ブログへのコメントの他にメールでの質問が
多かったので、あくまでも個人的な考えと前置きして
載せておきます!
尚、各々のメールには返信しません
この投稿でご理解下さい!
「漁獲量が増えるという事は
解禁から終了までの期間が延びます
各船、1隻の積荷は船の能力によって違いますが
ここ数年、資源量が豊富で生産調整による
積荷制限を行っています。
それでも時の相場で解禁当時の魚価が
終了時には約10分の1まで下落します。
終了近くには季節風が強くなり、時化休みも多くなって
10分の1の魚価の頃には、
各船の乗組員の集中力も低下してきて、
怪我やその他のトラブルが増えます」
「私が個人的な考えとしたのは、そこですが」
「いつも資源量が豊富な訳ではありませんし、
漁獲量が増えれば潤う訳でもありません。
決められた漁獲量の中で、いかに安定した魚価を保つか!
何年も前から魚価の安定のために、
生産調整をしてきたのですから、獲りすぎる事は
魚価安の引き金と考えています」ので!!!
一乗組員の分際で!という中傷もありましたが
乗組員でも漁に対する考え方があるわけで
とある漁師の考え方を理解していただこうと
このブログを始めたのですから!
昨年、一昨年と豊漁だったのですが
平成8年~11年は秋刀魚の群れが少なく
一晩調査して10トン~20トンという時もありました。
さんまも回遊魚ですので、いつまた、魚群が薄くなるかわかりません!
TACでの漁獲量は妥当だと思います。