Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン4 グランドフィナーレ

2010-02-03 00:06:58 | アメリカンダンスアイドル
アメリカンダンスアイドル シーズン4、最終回。

まずこの番組ができた経緯から。
アメリカンアイドルの審査員でプロデューサーのサイモンからナイジェルに
最初、ダンスオーディション番組の企画が持ち込まれた時、ナイジェルは「そんな番組は受けない」
と否定したそうだ。
しかし、メキシコのサイモンの別荘に招かれ、ジャックダニエルを一瓶飲み明かす頃には、
「やってみよう!」と気持ちが固まったらしい。

司会のキャット・デイリーから、「35時間の放送時間中、167のダンスが披露、6000万人の投票があった。」

残っているトップ4以外のトップ20がペアで登場。
レイボン、ジェイミー
スージー、マキス
コンフォート、クリス
チェルシー、セイン
コートニー、マット
ウィリアム
ケーリントン、ゲブ、
チェルシー、マーク
ジェシカが病欠なので、ウィリアムだけ、ペアがいなくて1人なのが寂しい。

トップ4のケイティー、ジョシュア、コートニー、トゥイッチが登場。

審査員はミア・マイケルズ、アダム・シャンクマン、デビー・アレン、リル・C。
今日はファイナルなので、皆、正装。
他の振り付け師たちも客席で見守る。

優勝者は賞金250,000ドルとアダムの新作映画への出演権。

オーディションが始まってからのハイライト映像。
懐かしい顔もたくさん。
双子のアントニーとアントワン、仲の良い二人の様子と息の合ったペア。
反面、2度と見たくないようなダンスもあり。

シェーン・スパークスの振り付けでトップ20。
"Boome" Sin
ヒップホップのルーティン、ネジを巻くような動作、ストップ、ホールド、ムーブ。
ゲブが女の子たちの足に踏まれそうになりながら、潜り抜ける。
20人、いやジェシカがいないので、19人のダンスは壮観。
19人全員のダンス、最後は15人がひれ伏し、中心にはトップ4の4人が残る。

審査員それぞれから、今までに観た中から、お気に入りのダンスのリクエスト。
ナイジェルは、ケイティーとジョシュアのボリウッド。
新しく番組で挑戦したインド映画のダンス、二人ともこのダンスがぴったりで頬笑みを誘う。
これは今となってみれば、傑作ダンスだけれど、やってみるまでは誰にも出来具合も、
観客の受けも想像がつかなかった。
ジョシュアはこういうダンスの面白みを上手に表現している。
そしてもう投票も終わった今、二人とも楽しんで踊っているのがわかる。

メアリーはコートニーとゲブのルンバ。「二人のペアの組み合わせがユニークだったから。
イノセンスとマチュアリティーの両方が備わっていた。」
Rose Royse "Wishing On A Star"
ゲブが落選した後、コートニーの方は歴戦をくぐり抜けて、ここまで来ている。
二人のかつてのバランスが少し変わってしまっているようだ。

ロサンジェルスのオーディションで独特の演技、
それぞれ独自のヒップホップを披露したロバートとフィリップの登場。
ロバートはこの番組と自分の分野との不一致を感じ、棄権、フィリップは体調を崩し棄権。
二人とも見たこともない動きをする。
Kyne West "Stronger"
審査員からフィリップは音楽的、ロバートは演劇的と。
二人の対決、ロバートに軍配が上がる。
ストリートダンサーのロバート、「フィリップに称賛を送りたい。
そしてこういう機会を与えてくれた番組に感謝。」
二人はしっかりハグ。

アダムは、デイブ・スコットの振り付けでコンフォートとトゥイッチのヒップホップを選ぶ。
"Forever" Chris Brown、ジェシカの棄権でトップ10に返り咲いたコンフォート。
トゥイッチと二人で専門分野のヒップホップ、力を出し切った。

