誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、雪の大船山

2013-01-08 20:51:19 | 山歩き

誘われて、雪の大船山

 雪山で遊びたいなぁ~♪と、久住は大船山に向かった。
自宅の出発がやや遅れて、ガラン谷登山口到着は9:00と若干遅かった。
牧道の道脇に車を停め、2ヶ所のゲートを乗り越え、25分のコンクリート道歩き

目の前に、大船山が見えたが、雪雲に覆われて山頂は見えず。

 ガラン谷から8分で柳水の分岐に着くと、登山道の雪が目立ち始めてくる。
柳水から板切り分岐までの登り、正月で弛んだ筋肉と氷上遊び道具のザックが重い
冷たく凍えそうな指先とは裏腹に、額と背中には汗が滲み始め歩調を遅くする。

 入山公廟分岐に着くと、足元は殆ど白一色に変わったが、まだアイゼン未装着で頑張る。
道脇の枯た見返り草、そっと根元の雪を払い除けると”霜柱の花”が咲いていた。
ゆっくり観たいのだが、出発の遅れと雪山歩きで、時間が気に掛かり先を急ぐ事にする。

霜柱の花
 10:40鳥居窪に着く、山頂が見え隠れし、霧氷の大船山に期待が膨らむ。
足元の積雪は7cm超で、登山道の足跡にはアイゼンの爪跡が残されている
もう少しノーアイゼンで頑張ってみる事にしたが、10分後には敢無くギブアップ

 アイゼン装着で歩きがやや速くなる。
辺りの木々はすっかり霧氷を纏い、綺麗に着飾ってカメラマンを待ち構えている。
期待に応え様とカメラを向けるも、悴む指先と無常に吹き付ける風に白旗上げる。
 
      霧氷
 いよいよ仕上げの登りに掛かると、積雪も深くなり木々の白さも目に染みる
だが嬉しい事ばかりじゃなく、時折、風に乗った粉雪?霧氷が頬を叩きつける。
泣きを我慢し、霧氷のトンネルを潜りながら、大船山山頂の直下に登り詰める。

       霧氷のトンネル
 11:55無人の大船山山頂に到着する。
  
山頂とえびの尻尾
雲に包まれて、当りは何にも見えない、時折雲の間から米窪が見えただけだった。
証拠写真を撮影すると山頂滞在は数分で、氷結の御池へと下った。

       氷上
 御池は見事に凍結していて、湖上?を対岸まで悠々と渡れた。
いつもなら、俄スイケーターやトド、アザラシショウに興じるが、雪氷に礫に降参
氷上遊戯を諦めて食事を取ろうにも、風に負けて避難小屋跡へと逃げ戻る
やっと、食事場所を見つけて、定番のラーメン定食とぜんざいで暖を取る。

 ん?食事をしていると、時折、お天道様が姿を表し、一時ではあるが視界が広がる
山頂に駈け戻りたかったが、時計は13時を目前としており、諦めて東尾根を下る。
遅発を悔いながら下山していくと、山の神はちゃんと、お年玉を準備していて下さった。
     
下山中に見えた、由布岳と鶴見岳
 東尾根の黒土、ズルズルで苦戦する下りだが、積雪とアイゼンで大助かり
とんとんと下り、今まで何度も探しながら見つけられなかった、鳥居窪の分岐も発見
登りのツキの無さとは裏腹に、次に歩くルートも描きながら”前せり”へと下った。
前せりから、コンクリート道を歩き、2ヶ所のゲートを越えて、車まで戻ったのは
出発して、ちょうど6時間を経過していた。
  
 下山後は、”対地乃湯”で暖まって帰った。
 対地乃湯=¥300(家族風呂もあり)、熱めの湯で内湯と露天風呂
 いい湯でしたよ~♪ お勧めいたします
コメント
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