行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

今、ウクライナのひまわりは何を思っているのか?

2022-04-16 18:28:56 | テレビ・映画

2020年、コロナ緊急事態宣言の年、6月1日からようやく映画館がウィルス対策をした上でリオープン。懐かしいイタリア映画「ひまわり」が50周年記念で最新のデジタル技術で修復されたこともあり昭島MOVIXへ出かけた。その時は以下のようにウクライナが舞台だとは想像できなかった。今や戦場となっている。最近再び「ひまわり」が上映されるようになると聞いて感慨深い。

2020年6月12日のブログの一部より

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「ひまわり」はロシアの地平線まで拡がるひまわり畑が美しく印象に残るが、第2次世界大戦での冬の厳しい雪に覆われた白い戦場が対称的だ。ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ扮する若い夫婦の平和な生活が夫アントニオの軍への召集により破れる。ロシア戦線に送られたアントニオ、厳冬の冬将軍でイタリア軍が敗走を続ける中、凍傷で歩けなくなり、死を迎える寸前にロシア娘に助けられ、記憶喪失のまま結婚し、娘と3人での日常生活を送っている。一方アントニオを待つ妻はロシア戦線から帰国する兵士をミラノ駅で日々待つが徒労に終わる。死亡通知が来ないからにはロシアで生きていると信じた妻は単身探しに行き、ひまわり畑の中を必死に探し、とある村でついにアントニオを見つけるが、衝撃の事実にショックを受け言葉もかけず帰国する。物語は反戦悲劇映画で、ミラノ駅が舞鶴港を彷彿させる。ヘンリー・マンシーニの甘く切ない曲は忘れることが出来ない。

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夏の終わり昭和記念公園の2020年9月のひまわり畑、一斉に頭を垂れている。ウクライナのひまわり畑も哀悼を捧げることになるのだろう。

 

 

 


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