マークとチェルシー、タバサとナポレオンの振り付けでヒップホップ。
仕事に夢中な彼、自分に気持ちを向けさせようとする彼女。
散々引き留めるが、鞄と共に去っていく男。
ドラマ性のあるヒップホップ。

メアリーがシーズン2のデミトリと一緒に登場し踊る。
ボールルームダンサーのトップクラス、チェルシーの後だけにちょっとご愛敬。
でも踊れちゃう、踊っちゃうところが凄い。

ミアが選んだのは、デズモンドの振り付けでケイティーとウィルのパ・ド・トゥ。
「知的で情感溢れるダンス。」
ウィルことウィリアム、ずっと踊ってきたジェシカが休んでいるので、せっかくのチャンス
出番がないかと心配したが、しっかり出てきて良かった。
アメリカンアイドルの準優勝者、デビッド・アーチュレッタのバージョンで"Imagine"
前回のパーフォーマンスではウィルがターンで失敗したそうだ。
「世界で最高の気分だよ。僕たち二人にとって、このダンスをもう一回やることは、
どうしても必要なことだったんだ。」
今回、巧く行って、飛び上がるばかりに喜んでいるウィル。
審査員達もスタンディングオベーション。
恩師デビーも涙ぐんでいる
テレビで見ていても、ゾクゾクするようなダンス。
優勝かと思っていたウィル、トップ6を前に脱落したが、それを引きずらず、
今回与えらた一つ一つのダンスに全力投球している姿に感動。
ジェシカがいれば、ウィルは他のダンスも披露できただけに、観られないのが残念。

アダムの選んだのは、ソーニャの"The Garden"
コートニーとマークが怪しげな雰囲気のダンスを再現した。

最初の脱落者はコートニー。
今までの映像を見ると、彼女は最初から可愛い。
「私はすべてをここで吸収した。何もかもこれからの人生に活かしていくことができる。
みんな私がここまで来ると思ってなかったでしょ?私も思ってなかった。
だからここにいる自分を褒めてあげたい。」

男性5人のナイジェル振り付けのダンス。
"Five Guys Named Moe" Joe Jackson
やはりダンスのスキルだけを較べると5人で踊った時、抜きに出て見えるのはウィルだ。
しかし5人それぞれ個性があり、全く違うタイプばかりなので、観ていてあきない楽しいダンス。

ウェイド・ロブソンの振り付けでトップ20全員で、魔術師の犠牲になったウサギに捧げるダンス。
Eric Serra "Homage To The Rabit"
ウサギの被り物でみんなが登場。どれが誰なのか区別もつかない。
「キャッツ」のような不思議なミュージカルの雰囲気。
被り物をとると女性の扮装をしていたのは、ゲブだった。

次の落選者はケイティー。
発表前の緊張した表情から笑顔に。
そして「今まで最高の経験だった。」と涙が止まらなくなる。
男女両方のトップに賞金があるというサプライズ。
50,000ドルがプレゼントされると聞き、"For real?"
キョトンとした表情から、もう号泣しそうなケイティー。
付け睫毛を気にしながら、涙を拭い抑えている。
「さあ、もう解放してあげましょう。」とキャット。

ジョナスブラザースのパーフォーマンスがあり、デビーのダンスアカデミーの子供たちのダンス。
EW&F 「ブギーワンダーランド」、ナイジェルが仲間に入ってくる。
ちゃんと一緒にタップを踊っている。審査員は皆、話がわかるだけじゃなくて、踊りも踊れる。

メアリーから「やはり男女間の問題を扱った作品。ドアが間に入っていたのが印象的。」
ミアの振り付けでトゥイッチとケイティー。 
"Mercy" Duffy
女の子が男に付き纏い、ドアをノック、開けるとドアにぶる下がってくる。
男は追い出し、彼女を振りほどき、ドアを押さえる。男女の修羅場をユーモラスに描いた。
ガンして女を受け入れようとしないトゥイッチが男らしい。
このダンス、音楽との相乗効果で後々まで印象が残る作品になった。

