「はじめての道」
脚本:富田祐弘、コンテ:出崎統、演出:矢野篤
作監:立中順平
原画
原敦彦 渡辺裕二、斉藤雅智、坂野希和子
石井寿賀子、藤田美保、首藤武夫
新井亨、鹿島功光、正岡恩、玉村幸子
飯塚葉子、木下ゆうき、片山貴仁
動検:下地拓郎
背景:安原稔、朴※一
色彩設計:伊藤純子、色指定:久力志保
ペイント:松林彩、中篠貴子
CG制作:濱中裕、撮影:小堤勝哉
編集:森田清次、佐野由里子
音響効果:糸川幸良、録音:平野延平
文芸担当:小野田博之、アニメーション制作担当:鵜飼浩史
※=金+庸
スポーツ系の作画に定評があるという立中さん作監。
しかし、キャラ修は安定しないかな。
前話と多少原画面子が被ってるらしいけど、みれなかったので分からん。
斎藤さんとの色の違いも楽しみたかったのに残念。
転んで怪我をしたところへトランクを下げた男が通りかかり、傷を手当てし薬と包帯で銅貨5枚と吹っ掛ける。
普通なら銅貨1枚程度だと食い下がるが、旅路での相場は変わるものだと言われしぶしぶ払う。
その男は町では銅貨3枚で売っていた。
どうにも胡散臭い行商人。
路銀を無くしてしまったゲルダ。
皿洗いでもやって泊めて貰おうと宿まで来たが、交渉するきっかけが掴めずにいると、子供一人なのかと訪ねられ思わず逃げ出してしまう。
追いかけてきた宿を営む人の良さそうな夫婦は、とりあえず中に入るよう促す。
トランクの男も同じ宿に来ていて、泊めてやりゃぁいいと言うが、貴方が保証人になるのならと言われて突っぱねる。
しかし、自分が保証人になっても良いというものが多数名乗り出て、バツが悪くなって俺が保証人になると言い出す。
夫婦は客と同じ食事を用意してくれ、仕事を与え、客用の部屋を用意してくれた。
回転扉を掃除しているゲルダが、回る扉につられて回ってたり。
客から預かった貴重品をしまう部屋の仕掛け式の鍵を開ける様子を見ていたトランクの男。
ゲルダが夜中に目を覚ますと、トランクの男が鍵を開け中の物を盗み出して去ろうとしているのを見てしまう。
先回りをして立ちはだかるゲルダ。
涙をたたえ、どけと言う男に、おじさんがいい人で優しい人だと分かったらいつでもどく、自分の大切な靴をあげるから、元の場所に返してあげてとうったえかける。
そんな安物だれも欲しがりやしない、そう言いつつ涙をたたえた男は宿に戻っていった。
このシーン地味にくるんですよね。
男が根っからの悪党なら、ゲルダの思いが届くことはなかっただろうけど、そうではないから響いた。
ペテン師でこそ泥かも知れないけど、根っからの悪ではない。
だからこそ、ゲルダのまっすぐな目に見つめられると、良心の呵責に耐えられないんですよね。
無視して去ったとしたら、心が痛んだに違いない。
最後の海のシーンがまた、独特で良い感じですね。
デジタルだともっと自然な感じにも出来るし、普通の作品だとそっちに意識が行っちゃうと思うんですが、そうしてたら平凡な絵になっちゃってたでしょうね。
そこからハーモニーに繋げているのが、より美しさを際立たせている感じがします。
四月も末だというのに雪が降るとは。
大気も泣いているのか。
脚本:富田祐弘、コンテ:出崎統、演出:矢野篤
作監:立中順平
原画
原敦彦 渡辺裕二、斉藤雅智、坂野希和子
石井寿賀子、藤田美保、首藤武夫
新井亨、鹿島功光、正岡恩、玉村幸子
飯塚葉子、木下ゆうき、片山貴仁
動検:下地拓郎
背景:安原稔、朴※一
色彩設計:伊藤純子、色指定:久力志保
ペイント:松林彩、中篠貴子
CG制作:濱中裕、撮影:小堤勝哉
編集:森田清次、佐野由里子
音響効果:糸川幸良、録音:平野延平
文芸担当:小野田博之、アニメーション制作担当:鵜飼浩史
※=金+庸
スポーツ系の作画に定評があるという立中さん作監。
しかし、キャラ修は安定しないかな。
前話と多少原画面子が被ってるらしいけど、みれなかったので分からん。
斎藤さんとの色の違いも楽しみたかったのに残念。
転んで怪我をしたところへトランクを下げた男が通りかかり、傷を手当てし薬と包帯で銅貨5枚と吹っ掛ける。
普通なら銅貨1枚程度だと食い下がるが、旅路での相場は変わるものだと言われしぶしぶ払う。
その男は町では銅貨3枚で売っていた。
どうにも胡散臭い行商人。
路銀を無くしてしまったゲルダ。
皿洗いでもやって泊めて貰おうと宿まで来たが、交渉するきっかけが掴めずにいると、子供一人なのかと訪ねられ思わず逃げ出してしまう。
追いかけてきた宿を営む人の良さそうな夫婦は、とりあえず中に入るよう促す。
トランクの男も同じ宿に来ていて、泊めてやりゃぁいいと言うが、貴方が保証人になるのならと言われて突っぱねる。
しかし、自分が保証人になっても良いというものが多数名乗り出て、バツが悪くなって俺が保証人になると言い出す。
夫婦は客と同じ食事を用意してくれ、仕事を与え、客用の部屋を用意してくれた。
回転扉を掃除しているゲルダが、回る扉につられて回ってたり。
客から預かった貴重品をしまう部屋の仕掛け式の鍵を開ける様子を見ていたトランクの男。
ゲルダが夜中に目を覚ますと、トランクの男が鍵を開け中の物を盗み出して去ろうとしているのを見てしまう。
先回りをして立ちはだかるゲルダ。
涙をたたえ、どけと言う男に、おじさんがいい人で優しい人だと分かったらいつでもどく、自分の大切な靴をあげるから、元の場所に返してあげてとうったえかける。
そんな安物だれも欲しがりやしない、そう言いつつ涙をたたえた男は宿に戻っていった。
このシーン地味にくるんですよね。
男が根っからの悪党なら、ゲルダの思いが届くことはなかっただろうけど、そうではないから響いた。
ペテン師でこそ泥かも知れないけど、根っからの悪ではない。
だからこそ、ゲルダのまっすぐな目に見つめられると、良心の呵責に耐えられないんですよね。
無視して去ったとしたら、心が痛んだに違いない。
最後の海のシーンがまた、独特で良い感じですね。
デジタルだともっと自然な感じにも出来るし、普通の作品だとそっちに意識が行っちゃうと思うんですが、そうしてたら平凡な絵になっちゃってたでしょうね。
そこからハーモニーに繋げているのが、より美しさを際立たせている感じがします。
四月も末だというのに雪が降るとは。
大気も泣いているのか。