2016/06/15(水)・・・梅雨の晴れ間
《長編です、先にトイレ済ませてね≫
大崩山のササユリに逢いたくて、梅雨の晴れ間を狙って出かけました。
大崩山のササユリと言えば、土日などは登山道が混雑するほど大人気だが、この日はほぼ独占でした。
登山口を発って最初のチェックポイント大崩山荘へと向かう。
梅雨の晴れ間と有って、湿度が高く気温が上がり始めると、歩き出して間もなく体中から汗が噴き出しビッショリ
最近、カミさんが少し疲れ気味で歩くペースが思うように上がらない、そっと時計を見ながら歩く
静かだった登山口
重装備の時は、泣きたくなるステップの広い階段(設置時,yamahiroも手伝った梯子)
山荘手前の丸木橋、今にも朽ち落ちそうで渡れません
大崩山荘到着は、予定時間から5分遅れになる。
カミさんを休ませることを兼ねて、帰りの渡渉点の水嵩チェックに向かう。(靴を脱がなきゃダメの様だった)
森の中の大崩山荘
トイレが作られていました。
山荘を発って、大崩山の本格的な登りが始まった。
ワイヤーを握っての岩場のトラバース、岩が濡れていて恐怖心と闘いながら慎重に渡る。
岩場のトラバース
怖かったのでしょう、ワイヤーにしがみついています。
湧塚/3里河原の分岐を経て、最初の渡渉点に着く、丸木橋が流された後も幾度と鋼鉄の橋が流された場所
最近は石を跳んで渡渉するか、靴を脱いで川を歩くしかないが、この日は運よく石飛で渡渉できた。
湧塚への渡渉地点を振り返る。
難所の渡渉を済ませ、最後の水場を過ぎるとガレ場の急傾斜を登る。
岩や倒木を右に左に避けながら、急傾斜と蒸し暑さに耐えながら登って行くと梯子場に着く
梯子場で一息つくも、尾根までまだ急傾斜の登りが続く
ご褒美の黄イチゴが待っています。
数に限りがあるので、お1人様1粒でお願いします。
濡れた岩場のロープ、いつになく怖かった。
やっとたどり着いて、樹幹から対岸の木山内岳を眺める。
汗ばんだ体に、谷風が心地良い尾根の休憩場
尾根で一休みすると、袖ダキまで続く急傾斜の登りに挑みます。
木の根の助けを借りながら登って行くと、袖ダキをカットする分岐点に到着する。
袖ダキのササユリ見たさに此処まで来たんだから、ショートカット無視して難儀の梯子とロープ場へ向かう。
2段のロープを越えると、展望抜群の袖ダキです。
袖ダキの玄関に到着、?昨年は出迎えてくれたササユリの花が見当たらない!
花どころか、ササユリの株自体がなくなっている、しかも数株あったのが、1株も見当たらない
そう言えば、延岡市のササユリも株毎消えたとか、ササユリに合わない気候だったのかなぁ~
袖ダキから、小積ダキ岩峰を見上げるもガスに隠れていた。
一方、湧塚群峰は?
やった~これぞ大崩山の岩峰群だ
足元はどうなってんの?
へっぴりこしで、足元を覗き、ギャッと叫ぶのだった。
期待したササユリに合えず、気落ちしたまま乳房岩周辺のササユリに期待を込めて歩きを再開
袖ダキ~乳房岩までの間にも、乳房岩周辺にも全くササユリの株を見つける事が出来ませんでした。
袖ダキと乳房岩周辺のササユリは、どこかに引越しちゃったようです。
もしかして、大崩山のササユリを見る事が出来ないのではないかと一抹の不安を思いながら歩き続ける。
湧塚群をパスして山頂直登ルートの分岐点に到着し、連続する梯子を登って下湧塚へ登る。
ちょっとのガスの晴れ間に覗く湧塚群の岩峰の眺めに心から魅了される時である。
梯子場で見た、咲き残りのヨウラクツツジです。
下湧塚の岩峰
あっ ササユリが咲いている。
この日初めて目にするササユリ、こっち向いて~
今年初めてのササユリ、顔が見れずに残念に思いながら中湧塚へと足を向けるとそこに麗人が佇んでいた。
やったぁ~高嶺の麗人とご対面です。
御姉妹でしょうか?
