誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、山・あ・る・記 in 屋久島(2回目) その5

2013-06-02 | 山歩き
 誘われて、山・あ・る・記 in 屋久島(2回目) その5
2013/05/25(土) 晴れ時々曇り
愛子岳1239m

 屋久島4日目は、波の音を聞きながら4:30に目を覚ました。
手早く朝食を摂りコーヒーを飲むと、夕べ涼しい時間に距離稼ぎと5:40愛子岳登山口へと向かった。
登山口に向かう途中、朝日を浴びて愛子岳の岩峰が白く輝いていた。
     
         麓から愛子岳
6:00愛子岳登山口の案内板を入って行くと、殆ど整備されていないとの情報どおり狭い道だ
         
        狭く荒れた登山道  
雨水が流れた登山道は抉れていて、愛子岳の可愛い名前とはかけ離れた荒れた登山道である。
足元に注意しながら緩い傾斜を登っていくと、海抜200mのプレートが現われる。
この200mプレートを境に、強烈な登りが始まった。
日帰りとは言え、気温が高くなる予報と非常時の雨具一式等などで、背負う荷物は10kgは有に超え重たい
木々の間から差し込む朝日が造る自分の影、あまりの急登で自分の頭の影を踏みそうになる

 噴出す汗が額から頬を伝い流れ落ちる、元気な相棒さんの息使いが何時もに比べ荒い様だ
6:30堪らず足を止めて、水補と共に腹式呼吸で息を整える。
3年前はこれほどきつくは感じなかったが、どうやらこの3年間に蓄えたお腹が響いているようだ
5分の小休止の後、歩きを再開するが一向にペースが上がらなかった。
  
 愛子岳の登りは、林の中で全くと言っていいほど展望はなく、只管、急登に耐えて登って行くだけである
7:35汗を滴らせながら、古く朽ち掛けた切株のしるべの木の道標に到着する。
        
        しるべの木 道標でしょうか
急登はまだ続き、見たくはなかった鹿防護ネットを見やりながら登ると、一時傾斜が緩くなってくる
緩い傾斜が下りになった先に、愛子岳唯一の水場があり、40m下った先と書かれていた。
上り返しが嫌だったので、水場には行かず ^。-
        
水場を過ぎると再び急登が待っていて、8:00とまりの木の道標まで急登の連続だった。
とまりの木から正面に、愛子岳の岩峰が白く輝きながら聳えて見え、やっと元気が湧いてきた。
        
        とまりの木?  
            愛子岳の岩峰が見える。
狭くなった登山道、木の枝を掻き分け右に回り込んで進むと、ゴロゴロ石の登りとなり今まで以上の急傾斜となる
ゴロゴロ石の登りは長くは続かないが、何箇所かに太いロープが設置されていた。
        

        
        
私(愛子岳)を制覇しようなんて、ムチを振るっているようだ
 ゴロゴロの石場を抜けると太陽の日差しを浴びながらの岩場登りが待っており、ここの登りもロープと格闘だ
       
          
       
        とまりの木が、真下に見えます。
花崗岩の一枚岩を這いずるようにして登り詰めると、愛子岳が頑張った褒美として360度のパノラマ展望を見せる。
8:35愛子岳1239mの山頂に到着したよ
  
       愛子岳の山頂
       

       
 天柱の太正岳や、昨日歩いた翁岳から宮之浦岳、その後方には薄く永田岳の雄姿が見えた。
35分間、愛子岳の山頂から展望を楽しむと、往路を忠実に下るが岩場は登るとき以上に慎重になった。
この日は天候もよく、風もなかったが、雨天時や強風のときは怖さを感じることだろう
       
        ぎょっ! ヘビ~・・・木の根っこじゃん(^。-;)
       
        ???
 11:00スタート地点の登山口に戻った。
5時間の山歩き、山中で会った登山者は、2組3名の淋しい山だった。
   
         ヤクシマつつじ
        
         ツクバネウツギ
        
         イチゴ? 美味しくなぁ~い (--;)      
        出会った花達
下山後は、屋久島観光を楽しみ、夕方になってモッチョム登山口に移動して夕餉を楽しむ
夕餉には、屋久島の銘酒、三岳を戴きました。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする