行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

徳島ぶらり

2018-03-25 21:05:12 | 国内旅行
眉山山頂から徳島市を一望すると、かなりの大都会だが、駅前大通りは半分がシャッターが下りている。
 
年金生活者のホテルと思ってる「東横イン」にチェックイン、夜徳島ラーメンを探しに駅前大通に出たが、暗くて寂しい、人通りが少ない。地方にはアベノミクスは厳しいようだ。ようやく1軒探して夕食を済まし、本物の阿波踊り連が登場する阿波踊り会館へ、外のさみしさと違い満席の賑やかさで、今夜の当番連菊水連が登場した。1時間弱に踊りの他に観客に踊り指導、最後は一緒に踊るという盛り上がりだった。阿波踊りというと一糸乱れず連中が踊るのだが、今宵は女踊りがソロで踊る場面が印象的だった。激しい動きからスローに入ると指先から足まで身体全体がなまめかしく動き、短時間ながらその表現力はスペインのフラメンコを思い興させる。
 
週末というのに静かだ。駅前に懐かしいそごうデパートが残っている
 
アジアで最初にベートーベン第九が演奏されたのがここ徳島で、丁度百周年を迎え、この2月にドイツからの100人の高校生を招待し、第九演奏会が持たれ合唱では3000人が参加したとのこと。第一次世界大戦では、日本は連合国側に付き、チンタオで捕虜にしたドイツ兵が鳴門の板東捕虜収容所に収容された。その時の収容所長,松江大佐の人道的処遇に感嘆したドイツ兵捕虜達が第九を地域住民に演奏し応えた。
松江大佐の住居跡の碑で、武士の情けと裏側に大きく彫られている。
 
蜂須賀小六が築いた徳島城には表御殿を模した博物館があり、明治まで続いた徳島藩の歴史的遺物を展示している。日本庭園は当時の表御殿庭園で枯山水と緑石の見事なものだ。
1枚岩の10mを超える橋は見ものだ。渡ってみたらひびが入っていて、殿様が地団駄踏んだとのこと

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