なんともお美しい姿じゃありませんか♪
やっと、ササユリに出逢えてすっかりご機嫌宜しくなった大崩山の山歩きです。
下湧塚からも梯子や大岩を乗り越えたり、大巻きしながらも中湧岩峰の基部に到着する。
ここにもササユリが、顔を寄せて甘い香りを嗅ぐ
中枠塚から上湧塚っを背景に
顔出しはNGだって?もう手遅だよ、何度も披露しています。
時間もオーバーしていることもあって、中枠塚の岩峰のてっぺんには上らず上湧塚を目指す。
ここからが嫌な歩き、折角登って来たのに真下に下るかのようにグングン下って中湧塚の基部を回り込む。
思案橋を渡る。
最低鞍部辺りまで下った時、目の前に風と戯れる山に貴婦人こと”オオヤマレンゲ”の姿が見えた。
ラッキー、例年だとまだこの辺りのオオヤマレンゲは冬眠中なんだが、今年は目覚めが早いようだ。
**オオヤマレンゲは、次回に紹介します。(だしおしみ (^。-))
思わぬオオヤマレンゲに出会い、気分を良くして急登を登り詰めて上湧時底部に到着する。
久しぶりの大崩山だから、上湧塚のてっぺんに登りたかったが、既に大幅に時間超過で断念する。
おにぎりとカップラーメンの昼食を摂ると、食後のコーヒーも飲まずに重い腰を上げてリンドウの丘へ
上湧塚を見上げる、岩峰へは3つのルートがある。
真正面は、ザイルを使っての本格的冷や汗コースです。
大崩山頂へは右、左へ進みリンドウの丘へ
以前は、オオヤマレンゲの大木が沢山花を咲かせて見事でした。
リンドウの丘は、2張りほどのテン場と恐怖のテラスがあり、対岸の湧塚群の絶景が望めます。
この日は、すっぽりガスに包まれていたので、チラ見みでスルーしました。
先の分岐から、20分ほどで山頂からのルートに合流し、木霊返しを経て小積ダキへ直進する。
途中、ヒメシャラが高い梢から見送ってくれました。
小積ダキの分岐、早速ササユリが出迎えてくれました。
袖ダキや乳房岩周辺から姿を消したのが嘘のように、あちこちにササユリの姿が見られた。
ホラッ、今が見頃真っ只中でしょう。
まだ、こんな大粒の蕾もありました。
可愛いね~なんて名前かな?
***小積ダキ周辺には、20株近いササユリがありました。
あれが象岩トラーバース、もう恐怖心が湧いてきた。
時間に急かされて、小積みダキから恐怖の象岩トラバースへと向かう。
その道中にも、ササユリの見送りがあったり、気の抜けないロープ場など変化に富む登山道が続く
象岩の前にもロープでの効果が待っています。
遂に来た象岩トラバース
しっかりワイヤー握って3点確保でねッ
死んでも手を離すな!手を放したらあの世へ直行
見ている方が手に汗握る場所です。
大崩山の山歩きは、象岩の最大難所?を通過すると、後は体力と気力の勝負となります。
大岩を乗り越える梯子とロープ場の連続場に、これでもかこれでもかと30基余りの梯子場に疲労困憊
そん道中、癒しを与え続けてくれたのが、高嶺の麗人さん達だった。
ロープを握っての大岩越え
グレーチングの橋、下を見ると・・・・
高嶺の麗人さんが舞い降りて、乱れ咲き状態でした。
手を伸ばすと届く位置に2輪咲
こっちは3輪咲です。
私は、嫁入り前の1人娘です。
私達3つ子は、早起きしすぎてくたびれちゃいました。
坊主岩(米岩)、登攀当時のハーケンの跡が残っています。
登山道の両脇に沢山のササユリが咲いていて、連続する梯子場も通り過ぎて林道分岐に降りてきた。
時計を眺めると、なんと15時を指しているじゃないですか。(歩き始めて、7時間を経過しています。)
大崩山荘の渡渉点で靴を脱ぐのが嫌で、林道への周回路を選択して下って行く。
林道ルートは、道標のテープも点在しているし、踏み分けもしっかり残っているから安心です。
町道祝子林道へでる。
分岐から、1時間ちょっとで林道終点まで下ってくると、何を血迷ったのでしょうか?
左にUターン状に進むところを、2枚ダキ看板に誘われるかのように直進してしまった。
???と思言いつつ歩き、ハッと間違いに気が付いた時は、7分も歩いた後だった。(涙)ほどを経過していた。
林道終点/県道岩戸線の分岐、右に2枚ダキのプレートがある。
林道終点へ引き返し、長~~い道を歩く事、60分やっと登山口に戻ってきた。
橋から見る滝、水が透き通っています。
無事愛車の待つ登山口に戻ったのは、17:05分となっていました。
行程時間:9時間30分(休憩や昼食と花鑑賞時間を含む)
こんなに長い時間歩いたのは、何年ぶりだろうか?
