行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ドルの行方

2009-02-22 23:13:06 | Weblog
為替レートが直接庶民に影響するのは外国旅行の時くらいだったが、今回の円高は大企業の大赤字の3割が円高要因とのことで日本経済は失速し、まさに直撃だ。外為投資をしている人は当然影響を受けるが皆の投信といわれているソブリン外債への投資信託も値段が下がり、配当は継続しているが資産価値は25%ぐらいは下がっている。専門家の予想に反しここへ来てややドルが持ち直しているが素人には為替の動きは判りづらい。
米国発の金融危機でドルが下がるかと思えばユーロを始め円以外の通貨は軒並み対ドルに対し大幅下落となっている。特に新興国や韓国の通貨の下落は激しい。ロシアのように資源国で、ドルに頼らない国際通貨をと主張していたが石油を取引にして中国からドルを買っている有様だ。インドネシアは日本がドルを供給する協定を結んで一息ついている。いずれも本日の報道だ。
先週の国際通貨のシンポジウムで行天国際通貨研究所理事長はドルに代わる国際通貨はないのでドルしかないと言っていたが、現在の流通する国際通貨の大半がドルでは仕方ないのだろう。12日、巨額の米国債の消化も何とか無事済んではいるが、シティやバンクオブアメリカが不安定な状態でしかもビッグスリーがビッグワンになるかもしれないといった米国の状態を見ると世界通貨ドルはどうなるのだろう。
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