誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

大崩山湧く塚群

2010-12-14 | 山歩き
 
 大崩山の岩峰群に惹かれて
 多くの登山者を魅了して止まない大崩山、中でも湧塚ルートは絶品である。

 祝子登山口から山小屋を経由して、湧塚の徒渉点を渡る(昔は丸木橋だった!)
徒渉すると直ぐに自然豊かな林となり、新緑に中をのんびりと登る
再び渡渉して進むと岩場が現れ、6月頃にササユリの出迎えを受ける場所に着く

暫く沢の音を聞きながら登ると傾斜が増し、水場と別れ大崩山の辛い登りになる
自然林の枯れ沢の急斜面を右に左にと登り、梯子を乗り越えて支尾根に上りつく
木々の間から、谷向うの木山内岳が見え隠れしている。
尾根で一休みしたら、袖ダキを目指して試練の登りへと足を向ける。
女性泣かせのロープ、梯子と変化に富む登りを越えると第一の展望所『袖ダキ』である。
此処から眺める下湧塚・中湧塚、乳房岩と対岸に聳える小積ダキは圧巻である。
しばし、展望を楽しみながら、一息入れる場所である。
          
 袖ダキを跡にするとと、ちょっと脇道に逸れて、乳房岩に寄ってみよう
見る角度によって、乳房の様なお椀型にも豆腐の様な角ばった岩にもなる。
乳房岩から下湧く塚に戻り、更に3段梯子を乗り越えると、草木1本も無い中湧く塚だ
          
 中湧く塚から一旦下り、中湧くと上湧くの基底部を大きく回り込む
折角稼いだ高度が一気に下がり、一気にスタミナを消耗する試練の場所でもある。
上湧く塚は、松やミヤマキリシマの木々が生えており、6月には点々とササユリも咲く

正面の岩を登るもヨシ♪、右巻きにロープを伝って登るもヨシ♪
ここは、是非とも登って、中湧~下湧~袖ダキの岩峰を眺めるべきでしょう
また、谷を挟んで、恐怖のテラスと呼ばれる「リンドウの丘』も一見に値する。
          
 上湧く塚から大崩山山頂は、凡そ40分だが疲れた身体にダラダラ上りは辛い
大崩山の山頂はパスして、リンドウの丘へと向かい昼食タイムとした。
リンドウの丘は、大勢の登山者が、足元の絶壁を覗き込んでは嬌声をあげていた

 リンドウの丘から、週回路にトラバースして、湧く塚の全貌が見渡せる木霊返し
先ほど立った岩峰の様子を一望し、大崩山の湧く塚群の素晴しさを再認識する
木霊返しの次は、大崩山でも1,2を誇る小積ダキである。
湧く塚尾根と坊主尾根に挟まれて、途中で尾根を延ばすのを止めた様な断崖
突端に立つと足の裏がジリジリする感覚に襲われる
また、小積ダキから見下ろす『像岩』と『像岩のトラバース』も必見である。
           
 小積ダキを過ぎると像岩トラバースを経て、登山口を目指すのみである
下るのみであるが、大崩山荘までの1時間余りに、30個ほどの梯子が有り閉口だ
登山者が多いときなど、相当な待ち時間が生じる場所でもある
梯子から林を抜け、最後の関所の徒渉を終えると、大崩山荘に着く
山荘から約25分ほど平坦な歩きで登山口に到着する。
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