東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

冬の通勤

2023-02-07 15:08:08 | ノルウェー山暮らし fjellgård
この冬は雪が少ないまま終わるかと思ったことがウソのように
一夜の雪嵐で景色は一変



ああ、見慣れた窓の様子…
外が見えない…

こんな悪天候の日には
よほどのことがない限り仕事は休みます
職場の人もわたしの通勤路のことはよく知っているので
文句を言われることもありません

天気が回復したら
仕事へ行く前にまずはトラクターで山道を除雪



今回の積雪はそれほど多くはなかったのですが
森の中にいるシカたちの鼻面に雪がついているのを見ると
それなりの雪の深さがうかがえます


(うちのトラクターを認識しているのかじっとこちらを見たまま動かない)

道路のコンディションはまた
積雪量だけでなく風向きにも大きく左右されます

自宅の南側がまるで雪に埋もれているように見える時は
道中にも吹き溜まりができている可能性大



道路が通れるようになったらやっと町へ出られるんですけれど
今月に入って太陽がカムバックしたので
忘れてはいけないのがサングラス


(午前11時ごろようやく現れる太陽)

まだまだ低い位置からの日光ですが
なにぶん一面の雪景色なので
眩しいことこのうえありません

ところで
冬の通勤はわたしにとっては3部構成です

まず家を出るとATVでの山道ドライブが約20分



トラクターで除雪したあとがなかったら
道がどこにあるかわからない場所もあるような
自然から削り出した山道です

道はほぼ上り坂か下り坂ですが
もともと馬のために作られた道なので
要所要所に馬が一息つくための平な場所があります


(この先は一気に下り坂)

道のりの半分を過ぎたあたりから少し車幅が広くなり
スノーモービルのトラックなども目立つように


(誰かがスキーをした跡とヤルヴの走った足あとも…)

ふもとに着いたら車両を乗り換えてさらに下山しますが
ここで準備にだいたい10〜15分かかるとみておきます

車を雪から掘り起こしてフロントスクリーンの氷を溶かし
防水のアウトフィットを全て脱いで荷物を積み替え
天候によってはATVにカバーをかけたらようやく出発

村の中心部まではアスファルトのくねくね山道をおよそ5km


(雪でアスファルトは見えませんが舗装道路)

対向車が来たらすれ違える場所までバックしたり
地元の除雪車が作業中だったりすることもありますが
何もなければ10分で村の中心部に到着です

ここまで来れば通勤は半分済んだ気分
(距離的には4分の3強残っていますが…)

最後の行程は国道なので
制限時速80km信号なしのノンストップ30分



出会う車の数は…
ええと、10台くらいでしょうか

夜道だと道路脇に現れるシカの数の方が多いかもしれません

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