私はオーディオ製品に憧れ、夢見て
やがて夢を実現して手に入れてきた
「憧れのオーディオ機器」JBL
しかし夢を手にした現実の製品は・・・・・
40年以上昔の事だが、中学2年の時に連れて行って頂いたオーディオフェアーで
初めてJBLのサウンドを聴き衝撃的なサウンドに虜になり、
その後オーディオの深みへ嵌まり込んでしまった青春時代
JBL製品はいつかは手にしたい憧れの製品だらけでした
王者の風格”パラゴン”を始めとして
エレガントで品のある”ハーツフィールド”
力強いサウンド奏でる印象の”オリンパス”
リアルな歌声に驚いた
初めて聞いたスタジオモニターシリーズの”4310”だったが
だが現実に手にした製品は4310ならず
4311Bなる姿形は4310に似ているが
音は天地の違い
天使の歌声と、閻魔大王の叫び声くらい違うスピーカー
注、閻魔大王の叫び声は聞いたことはありませんです
あの憧れのハーツフィールドのゴールドウイングと
オリンパスの、パッシブ方式を使ったL220
これはいい音に決まっている
と勝手に思い込んで、使ってみてびっくり仰天のL220
黒く塗られてはいるがゴールドウイングの裏には、
きっと最強のコンプレッション・ドライバーが収まっていると、誰もが思う
が
ハーツフィールドと同じ金属製音響レンズの裏には、
なんと、コーン型スコーカーLE5が収まっている
しかも、−9とついた、カサついた音のフェライトマグネットのスコーカー
更に、
ウーハーもオリンパスのようにLE15でPR15ではなく
小さいLE14でPR15を動かすので、正直力もなくキレが悪い
まさにハーツフィールドやオリンパスの虎の衣を纏った狐
他のLシリーズは、L40もL26もL150も使ったが、
狐のままの姿でとてもいい製品だったのに
このL220だけは許せないモノがあった・・・・
思い入れもあるので捨てられず使い続けてきたが
この度のようにクオリティーの高いアンプを繋ぐと
虎の威を借る狐の、化けの皮が剥がされ
音の粗が目立つ
ボリュームを上げればあげるほど、粗が目立つ
その原因は明白だ
何度目のエッジ交換の時だろうパッシブのPR15を外して、
思い切ってALTEC 515の励磁改良ユニットを収めて
エキサイターも力強い大型セレン電源で駆動し
オリジナルのウーハーLE14Aを、パッシブ・ラジエーターとして使う事で
軽くも、重くも、よく鳴る、力強い重低音を響かせる
低域は申し分ないスピーカー
高域のオリジナルツイーターは L220唯一の優良ユニット076
このユニットは、075のような太くザラついた音ではなく
滑らかな良い音を響かせるツイーター、問題はない
音の粗の原因は、音響レンズの裏に隠された中域ユニットだと思う
コンプレッションドライバーではなく
13センチのコーンスピーカーLE5ー9が問題だ
L220は元々オリジナルでもLE14Aや076はアルニコだが中域LE5はフェライト
☆注、L220のユニットは全てアルニコだと思っている方もいるようですが中域は最初からフェライトです
明らかに強化した低域と高域についていかない、非力で荒れた中域
シングルアンプを使って、音質が純になればなるほど、中域の粗が目立つ
粗が出るのは当たり前
だいたいにして音響レンズは元々、コンプレッション・ドライバーを使った
ホーンの位相の乱れを、修正したり
至近距離で試聴した場合の拡散が目的で作られたもの
至近距離視聴を可能にする為、JBLは様々な事を行なっている
音の強いモニター系のコンプレッションドライバー
375はイコライザーの素材を、何と音を殺すプラスチック製で作ったり
金属音響レンズで有名な、蜂の巣HL88などは、レンズの裏にフェルトを貼って音を殺していた
高音質を誇る強力なコンプレッションドライバーを、
なんとか至近距離で聴くために様々な工夫がなされたものだが
このL220の、LE5コーンスピーカーに、金属製波形音響レンズは
音的には、全く意味が無く
程よい金属の音を付け加えるだけで、
音響レンズの意味は全く無い
はっきり言って100害あって一利なしの音響レンズ
意味がないのに何故このようなレンズがついているかと言うと
「あの憧れの製品についているのと同じレンズだぞ、そそるだろ〜」
と誰かが売る為に取り付けた、見た目だけ
さもコンプレッションドライバーを使って
いるかのようなデザインに騙され、
当時、購入したのは私だけではないと思うが
・・・・・・
よし、何とかしよう
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