デビーは男女間の問題ではなく、ロマンティックな作品が観たい、
と選んだのはトゥイッチとケイトリンのウィンナワルツ。
振り付け師の重い障害を持った娘を喜ばせてあげたいと創作されたダンス。
ジャン・マーク・ジュネロ夫妻の振り付けでウィンナワルツ。
ジャンには生後20ヶ月で身体機能を失った娘がいる。
動くこと、話すことができないが、人の楽しげに動く姿に目に喜びが表れると言う。
Celine Dion "A New Day Has Come"
最初に観た時には、ジャンの娘が喜ぶような美しいダンスを創作したのかと思った。
しかし、今回、再び観て、セリーヌ・ディオンの曲の歌詞を聴いてみると、
これは、「もし奇跡が起きたら。娘がこんな風に踊る姿が観られたら。」
というジャン・マークの切ない心の内がダンスに込められているのではないかと思った。
トゥイッチとケーとリンもジャンの気持ちをしっかりと受け止めて、パーフォーマンス。
シーズン3の時は、始めに観た時に感動したダンスもグランドフィナーレで2回目に観ると、
マジックが溶けてしまうような演技もあった。
今回のシーズンでは、二回観ても期待通りの演技ばかり。
この二人のダンスも輝きが失せない。

ナイジェルが選んだのは、タバサとナポレオンの振り付けで、ケイティーとジョシュアのヒップホップ。
アメリカンアイドルの優勝者、ジョーダン・スパークスとクリス・ブラウン "No Air"
タバサ&ナポレオンはユーモアのあるソフトで物語性のあるリリカルヒップホップ作品を、
今回、たくさん作った。
この作品は、戦地に行く恋人を送り出し難い気持ちで揺れる女性、そして最後には彼のシャツ、
彼女の腕に片袖が入り、次の袖も通り終わる。
彼の思い出にシャツだけが残るというメッセージ。

2004年からシーズン1が始まり、登場した多くのダンサー達が紹介される。
シーズン3のセドリック、ドミニク、ローレン、ヘスス、二―ル、サラ、レイシ―、ホク。
みんな、それぞれ活躍している。
しかし一番、気になるダニー、シーズン3の準優勝者でエリック・べネイに良く似ているダンサー。
過去の映像では出てくるが、紹介はない。
先輩たちの共通するアドバイス、「優勝、勝ち残ることに拘るな。今を楽しめ。」
もちろん、その後もバックダンサー、振り付け、舞台の演出などそれぞれ充実した仕事についてはいるが、
ここがスタートにもなる「アメリカンアイドル」と違い、ダンサーにとっては、この番組の出演が、
人生で最も華やかな瞬間になる。

過去シーズンの出演者の演技に始まる。
Riranna "Don't Stop The Music" ホクの姿を見ると顔が綻んでしまう。
そこにトップ20が交差、一緒に踊り、フィナーレ。

いよいよ優勝者の発表。
ストリートダンサーとして初めてここに残った二人、トゥイッチとジョシュア。

6000万人の投票から選ばれたのはジョシュアだった。
ジョシュアそっくりのお父さんが泣いている。
ジョシュアも感極って言葉が出ない。
「何か、言いたいことはない?」とキャット。
中々言葉が出なかったジョシュア、「一つだけ言いたいことがある。
他人に自分を否定されても、信じちゃいけない。
誰にもじゃまされず、自分の信じる道を前に進んでほしい。
神様が導いてくれて、夢は叶うから。」
いつもよく泣くジョシュアが呆然として、未だに信じられない表情。
でも見ていて心が洗われるようなジョシュアの姿。

ステージ上にトップ20が駆け上がり、ジョシュアに抱き付く。
みんながジョシュアを囲む。
ジョシュアを肩に担ぎ、誇らしげに持ちあげたのは、ウィルとトゥイッチだった。


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