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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

シーマンシップ!

2007年02月14日 | ブログ

鹿児島県種子島近海で消息を絶っていた

宮崎県日向市漁協所属の

鮪延縄漁船「幸吉(ゆきよし)丸」

船体の一部発見後、乗船していた3人が

救命ボートで漂流中に無事救助された事は、

本当に良かったと思います!ですが、

海難の原因は大型船による当て逃げらしい。

海上保安庁によると、日本近海での当て逃げ事故は、

2001-05年に計197件発生。

小型船が被害に遭うケースが多いという。

衝突の要因として

(1)船舶の大型化、自動化

(2)低賃金雇用の船員増加に伴う見張り能力の低下

(3)操業漁船側の見張り不十分-などがある。

一部船員には衝突したと分かっても、

停船や救護活動をしないモラルの低さもみられるという。

漁船以外の大型船への乗船経験はありませんが

ぶつかった事に気付かずに航走して行ったとは

考えられません。

なぜ、すぐに救助という行動を行わなかったのか?

最近の海難事故に当て逃げが多く、

シーマンシップが欠けているように思えます!

同じ海の上で働く者同士なのに!