


天候不順で紅葉の色づきも遅れている。いつもだと昭和記念公園も色づくのだが、今年は遅い。それではと昨日、奥多摩湖から周遊道路をドライブした。
奥多摩湖は冬桜が紅葉と競っていた。
奥多摩湖付近でもまだこんな状態
高度を上げて丹波山村へ、ここの道の駅のジビエ、700円とやや高かったが鹿バーガーは絶品だった。山梨のワイン甲州も販売していたが道の駅の食堂では提供禁止となっていた。温泉施設もあるひっそりとした山里だ
五日市へ抜ける周遊道路は期待どおりの紅葉で、展望台辺りは紅葉のトンネルだった
展望台より奥多摩湖を望む
この地域何カ所か温泉施設があるが、泉質が全国日帰り温泉ベスト3にはいる五日市、瀬音の湯で休憩した。
左巻きに迷走する台風、天気西から変わるという昔からの神話をあざ笑うかのように去ったが、大雨は続いた。不思議なことに山奥の四万温泉は少雨のようだった。創業300年という旅館、7つの源泉が湧き出る渓流沿いの大露天風呂は圧巻で、日本旅行の投票で日本一は肯ける。渓流の水量は普段と変わらず、清らかであった。上流の奥四万ダムは奥半分ぐらい底が見え、ここは小雨だったのだ。
ダムの奥には水量豊かな滝があったが、このくらいでは貯水には影響が無いのか
帰路、八ッ場ダムの建設現場を眺望台から眺めた。ラオスではダムが決壊したというニュース。自然破壊は大丈夫なのか、
しかし、はるか下の吾妻川、ここも水量すく無く、ダムが出来ても水が溜まるかと心配するくらい
帰路、嬬恋高原キャベツ畑で、巨大なキャベツを100円で買った。豊作のようだが、昭島のスーパーに来ると、求めたキャベツの4分の一くらい小さい、さらにその半分を199円で売っていた。
鬼押し出しによったら浅間山の上に彩雲が、
南房総への日帰りバスの旅、滝と枇杷狩りに行く、ランチは海鮮焼きとだけ聞いていた。最近の事情を知らない古い人間には、養老の滝ぐらいだろうと思い込んでいた。ところが最近注目されだした目的の滝は「亀岩の洞窟の滝」だった。最初の印象はミニ高千穂峡のようで、神秘的というものだった。しかし、ガイドから江戸時代に人工的に造られたと聞いて、大きな岩をくり抜いて滝を造るなどかなりの土木技術が必要で信じがたかった。調べてみると、約350年ほど前、江戸時代、久留里藩の藩主・土屋氏によってなされた新田開拓を目的とした河川改造の結果出来た滝だった。江戸時代、地方の小藩でも、新田開拓への投資が熱心に行われ、それに伴って土木技術が磨かれたのだろう。昨日の伊能忠敬の日本地図作成には多くの地域の人々が加勢したというNHK番組でも、地方の人々の技術力を評価していたが、南房総でも同じことが言える。
最初、上から滝を見たら普通の滝だった
下へ降りて前面に立つと洞窟の中の滝で、初めて見た。まさに芸術作品だ
江戸時代、新田開発というインフラ事業が、現代では観光地となって地域経済に貢献している。
大室山の4000年前の爆発による溶岩が形成した城ヶ崎海岸、普通の海岸とは異なる景観で、世界的にも珍しい。600mにも充たない大室山だが裾野は広く形成し、海岸までの緩やかな平原は別荘地となっている。
静かな別荘地の桜並木
城ヶ崎海岸駅から20分ほどで溶岩が最も流れ出した門脇岬、見事な柱状節理の岩が形成されてる。吊り橋からの景観
フラワーセンターまで海岸沿いを歩く、門脇岬灯台を望む
4000年前の溶岩がごろごろ
溶岩流が形成したトンネルの天井が落ちて、海面をのぞける
フラワーセンター以前はここから伊豆高原まで海岸沿いを2時間歩いたが、もう無理だ