行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

菅総理、勘が狂ったんでは

2010-06-24 22:59:12 | Weblog
いよいよ参議院選挙突入だ。今回の立候補者には後段で紹介する友人、後輩が何人かおり、皆民主党なのでその行方が気がかりだ。特に菅総理の消費税発言で10%という数字を言ってしまったのは順序や前提が吹っ飛んでしまい大失敗だ。かつて細川総理が福祉目的税を提案、腰だめで7%だと言ったこととよく似ている。勘が狂ったと言わざるをえない。

10%自体根拠がない数字だし、後付で食料品は軽減税率でといっても具体的に数字がない以上何でも10%になり低所得者は生活苦で自殺まで出るかもと共産党などに攻撃されてる。消費税を導入した故竹下総理、5%にあげた故橋本総理いずれも退陣に追い込まれた。そのくらい難しく以下のように慎重に運ばなければならない。

私は電機連合の政策を担当しているときから物品税の引き下げを要求してきたが、消費税を導入したときに物品税を段階的に廃止することに成功した。そのときの税金をいじくった経験から、もし消費税を西欧並みに20%近く引き上げるのであれば、高福祉を保証し、フランスのごとく3段階の税率としてワインは11%、食料品は5%といった低所得者に配慮をしなくてはならない。財務省がもっともいやがるが名前を福祉目的税としないと国民の支持は得られない。この程度のことは今回の選挙運動中にでも民主党はできるのではないだろうか

私のかつての職場三菱電機労働組合から「加藤としゆき」が、電機連合時代産業政策で協力しあった「直嶋政行」は経験を生かし通商産業相で活躍しているが今回は4回目の挑戦、金属労協(IMF-JC)時代の同志では「津田弥太郎」馬力の固まりのような若者もいまや58歳、今回初挑戦する「石橋通宏」45歳はILOのトリノ教育センターで途上国の労組若手役員の訓練をしていた。その訓練生を最後の1週間、国際労働財団で引き受け教育した。やさしいが芯のしっかりした国際派人材だ。いずれも日本の政治にとって必要な人材でがんばって当選してもらいたい。
コメント
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