まだ、長丁場を歩く体力が残っている事が嬉しい山歩きだった。 END
《長編です、先にトイレ済ませてね≫
大崩山のササユリに逢いたくて、梅雨の晴れ間を狙って出かけました。
大崩山のササユリと言えば、土日などは登山道が混雑するほど大人気だが、この日はほぼ独占でした。
登山口を発って最初のチェックポイント大崩山荘へと向かう。
梅雨の晴れ間と有って、湿度が高く気温が上がり始めると、歩き出して間もなく体中から汗が噴き出しビッショリ
最近、カミさんが少し疲れ気味で歩くペースが思うように上がらない、そっと時計を見ながら歩く
静かだった登山口
重装備の時は、泣きたくなるステップの広い階段(設置時,yamahiroも手伝った梯子)
山荘手前の丸木橋、今にも朽ち落ちそうで渡れません
大崩山荘到着は、予定時間から5分遅れになる。
カミさんを休ませることを兼ねて、帰りの渡渉点の水嵩チェックに向かう。(靴を脱がなきゃダメの様だった)
森の中の大崩山荘
トイレが作られていました。
山荘を発って、大崩山の本格的な登りが始まった。
ワイヤーを握っての岩場のトラバース、岩が濡れていて恐怖心と闘いながら慎重に渡る。
岩場のトラバース
怖かったのでしょう、ワイヤーにしがみついています。
湧塚/3里河原の分岐を経て、最初の渡渉点に着く、丸木橋が流された後も幾度と鋼鉄の橋が流された場所
最近は石を跳んで渡渉するか、靴を脱いで川を歩くしかないが、この日は運よく石飛で渡渉できた。
湧塚への渡渉地点を振り返る。
難所の渡渉を済ませ、最後の水場を過ぎるとガレ場の急傾斜を登る。
岩や倒木を右に左に避けながら、急傾斜と蒸し暑さに耐えながら登って行くと梯子場に着く
梯子場で一息つくも、尾根までまだ急傾斜の登りが続く
ご褒美の黄イチゴが待っています。
数に限りがあるので、お1人様1粒でお願いします。
濡れた岩場のロープ、いつになく怖かった。
やっとたどり着いて、樹幹から対岸の木山内岳を眺める。
汗ばんだ体に、谷風が心地良い尾根の休憩場
尾根で一休みすると、袖ダキまで続く急傾斜の登りに挑みます。
木の根の助けを借りながら登って行くと、袖ダキをカットする分岐点に到着する。
袖ダキのササユリ見たさに此処まで来たんだから、ショートカット無視して難儀の梯子とロープ場へ向かう。
2段のロープを越えると、展望抜群の袖ダキです。
袖ダキの玄関に到着、?昨年は出迎えてくれたササユリの花が見当たらない!
花どころか、ササユリの株自体がなくなっている、しかも数株あったのが、1株も見当たらない
そう言えば、延岡市のササユリも株毎消えたとか、ササユリに合わない気候だったのかなぁ~
袖ダキから、小積ダキ岩峰を見上げるもガスに隠れていた。
一方、湧塚群峰は?
やった~これぞ大崩山の岩峰群だ
足元はどうなってんの?
へっぴりこしで、足元を覗き、ギャッと叫ぶのだった。
期待したササユリに合えず、気落ちしたまま乳房岩周辺のササユリに期待を込めて歩きを再開
袖ダキ~乳房岩までの間にも、乳房岩周辺にも全くササユリの株を見つける事が出来ませんでした。
袖ダキと乳房岩周辺のササユリは、どこかに引越しちゃったようです。
もしかして、大崩山のササユリを見る事が出来ないのではないかと一抹の不安を思いながら歩き続ける。
湧塚群をパスして山頂直登ルートの分岐点に到着し、連続する梯子を登って下湧塚へ登る。
ちょっとのガスの晴れ間に覗く湧塚群の岩峰の眺めに心から魅了される時である。
梯子場で見た、咲き残りのヨウラクツツジです。
下湧塚の岩峰
あっ ササユリが咲いている。
この日初めて目にするササユリ、こっち向いて~
今年初めてのササユリ、顔が見れずに残念に思いながら中湧塚へと足を向けるとそこに麗人が佇んでいた。
やったぁ~高嶺の麗人とご対面です。
御姉妹でしょうか?
