東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

職場でワインくじ

2020-05-12 11:40:15 | ノルウェーの町で tettsted
わたしの職場では
毎週木曜日のお昼休みにみんなでvinlotteri(ワインくじ)をします

参加したい人だけ25kr(300円足らず)を払って毎回2人が当選
あらかじめ用意されたいろんな銘柄のワインの詰まったケースから
好きなものを1本選ぶシステム

わたしはとりたててワイン好きというわけではないのですが
仲のいい女性社員に誘われて去年の秋から参加
今までに3回当選しています


(白ワインが好きなのでいつも白を選ぶ)

ノルウェーではアルコール類はとても高いうえ
度数の高いお酒はVinmonopolet(国営酒屋)でなければ買えないし
そもそも相方が一切お酒を飲まないので
普段はお酒を買うということをしません

でも
くじで当たるというのは思った以上に気分がいいし
職場の人たち(いい年をした人が多い)がけっこう真剣にくじを引いているのが
おかしくて楽しいので続けています


(名前の書かれた小さなコルクを使う原始的なくじ)

お昼は半分ずつ時間をずらしてとるので
厳格な抽選の様子はSnapchatで動画配信
その場にいられない人にも臨場感たっぷりの抽選の様子が伝えられます

ちなみにボスも参加していて
当たるとその日の午後はすごく機嫌がいい

でもよく考えたら
クリスマスのような特別な時期でもないのに
職場に常に大量のお酒が置いてあるっていうの
いいんでしょうか…

なんてことは誰も気にしていない様子

働き始めたばかりの頃は
終業時に店内に荷ほどき中の商品や梱包材が散らかっていても
みんな平気で帰っていくことなんかにもいちいちびっくりしていましたが


(翌朝開店したときにこんな状態でいいの?)

今ではいろんなことがすっかり気にならなくなりました
慣れって怖い…

雪の多い5月

2020-05-09 13:45:31 | ノルウェー山暮らし fjellgård
去年は5月になっても雪が多く
これも異常気象の一種かしらと思っていましたが
今年も去年に劣らず雪の多い5月です



家へ続く私道のうち1番たくさん雪が残っている場所では
まだ路面に相当の厚さの雪が残っていたので
先日相方がトラクターで除雪をしました

10往復くらいプロー で雪をかきながら行き来して
だいぶん路面が下がりましたがまだ一面真っ白



ふもとまで徒歩で行く場合
この道を歩くとジャリジャリの雪で足を取られてけっこう疲れるので
ほとんど雪の溶けている谷を超える道が便利



柔らかい草におおわれた地面や苔むした岩の上を歩くのは
足にとても優しくていくら歩いても足が疲れません
(翌日の太ももの筋肉痛は別にして)

日本にいるあいだ家の近くを歩くと
すぐに足の裏が痛くなっていたことを思い出します
いくらクッションのしっかりしたスニーカーを履いていても
足がアスファルトの硬質さを強く感じていました

森にはシカがウロウロしています



動かないでいると見事な保護色で見えにくいですが
お尻の白さが目印に



わかりにくいですが
お尻をこちらに向けて立って
左側から首だけ振り返ってこっちをじっと見ています

さて
週末は大雪かもしれないという予報

今週はずっと雪がちらついていたものの
ほとんどが積もるほどではない春の雪でした



写真ではほとんど見えないと思いますが
日が差しているときに降る雪はキラキラしてきれいです

でもここのところ夜間は気温がマイナス3℃くらいまで下がっているので
まだもうひと雪くる可能性は大



こんなボタン雪が1時間も続けば
地面はあっという間に真っ白になってしまう

予報が外れるといいんですけれど…

絶賛ころもがえ中

2020-05-08 12:49:27 | ノルウェーの動物 dyr
うちの周辺にいるウサギが衣替えを始めて
まだらになってきました



どこにいるでしょう?



中央左寄り
芽が出始めたルバーブの黒っぽいかたまりとフェンスの間
右側を向いて草を食べています

遠目には雪の溶け残りのようにも見えていましたが
もう真っ白ではなく灰色がかった毛の混じったまだらで
地面とよく馴染む保護色



よく見ると頭部はほぼ灰茶色になっていて
耳はまだ白いままなのがわかります

ちなみに夜の7時過ぎですが
お天気が良いとこれくらい明るくて
うっかり夕飯の支度が遅れてしまうという…

もう少しあたりが薄暗いと保護色の威力は倍増



ウサギがどこにいるかというと…



雪と地面の境目に置物のようにじっとたたずんでいたりすると
本当に見つけにくい
ちなみにこのときウサギはわたしが見ていることに気づいています



この薪の乾燥小屋の近くはウサギのお気に入り
すぐ床下に隠れられるしそのまま背後の森へと抜けられます
本当にかしこい



この辺りのウサギの天敵の代表はキツネ
それから gaupe(オオヤマネコ?)や jerv(アナグマ?)などもいますけれど
どれも民家に近づくことを好まない動物なので
猟銃の匂いのしない人の住む場所は安全なのだということを
ここを根城にしているウサギたちはよくわかっているのだと思います

たまに2羽同時に敷地内をウロウロしていることも
(ウサギには縄張りがあって食べ物のシェアはしないので彼らは母子)

小さい方が
一昨年生まれてほぼこの庭で育ったといっても過言ではない
馴染みの深いきょうだいのどちらかなのか
それとも去年生まれたこどもなのかはっきりわかりません

さてもう少しして今年新しいこどもが生まれたら
ファミリー内の勢力図はどうなるんだろう?
どのこもウェルカムですよー


(夜行性なので一晩じゅう食事中)

自宅隔離の日々

2020-05-03 16:45:44 | ノルウェー山暮らし fjellgård
日本から戻ってからの2週間の自宅隔離期間が
もうすぐ終わります

もともと人里離れた場所でひきこもって暮らしているので
普段との違いがさほどありませんが
でも晴れて出かけられる身になるというのはやっぱりホッとします


(家の周囲は無人なので毎日運動がてら散歩ができてよかった)

でも週に1〜2回行っていたハードウェアストアでの仕事は週1回にして
しかもお店が閉まって無人になったあとに
商品の発注と品出しのみをする予定

毎週通っていた大好きな図書館も閉まっているし
カフェで知人と長話なんかもまだ無理

家で1人で静かに飲むコーヒーはそれはそれでいいけれど
やっぱり友達とおしゃべりしながら飲みたいなー



ちなみに写真は日本のタリーズで買った信楽焼のカップ
意外とノルウェーの家でも浮きません



本当だったらずっと家にいる間
切手の仕事に時間をかけられたらよかったのですけれど
わたしが不在の7週間でリビングと2階のゲストルームと廊下が
想像を絶する切手関連のカオスとなってしまっていて
相方にはそれを片付ける気力も時間も今の所ないため
しばし切手の業務からは暇をもらいチマチマと手仕事をして過ごしています



疲れ目対策のアイピローは
2階からミシンを探し出してくるのが億劫で手縫いで済ませました
中身に小豆をふんぱつした甲斐あってものすごーくいい感じです

あとはカルトナージュで相方所望の切手用アルバムカバーを8個
自分の戸棚の収納用にケースを4個作って
ずいぶん上達した気がします



こういう作業って
夢中になっていると時間の経つのが本当に早くて
おまけに日が長くていつまでも外が明るいので
つい夕飯の支度にかかるのが遅くなってしまうのが困りもの



夜10時前でこの夕焼け
見とれているうちにまた時間が経ってしまうという…

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