアが生まれた事を感動的に綴ったメロディアスな “One More Tomorrow”
「もし明日が自分の生涯最後の日と知ったなら、Indiaと一緒に過ごしたい」
スティービー・ワンダー風の曲。

Eric Benetが26歳の時、Indiaの母Tamiは、交通事故で亡くなった。
写真で見ると華やかな雰囲気の愛らしい人だ。
エリックとタミの間にどういう事があったのか、詳しくは語られていない。
そして、彼女は突然この世を去り、後には15ヶ月の娘インディアが残された。

この時、エリックには究極の選択が迫られる。
インディアを人にゆだねるか、自分が育てるか。
エリックはインディアを引き取った。

近くに住む母や姉やベビーシッターに協力してもらいながら、
二人で食べていくために昼はUPSで働き、
夜はスタジオエンジニアのアルバイトもした。

それでも、音楽への情熱を失う事はなく、
手帳にいつもメロディーや詩を綴っていた。
時々、誰もいない夜中に知り合いのスタジオに入れてもらうと、
そんなノートに書いたメモから、曲を作ってみたりした。

一緒に音楽の仕事をした仲間は彼の事を忘れはしなかった。
Jeff Lober が、自分のアルバムにヴォーカルが必要になり、
Eric Benetを呼ぶ。
エリックは、Michael Franks 等のアーティストの
バックヴォーカルとしても参加している。
そんな生活が続いた後、書きためたノートから作った曲のデモテープを、
かつて姉リサと組んで歌っていた時のプロデューサーに送ってみた。
それがきっかけとなりファーストアルバムEricBenet”True To Myself”が誕生する。

エリック・ベネイにとって娘インディアは、彼のLove & Life であり、
「愛すること、生きること」そのものだ。

Eric_and daughter, India