なんともお美しい姿じゃありませんか♪
やっと、ササユリに出逢えてすっかりご機嫌宜しくなった大崩山の山歩きです。
下湧塚からも梯子や大岩を乗り越えたり、大巻きしながらも中湧岩峰の基部に到着する。
ここにもササユリが、顔を寄せて甘い香りを嗅ぐ
中枠塚から上湧塚っを背景に
顔出しはNGだって?もう手遅だよ、何度も披露しています。
時間もオーバーしていることもあって、中枠塚の岩峰のてっぺんには上らず上湧塚を目指す。
ここからが嫌な歩き、折角登って来たのに真下に下るかのようにグングン下って中湧塚の基部を回り込む。
思案橋を渡る。
最低鞍部辺りまで下った時、目の前に風と戯れる山に貴婦人こと”オオヤマレンゲ”の姿が見えた。
ラッキー、例年だとまだこの辺りのオオヤマレンゲは冬眠中なんだが、今年は目覚めが早いようだ。
**オオヤマレンゲは、次回に紹介します。(だしおしみ (^。-))
思わぬオオヤマレンゲに出会い、気分を良くして急登を登り詰めて上湧時底部に到着する。
久しぶりの大崩山だから、上湧塚のてっぺんに登りたかったが、既に大幅に時間超過で断念する。
おにぎりとカップラーメンの昼食を摂ると、食後のコーヒーも飲まずに重い腰を上げてリンドウの丘へ
上湧塚を見上げる、岩峰へは3つのルートがある。
真正面は、ザイルを使っての本格的冷や汗コースです。
大崩山頂へは右、左へ進みリンドウの丘へ
以前は、オオヤマレンゲの大木が沢山花を咲かせて見事でした。
リンドウの丘は、2張りほどのテン場と恐怖のテラスがあり、対岸の湧塚群の絶景が望めます。
この日は、すっぽりガスに包まれていたので、チラ見みでスルーしました。
先の分岐から、20分ほどで山頂からのルートに合流し、木霊返しを経て小積ダキへ直進する。
途中、ヒメシャラが高い梢から見送ってくれました。
小積ダキの分岐、早速ササユリが出迎えてくれました。
袖ダキや乳房岩周辺から姿を消したのが嘘のように、あちこちにササユリの姿が見られた。
ホラッ、今が見頃真っ只中でしょう。
まだ、こんな大粒の蕾もありました。
可愛いね~なんて名前かな?
***小積ダキ周辺には、20株近いササユリがありました。
あれが象岩トラーバース、もう恐怖心が湧いてきた。
時間に急かされて、小積みダキから恐怖の象岩トラバースへと向かう。
その道中にも、ササユリの見送りがあったり、気の抜けないロープ場など変化に富む登山道が続く
象岩の前にもロープでの効果が待っています。
遂に来た象岩トラバース
しっかりワイヤー握って3点確保でねッ
死んでも手を離すな!手を放したらあの世へ直行
見ている方が手に汗握る場所です。
大崩山の山歩きは、象岩の最大難所?を通過すると、後は体力と気力の勝負となります。
大岩を乗り越える梯子とロープ場の連続場に、これでもかこれでもかと30基余りの梯子場に疲労困憊
そん道中、癒しを与え続けてくれたのが、高嶺の麗人さん達だった。
ロープを握っての大岩越え
グレーチングの橋、下を見ると・・・・
高嶺の麗人さんが舞い降りて、乱れ咲き状態でした。
手を伸ばすと届く位置に2輪咲
こっちは3輪咲です。
私は、嫁入り前の1人娘です。
私達3つ子は、早起きしすぎてくたびれちゃいました。
坊主岩(米岩)、登攀当時のハーケンの跡が残っています。
登山道の両脇に沢山のササユリが咲いていて、連続する梯子場も通り過ぎて林道分岐に降りてきた。
時計を眺めると、なんと15時を指しているじゃないですか。(歩き始めて、7時間を経過しています。)
大崩山荘の渡渉点で靴を脱ぐのが嫌で、林道への周回路を選択して下って行く。
林道ルートは、道標のテープも点在しているし、踏み分けもしっかり残っているから安心です。
町道祝子林道へでる。
分岐から、1時間ちょっとで林道終点まで下ってくると、何を血迷ったのでしょうか?
左にUターン状に進むところを、2枚ダキ看板に誘われるかのように直進してしまった。
???と思言いつつ歩き、ハッと間違いに気が付いた時は、7分も歩いた後だった。(涙)ほどを経過していた。
林道終点/県道岩戸線の分岐、右に2枚ダキのプレートがある。
林道終点へ引き返し、長~~い道を歩く事、60分やっと登山口に戻ってきた。
橋から見る滝、水が透き通っています。
無事愛車の待つ登山口に戻ったのは、17:05分となっていました。
行程時間:9時間30分(休憩や昼食と花鑑賞時間を含む)
こんなに長い時間歩いたのは、何年ぶりだろうか?
まだ、長丁場を歩く体力が残っている事が嬉しい山歩きだった。 END