東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

森の別の場所

2013-11-15 17:55:17 | 都民生活 life in Tokyo
ご縁があって 舞台を観てきました
知り合いがお芝居をやっていて誘ってくれたのです

若い頃は観劇がとても好きでよく観に行っていました
たいていは小さな劇場で
ごくたまーに有名な(=チケット代のとてもお高い)舞台も観たり

でもひいきにしていたのは
学生の頃から好きだった地元関西の小さな劇団だったので
上京してからは東京公演のある出し物しか観れなくて残念でした

さて
今回ひさびさに東京の都心部に出掛けたのですが
甲州街道を車で走りながら
色づき始めた街路樹を眺めて
都会の並木道もなかなか捨てたもんじゃないなあとうっとり



場所は目白にある「風姿花伝」というこぢんまりとしたシアター
ちょうど近くに12時間まで1000円という
安いコインパーキングがあり
ほどよい時間に会場に着きました

ちなみにお話の概要は…

(以下チラシからの抜粋)

  街中が知っている「疑惑」の家族、騙しあいの一夜。
  戦争後、商売で成功した富豪として森の中に住むハバード家。
  夏の音楽会の夜、森の外からの来訪者によって家族内の危ういバランスが崩されていく。
  誰が騙し、誰が裏切り、誰がうまく出し抜くのか。
  決着は翌朝、誰の思いもよらない形でやってくる。
  南北戦争後の南部アメリカを舞台としたリリアン・ヘルマンの骨太かつ滑稽な家族劇を、
  黒澤世莉が鮮烈に新訳、時間堂の軽やかな演技体で走り抜く。
  すべての事実はその聖書に書いてある。

…という具合のやや重いテーマで
休憩を含めて3時間の長丁場ということもあり
正直さほど期待はしていませんでした

でも実際のところ
3時間はあっという間
何に感動したのかわからないまま
ラスト近くのシーンでナミダが出そうになりました

人の心をうつものってなんだろう?
不思議だなあ

終わると出口付近で
たったいま舞台で演じていた俳優さんも汗だくでお見送り
手作りの雑貨なども販売しているという
演技は本格的なのに
やたらとアットホームな劇団なのでした



お芝居に興味のある方にはちょっとオススメします 時間堂

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