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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

さんま関連のニュース 追記!

2007年02月06日 | 私事

ブログへのコメントの他にメールでの質問が

多かったので、あくまでも個人的な考えと前置きして

載せておきます!

尚、各々のメールには返信しません

この投稿でご理解下さい!

「漁獲量が増えるという事は
解禁から終了までの期間が延びます
各船、1隻の積荷は船の能力によって違いますが
ここ数年、資源量が豊富で生産調整による
積荷制限を行っています。
それでも時の相場で解禁当時の魚価が
終了時には約10分の1まで下落します。
終了近くには季節風が強くなり、時化休みも多くなって
10分の1の魚価の頃には、
各船の乗組員の集中力も低下してきて、
怪我やその他のトラブルが増えます」

「私が個人的な考えとしたのは、そこですが」

「いつも資源量が豊富な訳ではありませんし、
漁獲量が増えれば潤う訳でもありません。
決められた漁獲量の中で、いかに安定した魚価を保つか!
何年も前から魚価の安定のために、
生産調整をしてきたのですから、獲りすぎる事は
魚価安の引き金と考えています」ので!!!

一乗組員の分際で!という中傷もありましたが

乗組員でも漁に対する考え方があるわけで

とある漁師の考え方を理解していただこうと

このブログを始めたのですから!


さんま関連のニュース!

2007年02月06日 | 水産関連

新年初の秋刀魚に関するニュースが

北海道新聞、農林水産(2月5日付)に!

我々、漁獲する側は流通に関して知らない事が多く

輸出量が増加傾向にある事など、全く知りませんでした!

水産庁にTAC(漁獲可能量)の増加を望む声が

多くあると聞いてはいましたが、輸出量の増加に

伴って漁獲量を増やす事には

個人的な考えですが、賛成できませんね!