東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

静かなナショナルデー

2020-05-17 21:06:14 | ノルウェーの村で bygd
5月17日のナショナルデーは
いつもなら町でも村でも
パレードをはじめとしたいろいろな催しがあるのですが
今年は残念ながらオンラインイベントのみ

会うひと会うひと
kjedelig!(つまらなーい!)と口々に言っています

去年は山道にはまだ少しだけ雪が残っていたものの
暖かくて爽やかな初夏のナショナルデー
ご近所さんのお宅でお茶を呼ばれたことを思い出します

今年はいまだに雪がちらついたりしているうえ
covid-19のためイベント自粛ではありますが
村の個人所有のカフェでこぢんまりと集まってお祝いしました



ノルウェーでは規制の緩和が少しずつ始まっていて
今月初めから個人的な集まりの人数制限も
5人以下から20人以下に変更されています
(ちなみに今回の集まりは12人)



いただいたメインディッシュはbacalao
少し塩気が強いですがホームメイドのぶ厚いフォカッチャとよく合います

ちなみにノルウェーでバカラオといえばタラの塩漬けそのものではなく
それを使ったトマト風煮込みを指す料理名として通っていて
まずまず人気の定番メニュー

いつものことですが
食事は一品が2回出されるのに対して
(2回目は要するにおかわりで欲しい人だけ取る)
デザートの充実度がすごいので
食事は手加減して食べないと最後にお腹がはちきれそうになります

今回も少人数にもかかわらず
オレンジムース、デコレーションケーキ、チーズケーキ、シューケーキに加えて
自家製リキュールのkorsまでふるまわれました
(korsは植物の名前で、これで作る度数の高いお酒です)

この辺りでは
食事に招待されるとひと家族につきケーキを1つ持ち寄るのが普通で
残ったら持ってきた人が持ち帰ります
すごく合理的

わたしは住んでいる場所からの道のりが
ケーキを持ち運べる状態ではないことをみんな知っているので
大きな集まりであれば菓子パンや焼き菓子を持って行ったりしますけれど
今回は少人数だしちょうどホストの誕生日でもあったので
水引を使った手作りのリースを手土産にしました



来年はみんな晴れ着を着て盛大にお祝いできるといいなと思います
できれば雪はなくて緑の景色の中だともっといいな…



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